首相官邸で発表なぜ? 小泉流「劇場型結婚」との指摘も

 7日午後、自民党の小泉進次郎衆院議員とアナウンサーの滝川クリステルさんが首相官邸で行った結婚報告「会見」は、テレビ各局が生放送している情報番組の時間帯に重なり、全国に生中継された。テレビメディアを最大限に利用したようにも見える結婚報告。識者からは「一本取られた」との声があがる。

 「こういう官邸という場で、私ごとで大変恐縮ですけど、私もようやく結婚をすることになりました」。安倍晋三首相や菅義偉官房長官との面会を終えた小泉議員は、来客のチェックなどをするため官邸の入り口で待機していた記者団の前に現れると、こう切り出した。

 岩屋毅防衛相の会見の様子を伝えていたTBS系「ひるおび」が午後1時45分、急きょ画面を官邸に切り替え、始まったばかりの報告の生中継を始めると、フジテレビ系「グッディ」や、日本テレビ系「ミヤネ屋」なども続々と生中継に切り替え、なれそめなどを語る2人の様子を伝えた。質疑は10分ほど続いた。

 小泉議員によると、6日と9日は原爆の日にあたるため、「このような私事を発表や報道が当たってしまうっていうのは、それは避けなくてはいけないなということを考えたときに、突然のことではありますけど、これも計算じゃなくて、今日だなと」考え、7日を選んで官邸を訪れたという。「今日の午前中に官房長官に私からお電話をして、本当に今日の今日で、大変申し訳ないんですけど、今日お時間ありませんかということで、いただいた次第です」とも説明した。

 この「戦略」について、「一本…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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