(社説)月着陸50年―宇宙利用に新たなルールを(朝日新聞デジタル)

 米国アポロ11号の飛行士が、人類史上初めて月に降り立ってから50年の時が流れた。
 米ソ対立が深刻化するなか、宇宙開発で後れをとった米国が膨大な金と人を投じて実現させたのがアポロ計画だ。冷戦時代の象徴といえるが、一方で計画を明らかにした当時のケネディ大統領は、一般向けの15分余の演説で「平和」という言葉を5回用い、月着陸がもたらす「新しい希望」にも触れていた。
 その米国が、再び月に人を送り込もうとしている。見すえるのはそこにある資源の開発と利用だ。夢や理想は後景に退き、むき出しの国益が語られる。

 ■交錯する利害と思惑
 きっかけは今年3月のペンス副大統領の演説だった。…… 本文:1,938文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

朝日新聞社



Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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