静岡のバス横転、逮捕の運転手「ブレーキきかず」 事故前に添乗員に

 13日午前11時50分ごろ、静岡県小山町須走の県道(ふじあざみライン)で、「観光バスが横転した」と110番通報があった。県警によると、乗客で埼玉県入間市東町5丁目、無職枝川恵美子さん(74)が死亡し、60~80代の3人が重傷を負うなど乗客・乗員計35人が負傷した。県警は、バスを運転していた野口祐太容疑者(26)=埼玉飯能市=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。今後、過失運転致死傷容疑に切り替える。

 御殿場署によると、バスには30~90代の乗客34人のほか、運転手の野口容疑者と女性添乗員1人が乗っていた。亡くなった枝川さんは友人らと訪れ、右側の座席に座っていたという。

 バスを運行していた飯能市の「美杉観光バス」は13日夕に東京都内で記者会見した。バスは埼玉県から富士山に向かう日帰りツアーで、当時は富士山5合目を観光後、ふもとへ下りる途中だったと説明した。事故後に添乗員から聞き取ったところ、「運転手が横転前に『ブレーキがきかない』と話していた」と証言しているという。

 現場は5合目から約5キロ下…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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