首位打者は京大生 武器はデータ「勉強も野球も同じ」

ひと 徹底したデータ分析で関西学生リーグ首位打者になった 北野嘉一さん(20)

 京都大硬式野球部は今秋、関西学生リーグで2000年秋以来ずっと「定位置」だった最下位を脱出し、4位になった。外野手の北野嘉一さん(20)は、打率4割5厘で首位打者に輝き、躍進に貢献した。その「武器」は徹底した相手投手の研究。通学の電車内でも、データの「予習」や、自身の打撃の「復習」に励んだという。

 ノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰さんと同じ大阪・北野高出身の農学部3年生。他大学では裏方に任せることが多い相手投手の研究をチームメートとともに担った。10試合以上のデータを集め、カウントごとの配球を表計算アプリでグラフ化。動画も繰り返し見て、グラブの動きの癖など特徴をまとめ、成果は仲間にプレゼンして共有した。

 この投手の初球は80%が直球…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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