顔認証で改札通過も、JR大阪駅新ホーム うめきたで18日開業

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松岡大将 松永和彦

 JR大阪駅の新しい地下ホームが18日、駅北側のうめきたエリアに開業する。顔写真を登録して改札を通れる「顔認証改札」など最新技術を使用。現在は大阪駅に止まらない関西空港発着の特急「はるか」が停車するようになる。和歌山方面への特急「くろしお」やおおさか東線も乗り入れる。開業を前に16日、構内が報道陣に公開された。(松岡大将、松永和彦)

ホームドアや案内板にも最新技術

 JR西日本は、地下ホームを2025年の大阪・関西万博の際の「玄関口」と位置づけ、顔認証改札のほかにも新しい技術を盛り込んでアピールする。

 デジタル式の案内板を組み込んだホームドアは、列車のドアの位置に合わせて開く場所が変化し、どんな編成の列車が止まっても対応できる最新技術という。スマートフォンに登録して近づくと、その人にあった案内表示が出るデジタル案内板も設置した。AI(人工知能)を使った音声認識での切符販売などのサービスも始める。

 JR西は、開業時の1日の乗降者数を約1万2千人と見込む。31年春には、「なにわ筋線」が整備され都心部と関西空港のアクセスが一層よくなる。阪急電鉄も同時期をめどに新線を乗り入れる計画を明らかにしている。

■複雑なダイヤ支える「スジ屋」の職人技

 新たな地下ホームは、特急や普通列車、貨物列車など多様な列車が行き交う場所になる。緻密(ちみつ)なダイヤをつくったのは、JR西日本でこの道5年目となる斉藤満さん(42)だ。

 ダイヤを作る人たちは業界で…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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