長嶋一茂、玉川徹氏からプロ野球を引退した時の心境を聞かれ「絶望です。本当に不安が襲ってきて明日からどうしようと…」(スポーツ報知)

 20日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)で、政府の全世代型社会保障検討会議で安倍晋三首相が中間報告で「労働については70歳までの就業機会確保について事業者に努力するを求める法案を次期通常国会に提出します」と事実上、70歳定年制へ動き出したことを特集した。

 番組では、70歳定年時代到来で私達の老後はどのように変わっていくのかをテーマに議論した。今回の中間報告では、年金受け取り開始時期の選択肢を70歳から75歳まで引き上げる、兼業副業の環境整備なども提案された。政府の狙いは「人口減少に伴う労働力不足の解消」、「年金税金などの社会保障の担い手の確保」があると伝えた。

 スタジオでは「70歳定年制」について議論。その中で話題は同じ会社で働き続けることなどが話題となった。それに関連し、コメンテーターで同局の玉川徹氏が「一茂さんに個人的に聞きたいの。一茂さん、サラリーマン1回もやったことないでしょ? だけど強制的なルールチェンジが訪れるのは分かっていたわけじゃないですか。プロ野球選手を50代、60代までできないのは分かっていたでしょ? 30代ぐらいで引退するってことになったときに、次どうやって生きていこうって迫られたでしょ?今サラリーマンが多く置かれているのは、ルールチェンジになったらどうしようっていうところに置かれているんです。参考になると思うから、プロ野球選手を辞めるときにこれからどう生きていこうってどういう風に考えたの?」とコメンテーターでタレントの長島一茂に尋ねた。

 これに一茂は「それは自分の気持ちのなかで来たのは絶望です」と明かした。その上で「自分が小さいときからバットとボールを持っていれば安心だったんです。安心、安定って僕の場合はバットとグローブだったんです。それを取り上げられたんです、自分がいけないんだけど。そうなったときに本当に不安が襲ってきて絶望、明日からどうしようと」とコメントした。

 その上で「遊びがそのまま職業になったんです。ずっとやれないことは分かっていたけど、プロ野球選手に限らずアスリートって今なんです。今何ができるかって日々費やしていくから」と持論を展開した。引退し職業が変わった時に「たまたまテレビの世界が幸運にもあったんですけど…不安定じゃないですか?この世界。僕は不安定が好きなんです、基本的に。不安定で揺れ動きながら行くのが好きなんで安心安定を求めたくない。常に不安定で刺激を受けて何か起きた時に自分が対処して」と自らの生き様を明かしていた。

 続けて玉川氏から引退しタレントに転身した理由を聞かれ「成功する見通しがあったの?」との質問に一茂は「まったくないです。成功させようと思ってその時入っていない。その時にお金が欲しかった、家賃払えないんで住んでいるところの」と明かした。

 その上で「タレントとして行ったらその場で当時、まだ30年前で取っ払いとかあったから、えっこんなにもらえるのって、家賃賄えるなみたいな、すっごい安易なところから。あとは何度も言うように明石家さんまさんの助言もあった」と振り返っていた。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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