モノレール駅の高架から外板が落下 重さ30キロ、人や車に被害なし

 北九州市は19日、北九州モノレール徳力嵐山口駅(北九州市小倉南区)の高架の底面に貼られていた約30キロの外板が、約9メートル下を通る国道322号の中央分離帯に落下した、と発表した。人や車への被害はなかった。 市道路維持課によると、板は縦1・8メートル、横0・9メートル、厚さ1センチのケイ酸カルシウム製。19日午後3時ごろ、通行人から板が落ちていると駅に連絡があり、駅員が中央分離帯の植物の上で板を見つけ、回収したという。 点検の結果、駅高架の底部の…この記事は有料会員記事です。残り144文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東海第二原発、避難計画進まず「5キロ圏内だけでバス400台必要」

 周辺自治体の避難計画の不備を理由に、日本原子力発電東海第二原発(茨城県東海村)の運転差し止めを命じた水戸地裁の判決から18日で1年がたったが、避難計画が未策定だった9市町村のうち新たに策定した自治体はゼロのままだ。移動手段の確保や新型コロナ対策が難題となり、担当者は頭を悩ませている。 東海第二は首都圏唯一の商業炉。東京電力福島第一原発事故を受けて、2012年に避難計画の策定が義務づけられる範囲が、半径30キロ圏内の自治体に拡大された。東海第二は14市町村が対象で、避難対象は全国の原発で最多の94万人に上る。 地裁判決は差し止めの理由として、14市町村のうち9市町村で避難計画が策定されていない▽策定した5市町でも大地震による道路の寸断など複合災害を想定した複数の避難経路が設定されていない点を指摘した。 朝日新聞が2~3月、9市町村の担当者に避難計画策定の検討状況を尋ねたところ、全9市町村が「策定のめどが立っていない」と答えた。この1年間の進展についても「目立ったものはない」(東海村)、「むしろ課題が浮かび上がった」(那珂市)などと答えた。 多くの市町村が課題に挙げる…この記事は有料会員記事です。残り1593文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

花畑牧場、ベトナム人従業員側の要求受け入れ 田中義剛社長は謝罪も

 タレントの田中義剛氏が社長を務め、生キャラメルなどの製造販売で知られる「花畑牧場」(本社・北海道中札内村)で、ベトナム人従業員が待遇改善を求めてストライキを起こし、その後も労使が対立していた問題で、会社が従業員側の要求を受け入れる形で和解が成立した。従業員と支援する札幌地域労組は19日午後に北海道帯広市内で集会と記者会見を開き、「ベトナム人労働者の権利と名誉が回復する形で和解にいたり、非常に意義があると考えている」(同労組)と評価した。 ストは1月26日、ベトナム人従業員約40人が待遇悪化に抗議し、十勝第2工場(中札内村)で起こした。従業員寮の水道光熱費は月7千円だったが、十分な説明がないまま昨年10月以降値上げされ、今年1月には約2倍になっていた。 スト時に同社に労組はなく、会社側は「正当なストではなく、職場放棄」と主張。ストを主導したとみなしたベトナム従業員3人に対し、1人あたり50万円の損害賠償を請求した。スト前の田中社長と従業員の話し合いの音声ファイルが意図的に編集され、報道されたなどとして、3人を名誉毀損(きそん)容疑などで道警に刑事告訴もしていた。 一方、従業員や札幌地域労組は「ストは正当な権利だ」と主張。3人の従業員(当初は4人)はスト後に労組を結成し、会社側との対立が続いていた。 札幌地域労組によると、会社側から問題解決の提案があり、労組側が示した和解条件案を受け入れる形で18日に和解が成立し、協定を結んだ。田中社長からは「申し訳ありませんでした」との謝罪の言葉があったという。 和解協定の内容は9項目。まず会社側が、昨年10月以降の光熱費値上げ後の一連の対応が不適切と認めて謝罪。その上で、従業員3人への損害賠償請求と刑事告訴を「理由がない」と認め、取り下げることとなった。 また、従業員3人の雇用契約は3月15日で満了したが、契約書類と出入国在留管理庁への提出書類で契約期間が異なっていた。この問題については、当局への提出書類通りに9~10月までの給与と、ストに対する7日間の出勤停止処分期間の賃金を解決金として支払うことになった。 3人は当初、雇用継続を求めていたが、労組側が「労使紛争の激化で3人が会社に戻るのは難しいと判断した」とし、賃金補償に切り替えたという。 このほかの合意項目は、▽労…この記事は有料会員記事です。残り652文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

開業待つ赤いN700S「かもめ」 西九州新幹線の車両基地が完成

 新幹線N700S「かもめ」は半年後に迫った開業の日を静かに待っていた――。西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の車両基地が長崎県大村市に完成し、19日、報道陣に公開された。 西九州新幹線は9月23日に開業予定で、全長約66キロ。武雄温泉(佐賀県武雄市)で在来線特急に乗り換えることで、博多―長崎は最速1時間20分と現在より30分ほど短縮される。 車両基地は、新幹線の新駅「新大村駅」の北寄りに設けられた。施設は南北約1キロにおよび、パンタグラフや台車など日常の点検を担う。 この日公開された基地内には…この記事は有料会員記事です。残り305文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ファンが決める「明日のセンター」 移ろう時代、模索するNMB48

 アイドルグループ「NMB48」が、ファン投票によって次作シングル曲やカップリング曲の参加メンバーを決めるという試みを始めた。NMBとしてはデビューから11年余りで初めての取り組みだ。上位獲得をめざし、メンバーやファンたちの活動は熱を帯びているが……。速報発表…若手の「7期生」から7人 2月23日。大阪・難波のNMB48劇場の壇上に、キャプテンの小嶋花梨(かりん)(22)らメンバー5人が緊張した様子で並んだ。 前日の22日に始まったファン投票イベント「NAMBATTLE(ナンバトル)2~愛~」の、第1回速報発表の日だ。23日時点の得票数に基づき、24~1位に入ったメンバーが順に読み上げられた。 速報1位は小嶋で、4694票。上位7人は2千票を超えた。投票開始から1日で、相当数のファンが票を投じた様子がうかがえる。中でも、コロナ下の2020年秋に活動を始めた若手の7期生から計7人が速報ランクインし、躍進ぶりが目をひいた。 速報1位の小嶋は「言葉にならないというのはこういうこと……」と感動を口にし、1位を狙う決意を以前から語っていた上西(じょうにし)怜(20)=速報3位=は「速報から1位を狙っていたので悔しいですが……」と言葉を詰まらせ、「最後は笑って終われたらうれしい」と語った。 今回の投票イベントは、NMB48内のチームやメンバーが様々な指標で競い合う「NAMBATTLE2」の個人戦部門で、最終結果の発表は3月27日。27枚目のシングル曲を歌う「シングル選抜」(14~1位)と、カップリング曲を歌う「アンダーガールズ」10人(24~15位)が決まる。 投票券は26作目シングル曲「恋と愛のその間には」のCDに特典として封入されている。NMB48の各種WEBサービス会員らにも投票権があり、1人で複数回の投票が可能だ。ファンとメンバーが考える「投票イベント」の位置付け シングル曲の選抜メンバーはこれまで、個々のメンバーの経験や実力、実績などを勘案して運営会社が選び、顔ぶれが大きく入れ替わることは少なかった。 投票イベントは、若手にとっては「先輩たちと同じ土俵で戦えて、あわよくば『下克上』を狙えるチャンス」(ある若手メンバー)でもある。 NMB48は昨春、コロナ下で大人数での活動や公演が厳しくなった状況を受け、所属メンバーを少人数制の6ユニットに再編成し、互いにパフォーマンス力などを競って優勝を争う「NAMBATTLE」の第1弾を開催。ユニットどうしが切磋琢磨(せっさたくま)して競い合う、筋書きのないドラマが好評だった。 7期生のファンだという男性は「コロナ下で活動の場が狭まり、特に若手メンバーは自己PRの機会が減った。ファンとメンバーが一体感をもって盛り上がれる投票イベントは楽しい」という。一方、「過熱すると、メンバーのプレッシャーにもなる。結果よりもプロセスを楽しむ気持ちでいたいし、メンバーもそうあってほしい」と語った。コロナ禍で…変わる活動、ファンの意識 ファン投票といえば、AKB48グループが2009~18年に開催していた「選抜総選挙」が知られる。2010年代のアイドルブームに火をつけ、社会現象にもなった。 だが「すでに時代は変わり、同一視はできない」とアイドル文化に詳しい構成作家・ライターのポッター平井さんはいう。「コロナ下でアイドルの活動を支える素地や土壌も変容してきた。ファンの意識も同じではない」 アイドルとファンを結びつける場も、様変わりしている。 ライブパフォーマンスや「握手会」などを通じて人気を伸ばした先輩たちに対し、若手はSNSでの発信や動画配信などに注力。「独自のコンテンツ力」で台頭している。「企画やプロデュースにたけた人は、リモート時代ゆえの強みを発揮できるのでは」というのが平井さんの見方だ。 画面越しの勝負は、発信ツールの選び方がカギとなる。数十秒の短い動画が主流の動画投稿アプリ「ティックトック」を操るメンバーがいれば、長尺の動画投稿に適したユーチューブを活用するメンバーもいる。ダンスやトークなど各自の強みに応じて最適なツールを選べるかどうかも鍵だ。7期生の早川夢菜(19)がライブ配信サービス「SHOWROOM」を通じて400日以上欠かさず動画配信を続けるなど、それぞれがリモート時代におけるファンとの交流方法を模索している。 「自分の強みを最大化して見せるプロデュース力がものを言う時代になったともいえる。そこでどんな勢力図が新たに描き出されるのか。NMB48内での競争にとどまらず、アイドルとファンの『未来』を占うものとして注目しています」(阪本輝昭)順位や数値に換算できない価値とは…「NMB10年生」の視座 今回の「投票イベント」は、飛躍を狙う若手たちのための催しなのか――。NMB48で2012年に活動を始めた3期生の加藤夕夏(24)、4期生の川上千尋(23)はともに「ちょっと待った!」と声を上げる。 加藤は卓越したダンススキル…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

福島・岩手沖地震の被災地で暴風雪 北日本ではあすも警戒を

 前線を伴った低気圧の影響で、福島県沖や岩手県沖で起きた地震で強い揺れに見舞われた東北太平洋側を中心に19日、雪を伴った強い風が吹いた。気象庁によると、東北では大雪のピークは過ぎたものの、北日本では20日も大雪による交通の乱れに警戒が必要だという。 同庁によると、北海道えりも…この記事は有料会員記事です。残り320文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

短編が豊作 AI脚本の新作やウクライナからも 大阪アジアン映画祭

 本格派の映画は長いという固定観念が覆る。今年の大阪アジアン映画祭は短編が豊富だ。25分で外国人労働者の問題をあぶり出し、人気俳優が4分の作品に出演。AI(人工知能)が脚本を考えた新作やウクライナの若者を描いた作品も上映された。 3月10日に始まり、17回目を迎える同映画祭は、30以上の国と地域から集まった76作品が上映される。このうち、60分未満の短編は30に上り、前回の2倍以上に増えた。 3月18日公開の「母のガールフレンド」(アルン・フラーラー監督/15分)は、ひと組の同性カップルを描く。インドを舞台に、労働者階級の女性カップルと家族の葛藤を見つめる。NHKの朝ドラ1話分の短さだが、恋愛や家族をめぐる問題を深く問いかける。 同日公開の「手袋を買いに」(イ・ヒョンジュ監督/28分)は、日本語教室に通う韓国人女性が主人公。恋人はいるが、自分が相手に合わせてばかり。なし崩し的に将来を決めていいのか。揺れ動く感情が淡々とつづられていく。 すでに上映が終了している作品にも秀作がそろう。 韓国・中国の作品「めちゃくちゃな日」(チャオ・ダンヤン監督/25分)は、コンビニを舞台に物語が動く。ある日、主人公が未払いの賃金を請求しに店へ行くと、たどたどしい言葉で働く中国人女性の姿が。 給料を受け取れるのかという謎で観客を引き込みつつ、若者の就職難から企業による搾取、女性の連帯までをも描いた。短時間の中に立ち上がる社会の「いま」。短編ならではの展開の妙に満ちた逸品に仕上がっている。ウクライナの若き2人 国内初上映のウクライナ映画もある。「二度と一緒にさまよわない」(ユージーン・コシン監督/35分)は、旅先のトルコで知り合ったウクライナ人男女の1日を描く。 若者の恋愛やコメディー寄りの作品だが、登場人物の会話の端々に現在のウクライナ情勢につながる要素が読み取れる。 戦争も短編で描く時代だ。 「442 二世兵士」(星山遼介監督/23分)は、第2次世界大戦中の1944年、ナチス占領下のフランスを舞台にしている。 登場するのは、アメリカ陸軍の日系アメリカ人部隊「第442連隊戦闘団」。ナチスの抵抗勢力との戦い、愛国心やアイデンティティーといった様々な葛藤が凝縮されている。AIも脚本を作る 今や、人間だけが物語を作る世の中ではない。 国内映画「少年、なにかが発芽する」(渡辺裕子監督/26分)は、人工知能が脚本を担当した。なぜ今、短編なのか。映画祭のプログラミング・ディレクター・暉峻(てるおか)創三さんに聞きました。記事後半で。 トマト嫌いの少年はある日…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

きっかけはダブル「周年」 東京・三鷹の二つの会社が協同で配信番組

(左から)アツデンの佐藤基典社長と文伸の川井伸夫社長。三鷹ビジネスパーク内に完成した壁画アートの前で=2022年3月12日、東京都三鷹市上連雀1丁目 企業にとっての「周年」イベントは、来し方を振り返り、未来の発展を内外に発信する好機となる。JR三鷹駅近くの企業集積拠点「三鷹ビジネスパーク」では、創業70周年と60周年を迎える2社が協力し合い、地域をまじえて「周年」を盛り上げている。 東京都三鷹市の音響機器メーカー「アツデン」は1952年8月に創業。工場機能を岩手県内に移転後、5千平方メートルを超す広い敷地を企業に貸し、三鷹ビジネスパークを立ち上げた。 もう一方の印刷会社「文伸」は、62年8月に三鷹市内のガリ版印刷から始まった。2002年、パーク内の工場建物に移り、新たなスタートを切った。 デジタル化の進展で荒波にさらされる印刷業界。3代目の川井伸夫社長(50)は「これからは仕事を『創る』時代だ」と社員にメッセージを送ってきた。 その一つが、周年ビジネス。社史編集や記念催事、映像・グッズ制作と裾野が広い。ノウハウを武器に、節目を迎える企業へのアプローチに力を入れてきた。 そんな自社が迎える、60周年。「思い切り、チャレンジしよう」と川井社長は意気込んでいた。■初回ゲストは三鷹駅長…この記事は有料会員記事です。残り454文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

日米と日豪の二つの地位協定、外交の前進と弱い国には高飛車の日本

日豪円滑化協定署名式で署名し、画面のモリソン豪首相に向かって発言する岸田文雄首相=2022年1月6日午後1時13分、首相官邸、上田幸一撮影 共同訓練などで日本を訪れたオーストラリア軍には、日本の検疫法令が適用される――。そんな条項が、1月に署名された日豪円滑化協定に盛り込まれた。日米地位協定のもとで、新型コロナの水際対策が米軍まかせになっているのとは対照的だ。日米間でたびたび問題になってきた容疑者の身柄の扱いなども、日豪協定では改まった。二つの協定の違いから、何が見えるか。 日豪円滑化協定と日米地位協定はどちらも、外国軍隊の法的地位や出入国手続き、課税の扱いなどを定めている。構成や条文はそっくりだ。日豪協定は名称にこそ「地位協定」と掲げていないが、2条で「地位を定める」とうたう。 2条 この協定は訪問部隊及び文民構成員の地位を定めることにより、当該防衛協力を円滑にすることを目的とする。■日米地位協定にはない項目 一方、日米協定が米軍のみを対象とし、対日防衛義務を負う米軍が駐留する前提なのに対し、日豪協定は共同訓練や災害救援などで互いの国に一時滞在することを前提としている。同じ条文で自衛隊とオーストラリア軍の双方がしばりを受けることの意味は大きい。 日本(接受国)に来た豪軍(訪問部隊)は何を許され、何を禁じられるのか。 軍用機や艦船、車両などでの移動について定めた5条には、日米協定にない項目がある。 5条3項 接受国は国内の移動に制限を課し、並びに特定の区域、空間及び施設へのアクセス並びにこれらのものの通過を禁止することができる。 外国軍隊の移動の可否は必要に応じて考えられるべきで、無秩序に移動することは認められない、と担当する外務省大洋州課は説明する。■「郷に入っては郷に従え」の属地主義 だが日米協定には、移動の制限に関する規定がない。その結果、米軍は各地で低空飛行訓練をおこなっている。1999年、低空飛行訓練では原発や民間空港の上空を避け、病院や学校に米側が「妥当な考慮を払う」とする合意が結ばれたが、禁じる仕組みはない。 両条約の差をどう考えればいいのか。 大洋州課は「協定にどんな条文を入れるかは、相手国との交渉で決まっているとしか言えない」という。 検疫について定めているのは、日豪協定の6条。出入国の手続きに関する条文のひとつだ。6条7項 接受国への訪問部隊の入国については、全ての場合において、バイオセキュリティ及び検疫に関する接受国の関係法令を適用する。 日本を訪れた豪軍には日本の…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

主人公は「のり」 特産PRで佐賀県がコミック誌発行、付録には実物

 海苔(のり)を主人公にした漫画を集めたコミック誌「藻刊(そうかん)サガノリ」を、佐賀県が発行した。特産の佐賀海苔をPRするため昨年12月、インターネット上に公開して好評だったWEB漫画46作品を掲載。付録に海苔の実物がつく。コミック誌は県公式のツイッターアカウント「佐賀県グルメ」(@saga_meshi)から24日までに応募して、当たった100人に無料配布される。 漫画は佐賀海苔が学生やアンドロイド、サラリーマンなど様々な役柄を演じ、納豆(茨城)、奈良漬け(奈良)、ミカン(愛媛)といった46都道府県の特産品と共演する内容。「黒一色の海苔をアピールするには、モノクロの漫画の世界が良いのでは」と、県の担当者が発想して、漫画家15人が制作に参加した。 WEB版は、ふるさと納税の駆け込み需要を狙って県が昨年12月に企画した「佐賀海苔主役祭り」のサイト(https://sagaprise.jp/saganorishuyaku/)で公開されている。一部は梶裕貴さん、石川由依さんという人気声優が声を担当した動画に。閲覧・再生回数は計18万回を超えた。担当者自身が大の漫画好きで、「やはり手にとって紙でも読みたい」と雑誌化を実現した。 「騒がしい感じの表紙」「背…この記事は有料会員記事です。残り204文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル