銀座で仮面3人組が強盗か、身柄を確保 目撃者「ドラマの撮影かと」

【動画】銀座の時計店で強盗事件があり、関与したとみられる男を警察官が確保した=読者提供、増山祐史撮影

 8日午後6時20分ごろ、東京都中央区銀座8丁目の時計店で、「強盗が入っているようだ」と目撃者の男性から110番通報があった。警視庁によると、3人組がショーケースをたたき割り100点以上の腕時計を奪って逃走。同庁が行方を追ったところ、逃走に使ったとみられる車両を東京都港区内でみつけ、近くにいた4人を確保した。銀座の事件との関連を調べる。

 築地署によると、ロレックスを専門に扱う時計店「クォーク銀座888店」に3人組が押し入り、店員に対してナイフのような刃物を示して「伏せろ、殺すぞ」と脅迫。バールのようなものでショーケースをたたき割ると中にある腕時計を奪って外に止めていた車で逃げたという。いずれも仮面のようなものを着け、上下黒っぽい服装だった。

 目撃した50代男性によると、「カーン」と何かが割れる音が聞こえ、音がした方向を見ると、白い仮面をかぶった複数人が店内のショーケースをたたき割っていた。この人物らはケースから取り出した商品を手早く袋のようなものに詰めると、店の前にとめた白いワンボックスカーに乗り込んで立ち去った。

 男性によると、店外にいた女性が手でドアを押さえ、押し入った人物らを外に出さないようにしたが、バールのようなものを振りかざされ押し返されたという。一連の出来事はわずか5分ほどだったといい、男性は「普段から人気店で人通りも多い。初めはドラマの撮影かと思った。本当の事件だとしたら恐ろしい」と話した。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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