72歳の軽乗用車が19歳の男女2人はね、男性死亡 福島県鏡石町

斎藤徹 滝口信之 酒本友紀子

 15日午後3時50分ごろ、福島県鏡石町中央のJR鏡石駅のロータリーで、軽乗用車が19歳の男女2人をはね、駅の庁舎に衝突した。県警によると、男性が搬送先の病院で死亡し、女性は意識不明の重体。

 須賀川署は軽乗用車を運転していた同町本町のパート従業員、面川秀子容疑者(72)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。「けがをさせてしまったことは間違いない」と容疑を認めているという。署は同致死傷に切り替えて調べる。

 県警によると、2人はロータリーに停車中の自動車教習所の送迎バスから降りたところで、軽乗用車にはねられたという。2人は県外在住で免許取得のために滞在していたとみられる。

 事故現場のJR鏡石駅では、駅舎に突っ込んで前部が大破した軽乗用車の周辺を警察官が調べていた。現場に駆けつけた近くの男性(48)は「若い男性が心臓マッサージを受けていた。こんな痛ましい事故が起きるなんて」と話していた。

 軽乗用車は2人をはねた後、直進して駅庁舎にぶつかったとみられ、県警は周辺の防犯カメラを分析するなどして事故の詳しい状況を調べている。(斎藤徹、滝口信之、酒本友紀子)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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