高級リゾート会社7億円申告漏れ、租税回避税制に抵触 国税指摘

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花野雄太 保坂知晃

 伊豆などに高級リゾートを展開する会社が名古屋国税局税務調査を受け、2022年5月期までの5年間で法人税など約7億円の申告漏れを指摘されたことが関係者への取材でわかった。海外から調達した資金の一部利子の税務処理について、国際的な課税逃れを防ぐための「過少資本税制」に抵触すると判断した模様だ。過少申告加算税などを含め追徴課税は約2億円という。

 この会社は「R&Mリゾート」(静岡県三島市)。取材に対し、「同税制のルールを見落としていた。指摘を受けて修正申告し、既に納税を済ませた」とした。

 同社は、徳川家ゆかりの老舗旅館を和風リゾートに再生した「東府や」(静岡県伊豆市)や、旧財閥系ホテルをリノベーションした「赤倉観光ホテル」(新潟県妙高市)を運営。人気リゾートとして雑誌などで紹介されている。

 同社によると、同社は事業資…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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