あの黒い駅そばが2日限りの復活 3代続いた名物、北海道音威子府村

 鉄道ファンやそば好きに長年愛され、昨年惜しまれながら閉店したJR北海道音威子府(おといねっぷ)駅(音威子府村)のそば店「常盤軒」が、20日に復活した。地元の商工会のはからいによる2日限りの営業で、21日も午前10時から店を開ける。 北海道北部に位置する駅はかつて宗谷線と天北線との分岐点で、戦前から続いた常盤軒はホームに店があった。1989(平成元)年に天北線が廃止された後、駅舎内に移った。 そばの実の甘皮ごとひいた黒いそば「音威子府そば」を使い、そばの風味を引き立てる昆布と煮干しのだし汁が特徴で、休日には多くの人でにぎわった。だが昨年2月、3代目店主の西野守さんが84歳で亡くなり、長い歴史に幕を閉じた。 今回の復活は音威子府村商工会・観光協会が企画した。西野さんとともに歩んだ製麺業者「畠山製麺」が設備の老朽化などを理由に、近く生産をやめることになり、「最後にもう一度、ファンや住民に味わってもらおう」と考えた。 午前10時の開店前にはバイ…この記事は有料会員記事です。残り511文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

野球部「キャプテン3人」はダメ…? 「1人にして」決断を迫られて

 昨夏、3年生の引退後、大阪府岬町立岬中学校の軟式野球部顧問・浜崎聡志教諭(42)は2年生にこう告げた。 「新チームの主将は3人でいくぞ」 2年生は戸口飛鳥君、吉田空峨(くうが)君、大内瑛太君の3人だけ。 誰か1人を主将にすると、主体性や自主性が育ちにくいと考えた。 「今日からは一人ひとりが人任せにせず、責任を持ってチームを引っ張れ」 1年生も合わせて部員はわずか10人。「層の薄さ」をどうカバーするかが、新チームの課題となった。 バッテリーを組んだのは、投手の大内君と捕手の戸口君。 大内君は誰よりも大きな声でチームを支えた。 「勉強や宿題をきっちりこなしてこそ強くなれる」 そんな信念から、提出物の遅れなどがないよう後輩にも厳しく接した。 後輩たちをフォローするのは、二塁手の吉田君の役目。 「僕は人に厳しくできないから」10人全員で力、28校の頂点に やさしい性格で、悩みを吉田…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

桜宮中、淳心学院中・高など金賞 関西吹奏楽コン 中学・高校小編成

2022年8月20日 21時15分 第72回関西吹奏楽コンクール(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)は20日、京都市左京区の京都コンサートホールで開幕した。初日は中学校と高校の小編成の部があり、2府4県から計34校が出場した。 中学校からは18校が出場し、金賞に桜宮、豊中市立第七(以上大阪)、陵南、津名(以上兵庫)、豊日(滋賀)の5校が輝いた。高校は16校が出場し、淳心学院中・高、神戸野田(以上兵庫)、京都産業大付属、京都朝鮮中高(以上京都)の4校が金賞に選ばれた。 21日は同ホールで大学と職場・一般の部がある。 金賞以外の結果は次の通り。 【中学小編成】銀賞=墨江丘、玉津(以上大阪)、西淡、夢前、西脇東(以上兵庫)、河合第二(奈良)、南城陽(京都)▽銅賞=有功、隅田(以上和歌山)、大成、精華南(以上京都)、大成(奈良)、彦根中央(滋賀) 【高校小編成】銀賞=大阪信愛学院中・高、長野、相愛中・高、香里ヌヴェール学院中・高(以上大阪)、石部(滋賀)、農業(兵庫)、新宮(和歌山)、西大和学園(奈良)▽銅賞=国際情報(滋賀)、和歌山商(和歌山)、山崎(兵庫)、高田商(奈良)    ◇ 全日本吹奏楽コンクールのすべての部門の演奏を全日本吹奏楽連盟と朝日新聞社は有料でライブ配信します。詳細は特設サイト(http://t.asahi.com/clive)で。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Swallows slugger Murakami has eyes on history after launching two more homers

NAgoya – Munetaka Murakami suggested Saturday he has his eye on making home run history.…

Shintaro Fujinami pitches Tigers past Giants

The last couple of weeks showed Hanshin Tigers pitcher Shintaro Fujinami just how hard it…

小・中・高通わず自身の資料は幼児期のみ、「私は何者なのか」

 30歳まで無戸籍だった。学校に通ったことはない。 冗談好きの母が「井戸で拾ってきたよ」と、姉を泣かしていた記憶がある。だが、本当の「もらわれっこ」は自分だった。山口県に住むとしさん(32、仮名)は話す。家族らの話を総合すると、母が突然連れてきた赤ん坊が、自分らしい。 1990年、母は福岡県の弟に会ってくると夫に伝え、家を出た。2日ほどして戻ってきた時に抱きかかえていたのが、赤ん坊のとしさんだった。当時、女性は妊娠をしていた様子もなかった。ただ、「弟から預かった」ということと、名前だけ夫たちに伝えた。 その後、としさんは7人兄姉の末っ子として育てられた。通ったのは幼稚園だけ、一人で留守番の日々 最も古い記憶は、幼稚園で友達と遊んだ時のことだ。「父兄をあつめて将来の夢を語る時に、最初先生には父の仕事だったお肉屋さんになりたいと伝えてたんですけど。本番になったら恥ずかしくなって、大工さんに変えたことも覚えています」。 父も母も、朝から晩まで働いていた。夜明けから朝刊を配達し、終わればそれぞれ精肉店と清掃の仕事に向かった。母は夕刊配達もした。 幼稚園を出た後、小学校には通わせてもらえなかった。通学する兄や姉と違い「なぜ通えないのか」と聞いたこともある。「手続きしてる」と母は答えた。その言葉を信じた。 昼は母が弁当を買って一時帰ってくる。それ以外は1人で家に居た。 「慣れるまでの間はずっと布団の中に。やっぱり怖かったんで。潜ってましたね」 慣れるとお金をもらって1人…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

あの黒い駅そばが2日限りの復活 3代続いた名物、北海道音威子府村

 鉄道ファンやそば好きに長年愛され、昨年惜しまれながら閉店したJR北海道音威子府(おといねっぷ)駅(音威子府村)のそば店「常盤軒」が、20日に復活した。地元の商工会のはからいによる2日限りの営業で、21日も午前10時から店を開ける。 北海道北部に位置する駅はかつて宗谷線と天北線との分岐点で、戦前から続いた常盤軒はホームに店があった。1989(平成元)年に天北線が廃止された後、駅舎内に移った。 そばの実の甘皮ごとひいた黒いそば「音威子府そば」を使い、そばの風味を引き立てる昆布と煮干しのだし汁が特徴で、休日には多くの人でにぎわった。だが昨年2月、3代目の西野守さんが84歳で亡くなり、長い歴史に幕を閉じた。 今回の復活は音威子府村商工会・観光協会が企画した。西野さんとともに歩んだ製麺業者「畠山製麺」が設備の老朽化などを理由に、近く生産をやめることになり、「最後にもう一度、ファンや住民に味わってもらおう」と考えた。 午前10時の開店前にはバイ…この記事は有料会員記事です。残り502文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

鹿児島・名瀬中、最少13人で金賞 九州吹奏楽コン 仲間の思い乗せ

 熊本市で20日に開かれた第67回九州吹奏楽コンクール(中学校の部)で、離島の小さな学校が快挙を成し遂げた。多くの団体が30~50人の編成で臨むなか、今大会最少の15人でエントリーした名瀬中(鹿児島県奄美市)が金賞を受賞。体調不良で2人が急な欠場を余儀なくされ、本番は13人でステージに上がったが、少人数ならではの息の合ったハーモニーを見せた。 「ピンチはチャンスだよ」。コンクール5日前の練習で、顧問の南知亜紀先生(33)は2人目の体調不良者が出たことを告げ、そう呼びかけた。だが「今度ばかりはピンチです……」と部員らは苦笑いを漏らした。 名瀬中は大半が複数の楽器を掛け持ちし、クラリネットとアルトホルンという異例の二刀流も抱えるほど。特に自由曲「ドラゴンの年」は難しい曲として知られ、譜面通りなら30以上のパートをこなす必要がある。 欠場の2人はいずれも打楽器。パートリーダーの小野璃莉奈さん(3年)は「このままだと、バスドラム(大太鼓)もシンバルもなしですよ……」と、焦りを口にした。どちらも曲の盛り上がりでアクセントとなるため、外せない。そもそも4人で手分けしていた担当を2人で回すのは無謀に思えた。南先生も頭を抱えた。 「でも、これまでの2人の努力を無駄にはできない」。小野さんはそう思い直し、「私たちにできるベスト」を探り、新しい配置を提案した。小野さんは少人数で自由曲を仕上げるため、打楽器パート4人の動きや分担を細かく把握し、知恵を絞り続けてきた。「曲作りをする上で璃莉奈の存在は本当に大きいです」と、南先生も全幅の信頼を寄せる。 本番の前日、熊本入りするバスの中で、南先生がみんなにあるものを渡した。一緒に舞台に上がれなかったメンバーが一人ひとりに宛てた手紙だった。自宅には「九州大会まで9日」と書いたホワイトボードも置いてあったという。感極まって涙を流す部員らに、南先生は言った。「2人の気持ちも熊本に連れて行って『15人で』演奏するよ」 迎えた本番。自由曲の冒頭、スネアドラムの鋭いリズムが会場の静寂を破り、管楽器とバスドラムの重低音が約1800人を収容する大ホールに鳴り響いた。演奏中、小野さんら打楽器パートは舞台の上をせわしなく行き来しながら、何台もの楽器を手にリズムを刻み、曲のダイナミックな雰囲気を支えた。 金賞の結果を聞いた部員らの表情には、笑いと涙が入り交じっていた。出場できなかった2人はライブ配信で演奏を見守ったという。小野さんは「支えてくれた先生や島の人たち、そして2人に、精いっぱいの音楽を届けられたと思います」。これまでの苦労をかみ締めるかのように、静かに涙を流した。(加治隼人)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「ここなら大丈夫」先入観持たないで 川の事故多発、命守るポイント

埼玉県警「ライフジャケット着用を」 埼玉県内で水の事故が後を絶たない。県警によると、1月~7月に19件あり、10人が犠牲になった。去年の同期とほぼ横ばいだという。例年、夏季に多くの事故が起きるため、県警は注意を呼びかけている。 県内では2021年までの5年間で水難事故が103件あり、57人が亡くなった。年別で見ても、横ばい状態が続き、深刻な状況だ。月別では、7月と8月の被害が、件数と死者数ともに約40%を占めた。21年中について発生場所を見てみると、7割が川だった。 今夏も深刻で、寄居町の荒川で8月11日、高校1年の女子生徒(16)がおぼれ、翌日死亡した。付近の水深は2メートル~4メートルほど。過去にも死亡事故があり、遊泳禁止の看板があった。生徒はライフジャケットを着用していなかったという。おぼれている人を見つけても「決して飛び込まないで」 所沢市の柳瀬川では7月24…この記事は有料会員記事です。残り958文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

今も生きる先人の英知 水の力だけで水を送る三連水車

有料会員記事文・渡辺純子、写真・吉本美奈子2022年8月20日 15時00分 青い山と緑の田んぼを背景に、三つの水車がバサンバサンと豪快に回る。木のひしゃくが次々と川に沈み、たっぷり水を入れて上がっては、樋(とい)にざあざあと流し込む。水流という自然の力だけで水をくみ上げ、川より高い田んぼを潤す、昔ながらの水車だ。 福岡県朝倉市の三連水車は、1789年にできた。現役の揚水式水車として日本最古とされる国史跡だ。 上流から大中小と並ぶ。同じ大きさだと、物理的に動きにくいという。よく見ると、どのひしゃくも内側に少し傾く。角度は19度。これより深いと、せっかくくんだ水が樋の手前で、浅いと樋の先で落ちる。たび重なる干ばつに苦しんだ先人が筑後川に堰(せき)を築き、堀川を引き、豪快かつ精巧な水車を生んだ。古びた案内板は「朝倉の農民たちの英知」をたたえる。 観光のシンボルだが、回るのは田んぼに稲がある時期だけ。「観光施設じゃなくて農業施設なんです」と山田堰土地改良区の古賀敏雄理事長(70)は言う。維持管理をしているのは市でも県でもなく、土地改良区。つまり一帯の農家だ。 稼働中は地元の水車大工、妹川幸二さん(65)が毎朝見まわる。「24時間まわりよるっちゃけん、ちょっとしたゆるみが命取り」。がたつきがあれば水車を止めて締め直す。ひっかかった木や草もこまめに取り除く。記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。8月28日(日)締め切り 5年に一度は部材を造りなお…この記事は有料会員記事です。残り751文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル