青森県三沢市の養鶏場で鳥インフル 過去最多137万羽の殺処分開始

土肥修一

 青森県は15日、同県三沢市養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたと発表した。県は飼育されている約137万羽の採卵鶏の殺処分を始めた。農林水産省によると、殺処分数としては全国で過去最多。殺処分と埋却には1カ月半程度かかる見通しで、県は自衛隊へ災害派遣を要請をした。

 県によると、14日午前11時55分ごろ、養鶏場から「死んでいる鶏が増えている」と十和田家畜保健衛生所に連絡があった。簡易検査をしたところ、13羽のうち11羽が陽性と判明。遺伝子検査で高病原性が疑われる「H5亜型」の感染がわかった。県は15日、対策本部会議を開き、三村申吾知事は徹底した防疫措置を指示した。

 県内で飼育されている採卵鶏は約650万羽。当該の養鶏場が飼育しているのはその2割強にあたる。

 殺処分対象の数はこれまで、2020年の千葉県いすみ市の116万羽が最多だった。(土肥修一)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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