自称ユーチューバーの男逮捕 企画と称して女性に下半身触らせた疑い

大山稜2022年4月20日 15時54分 ユーチューブの企画だと称して通りすがりの女性に自分の性器を無理やり触らせたとして、警視庁は、無職の男(43)=東京都葛飾区=を強制わいせつの疑いで逮捕し、20日発表した。容疑を認めているという。 小岩署によると、男は1月9日午後1時半ごろ、東京都江戸川区の路上で、ユーチューバーを名乗って通行人の20代女性に撮影の協力を依頼。バッグの中身を手探りで当てさせる企画への参加を持ちかけ、側面に穴を開けたバッグに差し込んだ自分の性器を女性に触らせた疑いがある。 署は、男がこの際の映像を実際にユーチューバーとして投稿をしたかは不明としている。都内では今年に入って同様の被害が数件確認されており、男は「他に4件くらいやった」と話しているという。(大山稜)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

保護犬の一生を変えたい 私がドッグスリングを作るまで

 テレビ番組を見ていた父が、急に思いついた。 「かわいいな。俺もあんな風に犬を飼ってみたい」 母はアレルギーがある。「でもプードルなら毛が抜けないから、大丈夫かも」と、家族でブリーダーを訪ねた。そこで、愛犬となる生後2カ月のムアとノアに出会った。2009年のことだ。トイプードルのノア(左)とムア。ノアは昨年亡くなった=2018年5月、島根県、erva提供 大阪市出身の黄瀬知美さん(35)の実家が経営する会社は、人間の赤ちゃん用の抱っこひもを作っていた。そのサンプル商品で愛犬を抱きかかえて、自転車で会社へ通勤する生活がはじまった。社員らは社内で2頭をなでたり、ボールで遊んだりして、癒やしを感じていた。保護犬の厳しい現実 「“2人”が来てから、会社の雰囲気が和らいだ。ありがとう」。感謝の気持ちから、彼らの親のことを知りたいと思い、インターネットでペット業界について調べ始めた。そこで知ったのは、飼い主のいない保護犬が数多く殺処分されたり、多くの犬を抱え込んで飼育できなくなる「多頭飼育崩壊」が増えたりしているという現実だった。黄瀬さんはあることがきっかけで、保護犬を救うべく行動を起こします。記事後半では、「ドッグスリング」が誕生し、意外な場所でつかわれていることが明らかになります。 この目で現場を確かめようと、大阪や奈良の保健所、動物愛護団体を訪ねた。保護犬をなくしたいという思いをさらに強くしたが、そのためには保護団体を作らないといけない。自分で寄付を募って運営するのは難しいと思っていた。 転機は2015年。父から会…この記事は有料会員記事です。残り1224文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Jays’ Yusei Kikuchi left waiting for first win after no-decision

Boston – Toronto Blue Jays lefty Yusei Kikuchi allowed one run in his five-inning start,…

「ウクライナ国民として渡すものはない」 来日の4人、会見の最後に

 ロシアによる軍事侵攻でウクライナから岩手県洋野町に避難してきたザイチュック・ナージャさん(60)ら4人が19日、岡本正善町長を表敬訪問した。4人は、町出身の故・上野石之助さんの長女らで、戦場になった故郷での体験を振り返りつつ、「一日も早い戦争終結を」と訴えた。 避難してきたのはナージャさんのほか、石之助さんの長男の妻、ロハチョーバ・レーナさん(46)と双子の息子、ウエノ・マクシム君(7)、セミョン君(同)。4人はポーランド経由で入国し、町には10日に到着した。 石之助さんは太平洋戦争中の1943年、樺太(現在のサハリン)に出征し、終戦後も滞在。現地で知り合った妻の出身地のウクライナで暮らし、2006年に一時帰国したあと、13年に亡くなった。 石之助さんのおいで、町在住…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「ロシアとの話し合い、絶対無理や」 小6の発言にクラスは、先生は

 がれきと化した建物に、モザイクのかけられた遺体とおぼしきものが点在する市街地……。衝撃的な映像が連日メディアを通じてウクライナから届きます。子どもたちへ、戦争の現実をどう伝えたらいいのでしょう。ある授業のやり取りと本屋さんから、ヒントを探りました。 3月上旬、堺市立安井小学校の6年1組の社会の授業。講師の勝村謙司先生(68)は広島への原爆投下で母を亡くした女児の作文を読み上げた。 教室は静まり返り、涙を浮かべて聴き入る女子児童もいた。 やがてカイト君=仮名=が口を開く。 「原爆を落とすように言ったアメリカの大統領と、プーチン(ロシア大統領)は一緒や! 核で脅そうとしたんや」 カイト君は、けんかで手を出すこともあったが、年明けから落ち着いてきていた。議論を続けてほしいと考えた勝村先生は、原爆投下が日本の敗戦につながったこと、ロシアも核保有国であることを説明した。 これを受けて発言したのがトモカさん=同=だ。カイト君の発言に、トモカさんが考えたことは。子どもたちの議論は続き、思わぬ発言が飛び出します。反論するカイト君、そして…… 「脅しはだめ。さっきの作文…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

和歌山IR、まもなく県議会で採決 実現か頓挫か、どうなる

 和歌山県が誘致を進めるIR(カジノを含む統合型リゾート)をめぐり、県議会の本会議で採決が予定されている20日午前から、県議会周辺はあわただしかった。 19日のIR対策特別委員会では、国へのIR申請案が否決された。本会議の採決は、特別委の判断に拘束されない。しかし、これまでIR誘致に賛成してきた自民議員も反対に回ったこともあり、本会議の採決結果がどうなるか、先が見通せない状況になっていた。 午前9時ごろ、議場の傍聴券を求めて市民が集まり始めた。 市民や報道陣ら30人ほどが傍聴席から見守るなか、本会議は予定通り午前10時に開会。だが、数分も経たない間に、休会となった。 IR誘致を巡っては市民団体「カジノ誘致の是非を問う和歌山市民の会」が1月に誘致の是非を問う住民投票について、2万筆超の署名を集めて直接請求したが、市議会の反対で実現しなかった。 この日、開会時から議会にかけつけた市民団体事務局の山形由広さん(75)は「(4月28日期限の)国への申請間際になっても、資金計画が明確でなく、こうなることは当然の結果。知事の今回の計画はずさんで無謀だ」と話した。 同会の和歌山市の主婦、南本礼子さん(77)は「和歌山市も止められなかった。今回の県議会は正念場」と期待を寄せる。「大学生の孫がいる。(ギャンブル)依存症になってしまえば、人生を棒に振るので誘致には反対」と語った。 前日の特別委で反対にまわった自民議員は、20日の会派会合で、特別委でIR申請案が否決されたことを報告した。議員から大きな反応はなかったという。「自民党のなかでも賛成と反対の人がいる。みんなわかってたんじゃないですか」。さらに続けた。「僕らは30時間近く議論して問題点を理解している。反対するだけの説明責任を果たす自信もある」。本会議でも反対にまわる予定だ。 午前10時半前。IR特別委が急きょ開かれた。理由は、19日の特別委で県当局が虚偽の答弁をした疑いがあるとして、地方自治法100条に基づく調査特別委員会の設置を求められていたからだ。 藤山将材委員長によると、I…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

安全祈る写経186巻、脱線事故現場に 「忘れないことが追悼」

 2005年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故で負傷した女性らが19日、安全と犠牲者追悼の祈りを込めた写経186巻を事故現場に供えた。107人が亡くなった事故から25日で17年。女性は「追悼とは忘れないこと。自分のこととして多くの人に考えてほしい」と語った。 兵庫県伊丹市の増田和代さん(52)は脱線車両の3両目に乗っていた。事故の「風化」を憂え、尼崎市の道心寺住職で落語家の露(つゆ)の団姫(まるこ)さんに相談したところ、心を寄せてくれる全国の人たちに般若心経を書き写してもらい、事故現場に届けることを提案された。 団姫さんのブログなどで呼び…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ウクライナは「紛争当事国」じゃない? 日本の支援、重ねた「解釈」

 ロシアから侵攻を受けているウクライナに対し、日本は3月以降、自衛隊の装備品を含む物資を送っている。装備品は「紛争当事国」には提供できないが、19日には追加支援も決めた。 防衛省によると、これまでに提供したのは防弾チョッキ約1900着、ヘルメット約6900個、テント約240セット、カメラ約50台、非常用糧食約11万食、衛生資材・医療資機材約6万5千セット。さらに19日には、化学兵器に対応する防護マスクや防護衣を新たに提供すると発表した。 防弾チョッキは自衛隊の持つ中で防護力の最も高い最新のものを届けているという。カメラはロシア軍から攻撃を受けた戦場の記録用とみられる。 新たに提供する防護マスクは、ガスや液体の浸透を防ぐ一方、汗の発散が可能となる特殊な技術が使われている。機微と言える情報を含むが、提供は問題はないと判断したという。 いずれの提供もウクライナ側からの要望に基づくものだ。日本はポーランドまで運んでウクライナの当局者に渡し、その後の使用状況の追跡調査はしていないという。「戦争中の国で装備品がどう使われているかを調べるのは現実的には難しい」(防衛省関係者)という理由のためだ。装備品の提供、安倍政権下で可能に 日本では元々、武器などの装備品を外国に輸出したり、無償提供したりすることは「武器輸出三原則」で禁じられていた。だが、安倍晋三政権下の2014年に制定された「防衛装備移転三原則」で、紛争当事国などを除くなどの条件付きで海外に輸出することが可能になった。 紛争当事国に装備品を送ることを認めていない新三原則のもとで、ロシアとの戦闘が起きているウクライナに提供できたのはなぜなのか。 新三原則は、装備品を送るこ…この記事は有料会員記事です。残り2044文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

同じ町内なのに震度に差 3と5弱を分けた地盤の違い 福島・城里町

 19日朝、福島県中通りを震源とする地震があり、茨城県内各地で大きな揺れを観測した。城里町では最大震度5弱を記録。県によると、人的・物的被害の報告はなかったが、気象庁は今後約1週間は同程度の地震に警戒するよう呼びかけている。 気象庁によると、地震は午前8時16分に発生した。震源の深さは約90キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・3と推定される。各地の震度は、震度4が水戸市、日立市、ひたちなか市、土浦市など。震度3が、つくば市、取手市、古河市、那珂市などだった。 JR東日本水戸支社によると、地震の影響で、常磐線は高萩―泉(福島県いわき市)間で一時徐行運転をし、特急を含む上下計8本が最大36分遅れた。約1200人に影響した。 震度5弱の揺れを観測した城里町。町総務課によると、町内には震度計が3カ所にある。同町小勝(おがち)の七会町民センター「アツマーレ」敷地内の地震計が最大震度5弱を記録したが、他の2カ所は震度3だったという。 七会町民センターの鈴木貴司…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

四国のクマ、「絶滅」回避するには… Z世代が考えたSDGs

 SDGsの達成のために活動する高校生団体「olly(オリー)」が3月20日、自然保護に取り組むNGO「日本自然保護協会」の職員を招いたオンライン会議を開いた。 協会の須藤哲平さんが四国に生息するツキノワグマの現状を説明した。わずか20頭しかいないとみられ、四国での「絶滅」が目前に迫る。植物の種を遠くまで運ぶ役割を担っているツキノワグマがいなくなれば、森の豊かさが守れなくなるおそれがある、と語った。 一方、ツキノワグマは「怖い」との印象をもたれることが多く、保護するためには社会の理解が必要だと説明した。 オンライン会議では、四国のツキノワグマの絶滅を防ぐために、高校生に何ができるのかをテーマに議論が行われた。ツキノワグマのイメージ変えるためには 参加した22人が三つのグループに分かれて話し合う。「そもそも絶滅しそうだって知らなかったし、クマは悪者というイメージが強い」という意見が複数出た。 国連は2030年までに持続可能な世界になることを目指し、SDGsを定めました。期限まであと8年。「自分事」として奮闘する高校生たちの姿を紹介します。 そのイメージを払拭(ふっし…この記事は有料会員記事です。残り1588文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル