青葉被告が小説を書き始めた理由とは 京アニ事件に至る経緯を説明

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光墨祥吾 西崎啓太朗

 2019年7月、京都アニメーション第1スタジオ(京都市)に放火して社員ら36人を殺害したなどとして、殺人など五つの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判の第4回公判が京都地裁であり、弁護人からの被告人質問が続いた。被告が30代の頃に小説を書き始め、京アニに作品を応募しようとした経緯を説明した。

 青葉被告によると、小説を書き始めたのは2009年。07年に窃盗事件などで有罪判決を受けた後、兄の紹介で働き始めた郵便局内で、自身の犯罪歴が周囲に知られていると感じたのがきっかけだったという。

 「犯罪がばらされると生活がその都度不安定になる。実力さえあれば、小説に全力を込めれば暮らしていけるのではないかと思った」

 郵便局を3カ月で辞め、生活保護を受けながら「昼夜逆転の生活」が続く日々。「夜に京アニのアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)』を見て、小説を書こうと思った」という。

「下りではなく、上りのエスカレーターに」

 その後、京アニが創設したば…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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