Colaboに都が「当面休止しては」 団体側「妨害に屈する」懸念

伊木緑 本多由佳

 行き場のない若い女性を支援している一般社団法人「Colabo(コラボ)」が活動を妨害をされていると訴えている問題で、事業を委託している東京都がColaboに対し、一部の活動を当面の間休止するよう求めていたことがわかった。Colaboの活動を巡っては、東京地裁が、妨害を繰り返していたとされる男性に対し、活動拠点への接近や妨害行為を禁止する仮処分を決めている。

 都が休止を求めたのは、Colaboが10代の女性の居場所づくりのために月3回程度開催している「バスカフェ」。新宿区役所の敷地内にマイクロバスをとめ、10代の女性を対象に食品や衣類、生活必需品などを提供したり相談に乗ったりしている。

 Colaboによると、昨年末からバスの周りでひわいな言葉を叫んだり出入りする少女を撮影したりなどの妨害を複数から受け、周辺が騒然とすることが相次いだ。Colaboからの申し立てを受け、東京地裁は14日、40代男性1人について、Colaboへの接近や妨害活動を禁止する仮処分を決めた。

 都福祉保健局によると、14日にColabo側に電話で「事故が起きてからでは遅い。一つの選択肢として、当面休止してはどうか」と伝えたという。その後にColaboが、仮処分について記者会見で明らかにした。福祉保健局の担当者は「休止するともしないともまだ何も決まっていない」と話す。

 Colabo代表の仁藤夢乃さんは14日の会見で「(都は)妨害の被害者である私たちに活動の中止を求めているが、中止したら(妨害している人にとって)成功体験になってしまう。行政は妨害に屈するのではなく守ってほしい」と訴えた。伊木緑、本多由佳)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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