集団接種中止の大阪市 「どんどん供給されると思った」

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本多由佳、浅沼愛

 国からの新型コロナウイルスワクチンの供給不足をめぐり、大阪市はニーズが高い診療所などでの個別接種を継続するため、区民センターなどでの集団接種を取りやめる。政府方針に沿って接種の迅速化に取り組んできたが、方針転換を迫られた形だ。

 松井一郎市長は12日の記者会見で、「市民の皆さん、接種にご協力いただいた医療従事者や関係者の皆様に、混乱を招き、大変ご迷惑をおかけしました」と陳謝した。

 6月下旬~7月上旬の1週間あたりの配送量は、約1700カ所での個別接種向けに17万~18万回分、約40カ所の集団接種向けに4万回分だった。松井市長は「個別接種のニーズが高いので、個別接種を残すと判断した。ワクチンは個別接種分だけでも足りないので、集団接種の再開のめどは立たない」との認識を示した。

 その上で、「接種態勢をどん…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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