14歳が22歳に指示、渋谷駅に不審物置いた容疑 「恒心教」と供述

 東急東横線渋谷駅に不審物を置いて駅員らの業務を妨害したとして、警視庁は山梨県笛吹市の中学生の少年(14)を威力業務妨害容疑で書類送検し、住居不定、無職の東翔也容疑者(22)を同容疑で逮捕し、19日に発表した。2人とも容疑を認めているという。

 捜査1課によると、2人は共謀して昨年8月25日午後2時40分ごろ、同駅のホームに「シャブの件と設置したbombに関して」などと書かれた文書を貼った段ボール箱を置き、駅員らに通行人の安全確保をさせるなどして業務を妨害した疑いがある。

 少年は、ネット掲示板で10万~50万円で「闇バイト」を募集し、応じた東容疑者に指示していたという。少年は、ネット上で特定の弁護士への嫌がらせなどをする「恒心(こうしん)教」を挙げ、「恒心教のコンテンツを盛り上げたかった」と供述。段ボールにはこの弁護士の顔写真が貼られていたという。

10万~50万円で「闇バイト」募集、報酬支払われず

 2人に面識はなかった。報酬は支払われなかったという。2人は都外でも同様の事件に関与したと同課はみている。

 昨年には岡山県内や札幌市内で不審な段ボールが置かれる事件があり、闇バイトに応募した女らが逮捕された。

 恒心教をめぐっては昨年1~5月、全国の学校や自治体、企業への爆破予告が相次ぎ、警視庁が20代の男2人を威力業務妨害などの疑いで逮捕し、起訴されている。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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