避難所で持て余される古着や本 善意がミスマッチとならないために

 その善意、送る前に確かめて――。

 能登半島地震の被災地に向け、生活用品や食料などが次々と送られている。しかし、過去の災害では、被災者のニーズに合わない物資が大量に届く「ミスマッチ」も起きた。29年前の阪神・淡路大震災でこうした経験をした人から、SNSを通じて読者と記者がつながる#ニュース4U取材班に投稿が届いた。

 「古着は、必要とした人がいたかどうか疑問でした」。東京都の女性(63)は振り返る。

 当時住んでいた兵庫県芦屋市で被災した。子どもが通う小学校が避難所となった。空き教室には、古着の詰まった段ボールが放置されていた。

 「善意で送られた物でも、被災者がみんな古着を必要としているわけではない。ショックでした」。引き取り手のない古着の「その後」は分からないという。

個人による物資の支援が本当に役に立っているか。最近、日本図書館協会が公式サイトで呼びかけた内容は話題になりました。

 「被災地、特に避難所に直接…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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