開発局の前所長を逮捕 官製談合防止法違反などの疑い

 国土交通省北海道開発局士別道路事務所発注の国道補修工事をめぐり、指名競争入札に参加予定だった業者を不正に排除したなどとして、北海道警は26日、同事務所の前所長、松久浩容疑者(58)=札幌市中央区=を官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕し、発表した。

 松久容疑者に業者の排除を頼んだとして、札幌市の北王設計コンサルタント社長、山秀一容疑者(71)=同市豊平区=も公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した。道警は両容疑者の認否を明らかにしていない。

 捜査2課によると、松久容疑者の逮捕容疑は、所長だった2020年7月の美深町の国道補修工事の設計業務に関する指名競争入札で、指名予定の業者リストを山容疑者に漏洩(ろうえい)した上で、北王設計に有利になるよう一部の特定業者を排除するなどして、北王設計に落札させたというもの。

 入札には10社が参加し、北…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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