250メートルの糸電話「日本最長」認定 県境またいで小学生が会話

 「日本最長の糸電話」を達成したとして、日本記録の公式認定証が22日、山口県下関市立養治小学校(藤川信利校長、児童数105人)に贈呈された。同小の児童らは昨年12月にあった関門橋開通50周年記念イベントで250メートルの糸電話を成功させ、これまでの日本記録242・626メートルを7・374メートル更新した。

 昨年のイベントは、下関市と北九州市を結ぶ「関門トンネル人道」内で、同小の3、4年生約30人と、北九州市立門司中央小3年生約30人が県境をまたぐ糸電話の会話で交流。「フク」「タコ」などの合言葉を伝え合って記録を更新。その後、日本記録認定協会に申請していた。

 22日の贈呈式では、先週に下関市役所に届いたばかりの「日本記録」の公式認定証が養治小3、4年生の児童に手渡された。

 代表して受け取った4年生の北丈比古(たけひこ)さん(10)は「糸電話で250メートルも声が届くことにびっくりした。北九州の人たちと初めて授業が出来てよかった」。3年生の長嶋風斗(ふうと)さん(9)は「理科の授業で音が糸を伝わって聞こえることを知っていたが、250メートルは無理だと思っていた。日本記録を達成できてすごくうれしい」と喜んでいた。(白石昌幸)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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