PAC3展開の石垣島、観光業への影響懸念 「騒ぎすぎ」の声も

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小野太郎 伊藤和行 棚橋咲月

 北朝鮮が軍事偵察衛星を積んだロケットを発射したことを受け、沖縄県では31日早朝、全国瞬時警報システムJアラート)で避難が呼びかけられた。交通機関が一時止まるなど生活への影響があり、2回目の打ち上げへの警戒も続くが、市民の間には「騒ぎすぎだ」と冷めた見方もある。

 県は危機管理対策本部会議を開き、県内で被害の報告がないことを確認した。玉城デニー知事はミサイル発射を「大変遺憾」と批判し、「今後も引き続き、国・市町村と緊密に連携し、住民の安全・安心の確保に全力で努めたい」と述べた。北朝鮮が「できるだけ早い期間」に2回目の打ち上げを行う方針を示したため県は当面、24時間態勢で警戒を続ける。

 県などによると那覇空港を発着する7便に最大22分の遅れが出たほか、那覇市内などを走るモノレール「ゆいレール」が一時運行を停止した。

 一方、自衛隊は石垣島(沖縄県石垣市)で地対空誘導弾「PAC3」部隊を駐屯地外の新港地区に置く計画だったが、発射時までに設置されなかった。

 市によると、自衛隊からPA…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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