Swallows outlast Buffaloes to win Japan Series title

Kobe – The Tokyo Yakult Swallows overcame the best pitcher in Japan to become the…

冬が来るその前に 色づくイチョウ並木に人波 神宮外苑

井手さゆり2021年11月27日 19時00分 11月最後の土曜日となった27日、明治神宮外苑(東京都港区)のイチョウ並木は多くの人でにぎわった。訪れた人たちは色づいたイチョウの葉を手に写真を撮ったり、散策を楽しんだりしていた。 この日は日差しに恵まれたものの冷たい風が吹き、ダウンジャケットやマフラー姿の人が目立った。気象庁のホームページによると、27日の東京の最高気温は13・8度。12月上旬並みの寒さだった。(井手さゆり)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

消えた電子カルテ、お産もできない…田舎の病院を襲ったサイバー攻撃

 四国を横切る吉野川が流れ、手延べそうめんの里として知られる徳島県西部のつるぎ町。約8千人が暮らす町の医療を支える町立半田病院がいま、未曽有の脅威にさらされている。 11月中旬。病院を訪ねると、閉じられた受付と会計窓口が目に入った。待合室には長テーブルが置かれ、「内科」「産婦人科」「小児科」などの臨時窓口が設けられていた。 いすに腰掛ける高齢の女性に、職員が話しかけた。 「おばあちゃん、お名前や住所をこの紙に書いてもらっていい?」 長く半田病院に通うという女性の個人情報を、職員が一つひとつ確認していた。紙のカルテを作り直しているという。 女性は記者に言った。「ウイルスにやられたんだって。もう何が何だか」 「ウイルス」と言っても新型コロナではない。コンピューターウイルスだ。 10月31日午前0時半ごろ、病院内のパソコンやサーバーに仕掛けられたウイルスが発動した。ウイルスの指令で病院内にある十数台のプリンターは一斉に、英文の「犯行声明」を大量に吐き出した。 「あなた方のデータは盗まれ、そして暗号化された」「(盗まれた)データは公開されるだろう」 自らを「LockBit(ロックビット)」と名乗る、国際的サイバー犯罪集団の仕業だった。暗号化されたデータの復元と引き換えに金銭を要求する「ランサムウェア(身代金ウイルス)」攻撃を仕掛ける。いま、世界の企業や組織が規模の大小を問わず被害を受けている。 半田病院では電子カルテや会計などすべてのシステムがダウン。過去分も含めて8万5千人分の患者データが失われ、バックアップも被害を受けていた。 一夜が明け、病院事業管理者の須藤泰史医師はサイバーテロ対策本部を立ち上げ、非常事態を宣言した。そこで「最低限の診療を行う」方針が決まった。 救急や新規の患者の受け入れを中止し、予約患者のみ診察する。退院できる患者には退院してもらい、手術も可能な限り延期する。県西部で唯一受け入れていたお産も断るしかない。電子カルテが復活するまで、手書きでしのごう――。 地域医療を支える基幹病院は、事実上機能を停止した。目の前に広がる光景に、須藤医師は実感した。 「これは災害だ」    ◇ サイバー攻撃で大混乱に陥った病院は、復旧に向けて職員総出でぎりぎりの状況を乗り切っている。その現場を取材した。(編集委員・須藤龍也、斉藤智子)記事の後半では、通常診療の再開に向けて苦闘する病院職員たちの様子を描きます。また、病院が狙われるという深刻な事態について、セキュリティー専門家に聞きました。 ランサムウェア(身代金ウイ…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

バスで園児死亡、前園長ら4人を書類送検へ 車内確認など怠った疑い

 福岡県中間市の双葉保育園で7月、園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5)が送迎バス内に閉じ込められて熱中症で死亡した事故で、福岡県警は12月にも、前園長ら4人を業務上過失致死の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。県警は、4人には降車時の車内確認や出欠確認を怠るといった過失があると判断した。 捜査関係者によると、書類送検されるのは40代の前園長のほか、担任だった保育士ら3人。 冬生ちゃんは7月29日朝、登園時に乗ったバスに約9時間閉じ込められ、熱中症で死亡した。亡くなったのは午後1時ごろとみられる。この日、中間市に隣接する北九州市八幡西区の最高気温は33・1度だった。 当日はバスを前園長が運転していたが、前園長もバスを出迎えた職員も、園児を降ろす際に車内の確認を十分に行わず、冬生ちゃんが残っていることに気づかずバスを施錠していた。さらに担任ら2人は冬生ちゃんの不在に気づきながら、園長や保護者に出欠を確認していなかった。 捜査関係者によると、県警は…この記事は会員記事です。残り343文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

いい茶だな♪茶畑の茶の間、富士眺め絶景のティータイム 静岡

会員記事文・山崎琢也、写真・林敏行2021年11月27日 17時00分富士山を望む急斜面の茶畑にある「天空の茶の間」。穏やかな日差しを浴びながら、お茶を楽しめる=静岡市清水区、林敏行撮影 眼下に茶畑、かなたに富士山。静岡の山あいにある茶畑の中のテラス「天空の茶の間」。絶景の中での一服は、格別の味だ。 曲がりくねった急勾配の山道を車と徒歩で登ること約15分。斜面に張り付くように広がる茶畑の中に、木造のテラスが見えてきた。静岡市清水区の山あいにある「天空の茶の間」だ。 テラスは斜面に張り出し、まるで宙に浮いているかのよう。立つと周囲の山々が見渡せる。標高は350メートルというが、視界を遮るものがないため実際より高く感じる。眼下には両河内地区の茶畑、遠くには雪化粧した富士山がそびえる。急斜面の茶畑にある「天空の茶の間」。富士山を望む山肌に暖かな日差しが降り注ぐ=静岡市清水区 1組90分制の貸し切りで、2種類のお茶と茶菓子などのティーセットが付く。料金は1人3千円(早朝は5千円)。テラスまでは案内人が同行してくれるが、茶葉の解説やおいしい入れ方などを説明すると下山するので、利用者だけの静かな時間を過ごせる。記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。 2019年5月にサービスを…この記事は会員記事です。残り870文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

マスク姿にイベント中止 市の広報誌がコロナ禍を伝える写真募集

戸田拓2021年11月27日 17時00分 道行く人が皆マスクを着け、人が集まるイベントは軒並み中止に。誰もが苦難に直面したこの2年間の景色を後世に伝えようと、北海道滝川市が広報誌で市民参加型企画「コロナ禍の記憶」を行う。 北海道で新型コロナウイルス感染症患者が確認された2020年1月以降に市内でスマホやデジカメなどで撮影された写真を募集し、「広報たきかわ」来年3月号に特設ページを設ける。飼い猫の写真など、コロナと直接関係ない画像でもOKという。 市の広報誌「広報たきかわ」では2年前から市民の写真投稿コーナー「みんなの写真館」を開設。徐々に投稿数が増えてきたため、今回拡大企画を行うことにした。市広報広聴係の村沢由香里主任主事は「この期間に広報が取材に行けなかったできごとなどをお寄せいただけるとありがたいが、コロナ禍の中でのふだんの生活がどうだったかも後から見てわかるように、街の記憶を残すことができれば」と狙いを話す。 来年1月31日締め切り。それまでに市内で撮影された画像であれば、市民以外の応募も可能。市の公式サイトのフォームから画像を送れるほか、インスタグラム(@takikawa_photo)、公式LINEからも投稿できる。問い合わせは滝川市広報広聴係(0125・28・8005)へ。(戸田拓)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東京都、新たに16人の感染確認 先週土曜と同じ人数

2021年11月27日 17時11分 東京都は27日、新型コロナウイルスの感染者を新たに16人確認したと発表した。前週の土曜日(20日)と同じ人数だった。27日までの1週間平均の感染者数は15・7人で、前週比で89・2%だった。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO)を使用」とする都の基準による重症者数は、前日と同じ7人だった。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

福岡市、「楽天地」製造もつ鍋セットに回収命令 殺菌不十分の可能性

外尾誠2021年11月27日 13時30分 福岡市は26日、「有限会社楽天地」(水谷崇社長、同市中央区)が製造した家庭向けのもつ鍋セットの回収を同日付で命じたと発表した。牛もつの殺菌が不十分で、食中毒の原因菌が含まれる可能性があるためという。同日までに健康被害の報告はないが、「購入者は食べずに同社(0120・869・107)に連絡を」と呼びかけている。 市によると、回収対象は今月10~16日に450個が製造された「もつ鍋セット2人前」。外箱に「博多 元祖もつ鍋 楽天地」の表示がある。福岡、佐賀両県の高速道のサービスエリアなどで販売され、熊本県と東京都の食品会社にも卸された。 販売先で牛もつ入り容器の膨張が判明し、26日に連絡を受けた市が製造所に立ち入り調査。食品衛生法で定められた加熱殺菌の基準を満たさず、菌が増殖している恐れがあると分かった。同社が自主回収を進めているが、同日時点で243個が未回収という。(外尾誠)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

海底ごみは社会を映す 記者が潜った周防灘 90分で440㌔回収

【動画】豊かな海を脅かすごみ。海底ごみの回収に同行した=寺島笑花、西田祐希撮影2030 SDGsで変える 豊かな海が、ごみに脅かされています。三方を海に囲まれた山口県で10年前から続く海底清掃に記者が参加し、海の底から現状を見つめました。この活動は、SDGs(持続可能な開発目標)の一つ「海の豊かさを守ろう」に深く関わっています。(寺島笑花) 10月16日、山口県周南市の港からダイバーらと船に乗り込み、周防灘に浮かぶ約10キロ離れた大津島(おおづしま)へ向かった。馬島(うましま)漁港から見た海はきらきらと輝いている。ところが、潜ってみると海の表情は一変した。海底に近づくにつれてヘドロが漂い、視界は暗くなっていく。水深は約5メートルだが、手を伸ばした30センチ先さえ見えない。海底に顔を近づけると、貝が付着した瓶が埋もれている。すぐそばをスズメダイの群れが通り過ぎていった。地元の大学生たちが引き揚げボランティア 釣り愛好家らでつくる山口県釣り団体協議会が、県内各地で年2~4回実施しているボランティアの海底清掃。ダイバーがネットを手に潜り、海底に沈んだ空き缶や瓶などを集めながら島の岸壁に向かって進む。大きなごみはロープでくくり、陸上で待ち構える地元の徳山大ラグビー部員らが引き揚げる。 この日は6人のダイバーを含…この記事は会員記事です。残り1326文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

北海道・留萌を卓球のまちに 立ち上がった「世界のカットマン」

現役時代の松下浩二さん。カットの名手だった 北海道の人口約2万人の小さな自治体、留萌市が卓球を核にした地域活性化をめざす取り組みを始めた。立ち上がったのは日本初のプロ卓球選手としてドイツでもプレーした「世界のカットマン」だった。 10月、卓球日本選手権の北海道予選ジュニア女子(高校2年生以下)の決勝。卓球関係者はその対戦カードに驚いていた。中学1年と中学2年の留萌の中学生対決だったからだ。ひとりは、とあるコーチの指導力を頼って東京から7月下旬に留萌の中学校にやって来た。もうひとりは、地元で知られた卓球3兄妹の末っ子。2人とも留萌を拠点に全国での活躍が期待されている。 今年4月から留萌市にコーチを派遣しているのが、卓球用品メーカーのVICTAS(ヴィクタス)。東京五輪で日本初の金メダルを獲得した水谷隼、伊藤美誠ペアが着ていたユニホームはVICTAS製だ。 同社の松下浩二社長(54)は国内トップの卓球リーグTリーグの初代チェアマンを務めた。球に下回転をかけて返球する「カットマン」で知られ、日本最多タイの4度の五輪出場。日本初のプロ選手として欧州で活躍した卓球界のレジェンドだ。 11月5日、VICTASは留萌市と、「卓球を通じた子どもたちに夢と希望を与える取り組み」「卓球を通じた市民の健康増進」など七つからなる包括協定を結んだ。松下社長は「これからの日本は大都市でなく、地方都市の活性化が重要になる。スポーツ、卓球の町、留萌を全国にPRしたい」と語った。 卓球メーカーと留萌市が結び…この記事は会員記事です。残り2020文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル