重症者増の可能性大 忽那医師「忘年会はオンラインで」

 新型コロナウイルス感染症は「第3波」とも呼ばれ、全国の新規陽性者も重症者数も過去最高を更新しました。「感染者数を減らさねばならない」。国立国際医療研究センター(東京都新宿区)の忽那(くつな)賢志医師(41)は警鐘を鳴らします。「第2波」とどのような点が違うのか。今、気をつけるべきことは何か。オンライン会議システムを使い、11月30日に聞きました。

 ――2波との違いをどうみていますか。

 夏の2波は東京都内の繁華街のクラスター(感染者集団)から始まり、全国に波及しました。若い世代の感染者が圧倒的に多かったのが特徴です。そのため軽症の患者が多かったのです。それがほかの世代や地域に幅広く広がり、数が増えてきたのが今の状況です。特定の集団にとどまっていません。中高年の感染者割合も2波より高くなり、重症者が増えているのです。

 ――重症者は増え続けるのでしょうか。

 現在のところ、新型コロナを発…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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