部下の横領 「過失」で3千万円請求された元上司が取り消し求め提訴

 三重県南伊勢町で昨年発覚した町立南伊勢病院の元職員による1億6千万円超の公金横領。元職員の広出翔被告(39)=業務上横領罪で公判中=とともに、町から損害賠償の命令を受けた元上司4人のうち1人が、命令の取り消しを求める訴訟を津地裁に起こしたことを明らかにした。

 訴えを起こしたのは、病院の元事務長の男性。男性によると、提訴は20日付。

 町は、刑事手続きとは別に内部調査を実施。さらに、上司らの過失責任の有無を検討するため第三者による外部監査と、内部監査も実施した。

 その結果を受け、町は今月、横領をしていた広出被告に1億1795万円、病院事務長ら元上司4人に計5055万円の損害を賠償するよう命令を出した。監査結果で、4人は職責として「求められる注意を怠った」などとされ、過失責任を問われていた。

 今回、訴えを起こした男性は…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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