銚子マリーナで発見の遺体、刺し傷多数 殺人事件と断定

 千葉県銚子市の銚子マリーナに停泊中の船から身元不明の遺体が見つかった事件で、県警は司法解剖の結果、遺体は30~50代程度とみられる女性で、死因は不詳と19日発表した。胸や腹などに多数の刺し傷などがあり、死後数カ月から1年程度以上。県警は殺人事件として捜査している。

 遺体は鋭利な刃物のようなもので刺されたとみられる刺し傷が多数あり、深さ15センチ以上のものもあった。捜査関係者によると、船の契約者と所有者はネパール人の男性。契約者の男性は入国管理局に収容されているという。県警はこの男性が何らかの事情を知っているとみて話を聴いている。

 遺体は身長約157センチで、黒色の髪の毛が抜け落ちていたという。施錠された船室内の木箱から衣服を身につけていない状態で発見された。全身がブルーシートに包まれ、足を折り曲げた形で腐敗が進んでいた。船は日本籍で、約2年前から外国人の所有者と連絡が取れず、当初は係留していたが1年ほど前にマリーナの管理者が陸揚げしたという。(多田晃子)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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