北海道警帯広署は29日、帯広市の70代女性が約4080万円の特殊詐欺(架空請求詐欺)の被害にあったと発表した。
署によると女性は6月中旬、防犯協会を名乗る男から「あなたの名前がボランティアに登録されている。辞めるなら他の人を探す」という電話を受けた。その後、「代わりの人が見つかった」「この『お客様番号』を伝えて」などと言われたという。
ところが、代わりになったと名乗る人物に「お客様番号」を伝えたところ、関係者という人物から「なぜ番号を教えたのか」などと言われ、弁護士費用名目などで8月下旬にかけて5回にわたり、計4千万円を指定された福岡県の住所に宅配便で送付させられた。さらに数回、コンビニで電子マネー約80万円分も購入させられたという。
女性が関係先に問い合わせて該当の人物がいないことから、今月17日に同署に被害を相談して発覚した。同署は「『宅配で現金を送れ』は詐欺。すぐに警察に相談を」と呼びかけている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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