2020年も「半分終わり」。新型コロナが話題を独占した半年間を振り返る。クルーズ船、緊急事態宣言、アベノマスク、甲子園……。(ハフポスト日本版)

日本のTwitterでは「半分終わり」がトレンド入り。そう、6月30日でちょうど2020年は折り返し地点を迎えることになるのだ。 上半期を振り返れば、重要なニュースは数多くあった。検察庁法改正案に反対の声が相次ぎ廃案となったり、「Black Lives Matter」がアメリカから世界に広まったり… ただ、新型コロナが世の話題をほぼ独占してきたことは否めない。この半年のコロナ騒動をまとめてみた。

1月:「新型コロナ」がニュースに登場

「新型コロナウイルス」という単語がニュースに登場したのは1月9日。 中国・武漢市で発生していた“正体不明の肺炎”について、中国政府が「新型コロナウイルスが検出された」と発表した。当時は「SARSではないか」という推測もあったが、この時点で否定された。ただ、ヒトからヒトへの感染はまだ確認されておらず、世界中に広がることを予見できた人は少なかったのではないか。 また、中国政府はこの6日前の1月3日には、すでにコロナウイルスの存在を把握し、情報の封じ込めを行なっていたという指摘もある。 武漢市の都市封鎖が実施されたのは1月23日。市民は街の外に出る手段を失い、この状態はおよそ2カ月続くことになる。 1月28日には、日本人初の感染者も出たと発表された。武漢市からのツアー客を乗せたバスの運転手(60代男性)だった。中国では1月25日に春節(旧正月)を迎え、正月休みを利用した観光客が大勢日本を訪れていた。

2月:クルーズ船に揺れた列島

2月1日に乗船していた香港人男性が感染していたことが発表されると、2日後には横浜港に到着。厚労省や専門家は、乗客を船内に留めたまま感染症対策を取るという難しい状況に置かれた。 船内の感染は拡大し、6月29日時点の発表で乗員乗客合わせて712人が感染し、13人が死亡した。 また、感染症対策の専門家・岩田健太郎氏(神戸大学)が船内に入り、感染症対策について「どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別がつかない」などとYoutube上で批判する一幕もあった。 検査で陰性が出た乗客の下船が始まったのは2月19日。厚労省は下船後も元乗客に対し健康面でのフォローアップを続けていた。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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