震災で壊れた噴水 ガラス10万点が生む「映え」の世界

 昭和のような、海外のような、不思議な雰囲気を醸し出すガラスのテーマパーク。中に入ると、「映え」の世界が広がっていた。

拡大する昭和の雰囲気が漂うサハラガラスパークの入り口=2020年10月9日、岩手県一関市、小玉重隆撮影

 木々が色づき始めた景勝地・厳美渓(げんびけい)に沿って歩いていると、突然、そこだけメルヘンな世界が広がっていた。先に進むと、オレンジや黄色、ピンクなどのステンドグラスが施された「噴水」が出迎えてくれた。

拡大する東日本大震災で壊れたままのガラスの噴水=2020年10月9日、岩手県一関市、小玉重隆撮影

 ただ、水は出ない。「排水設備や電気関係も壊れてしまって……」とサハラガラスパーク取締役支配人の野村実さん(60)。9年前の東日本大震災で壊れ、そのままにしてあるという。

拡大する大きなガラスの時計=2020年10月9日、岩手県一関市、小玉重隆撮影

 独特の味わいのこの施設。国内外から集められた約10万点のガラス製品が展示・販売され、ガラス工房やカフェもある。ガラスの2次加工や販売を担った創業者が、世界を回って収集したものを見てもらおうと開館した。野村さんは「創業者が気に入った風景が園のモチーフとなっている」と話す。

拡大するサハラガラスパークの「ガラスの小道」=2020年10月9日、岩手県一関市、小玉重隆撮影

 施設は1993年の「平成生まれ」だが、どこか昭和の香りが漂う。そんなレトロな雰囲気にひかれて、写真を撮りに訪れる人が増えている。SNSには「#サハラガラスパーク」があふれ、今年1月に投稿された写真には5万件を超える「いいね」が集まった。

 一番人気は赤や青、黄色の屋根や壁に囲まれた「ガラスの小道」。「それいいね、かわいい~」。女性4人がランプや鏡の前で歓声を上げながら写真や動画を撮っている。光が差し込むと、地面が色とりどりに染まった。

記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員限定のプレゼントもあります。

拡大するさまざまなガラス製品が売られている=2020年10月9日、岩手県一関市、小玉重隆撮影

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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