阿蘇山麓・北外輪山の一斉野焼き、観光客らの立ち入りを全面規制

 草原を守るための野焼きは観光イベントではありません――。熊本県阿蘇市は24日、同市内の阿蘇山麓(さんろく)や北外輪山で予定されている一斉野焼きについて、今年から通行規制を拡大強化して、観光客や写真愛好家らの立ち入りを全面規制すると発表した。

 26日に実施予定の阿蘇山麓では、阿蘇パノラマラインのうち米塚南側を通る区間を午前9時から午後3時まで全面通行止めにする。阿蘇駅前から阿蘇山上に向かう区間も通行はできるが、駐停車は認めない。

 米塚周辺では詰めかけた写真愛好家らが牧野に入るなどして作業の妨げになり、牧野組合から規制を求める声が強まっていた。

 3月5日には野焼きエリアを通る県道北外輪山大津線(ミルクロード)や同阿蘇公園菊池線(菊池阿蘇スカイライン)、やまなみハイウェイなどが、午前10時(一部9時)から午後3時まで一部通行止めになり、観光地の大観峰にも行けなくなる。

 昨年までは規制時間をずらし…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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