高齢男性を280メートル引きずり死亡させた疑い 飲酒ひき逃げ容疑

高嶋将之

 酒に酔って車を運転して死亡事故を起こしながら逃走したとして、警視庁は7日、大工の男(69)=東京都練馬区=を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、発表した。男は「酒を飲んで車を運転した。自転車に接触したかどうかは分かりません」と一部否認しているという。

 光が丘署によると、男は4日午後3時15分ごろ、東京都練馬区旭町3丁目の区道で、アルコールの影響で正常な運転が困難な状態にもかかわらずワンボックスカーを運転。同じく車道を自転車で走行中の埼玉県和光市の男性(79)をはねて、そのまま逃走した疑いがある。男性は現場から約280メートル先の路上まで引きずられ、胸などを打って死亡した。男性の自転車はさらに約1キロ先の路上で見つかったという。

 現場は中央線のない直線道路で、署は防犯カメラなどの捜査で男の容疑を特定したとしている。現場付近の駐車場の事故前の映像で、男がふらふらしながら車に乗り込む姿も残されていたことから、署は男が車を正常に運転できる状態ではなかったとみている。(高嶋将之)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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