MDMA1万錠を飛行機で密輸か 米国籍の容疑者を逮捕

 合成麻薬MDMA約1万錠を空路で密輸したとして、福岡県警は25日、米国籍のザッカリーページ・アーノルド容疑者(68)を麻薬取締法違反(営利目的輸入)の疑いで緊急逮捕したと発表した。門司税関は同日、関税法違反の疑いで福岡地検に告発。「運ぶように言われただけで中身は知らなかった」と容疑を否認しているという。

 発表によると、今月11日午後0時40分ごろ、フランスから韓国を経由して福岡空港に到着した際、MDMA約1万錠(約4・7キログラム、末端価格約4千万円相当)をスーツケースに隠し、密輸した疑いがある。粘着テープで巻かれたポリ袋に入れられ、二重底状のスーツケース内の板の下に隠されていたという。税関の職員が荷物の多さなどを不審に感じて発覚。「運び屋」とみて調べている。

 税関によると、福岡空港に手荷物で持ち込まれたMDMAの量としては過去最多。財務省によると、今年上半期(1~6月)に全国で摘発されたMDMA(同種の合成麻薬を含む)の密輸事件は48件で、押収量は約2万7千錠。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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