(多事奏論)立子山に学ぶ 子孫信じて残した教育 駒野剛(朝日新聞デジタル)

 「児孫(じそん)のために美田を買わず」。昨年の大河ドラマ「西郷(せご)どん」の遺訓にある言葉だが、日本国は美田という財産どころか膨大な借金の塊を子孫に残そうとしている。
 2018年度末の国債発行残高は883兆円、4人家族で2800万円近い借金を背負わされている計算になる。大半は大人の世代が積み上げたもので、子どもたちや、これから生まれる世代に責任はない。
 道路や学校など社会資本に使う建設国債は資産として残るが、歳入不足の穴埋めの赤字国債には、その裏打ちすらない。
 それでも平気で借金を積み重ねるのは、日本の宿痾(しゅくあ)なのだろうか。…… 本文:1,588文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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