都外中学に通う生徒の都立高受験、要件見直し 家庭の事情の差を解消

 2024年春の東京都立高入試で、在籍する中学校や家庭の事情によって異なる点があった応募資格や必要な手続きが、見直されることになった。

 これまでは、都内在住で都外の中学に通い、都立高を受験する場合、父母の一方のみと同居している場合には公的な証明書類の提出が求められていた。また、両方と同居しない場合は、受験資格が得られなかった。来春からは、都内中学に通う生徒と同じ条件で受験できる。

 都教育委員会によると、応募資格については、在籍する中学校長が確認するか、書類提出による資格審査をしてきた。都内の中学に通う場合、同居するのが父母の一方のみでも、校長による確認で受験ができた。両方と同居していない場合は、校長が理由などを書いた「具申書」を願書と一緒に提出していた。

 家庭の事情や私立中への進学などで神奈川県千葉県など都外の中学に通う生徒は、単身赴任などで父母のどちらかが同居していない場合、応募資格審査を受ける必要があった。たとえば離婚調停中での別居であれば、「事件係属証明書」などの提出を求めていた。

 こうした状況について、中高…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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