交際女性に中絶薬、男に求刑3年6カ月 福岡地裁

布田一樹2021年5月18日 21時23分 妊娠中の交際女性をだまして中絶薬を飲ませ、中絶させようとしたとして、不同意堕胎未遂罪に問われた福岡市城南区、会社員三前尋被告(21)の初公判が18日、福岡地裁(伊藤寛樹裁判長)であった。被告は起訴内容を認め、検察側は懲役3年6カ月を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は6月28日に言い渡される。 起訴状などによると、三前被告は昨年9月24日夜、市内の兄の家で、当時18歳の女性に性病治療薬と偽って国内未承認の中絶薬「ミフェプリストン」2錠を飲ませ、同意なしに中絶させようとしたとされる。服用との因果関係は立証されていないが、女性は約1カ月後に流産した。 検察側は、被告は女性の妊娠が分かるとインターネットで海外から中絶薬を購入し、「(被告が)性病にかかり胎児に悪影響がある」とうそを言って飲ませたと指摘。「他人の心情や生命、身体の危険性を顧みず、身勝手極まりない」と主張した。 一方、三前被告は「軽率な行動で傷つけてしまい、謝罪の気持ちでいっぱいです」と述べた。弁護側は被告が真摯(しんし)に反省し、被害弁済の意思もあるとして、執行猶予付き判決が相当とした。 厚生労働省によると、ミフェプリストンは子宮を収縮させる効果がある別の薬「ミソプロストール」と併用の条件で、承認申請に向けた治験が現在進んでいる。(布田一樹)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

国の補償「もっと早く」 石綿訴訟原告らの嘆きと期待

会員記事阿部峻介、布田一樹、森下裕介、大野晴香2021年5月18日 21時27分 建設現場のアスベスト被害をめぐる集団訴訟で、国と一部メーカーの賠償責任を認めた最高裁判決から一夜明けた18日、国が和解の基準に合意した。最初の集団提訴から、13年に及ぶ法廷闘争の末の被害補償。各地の原告らは「もう少し早ければ……」と嘆く一方、すべての被害者の救済に期待を寄せた。無念晴らすまで死ねない この日午前、首相官邸。テーブルの向こうで菅義偉首相が謝罪の言葉を述べ頭を下げる姿を、原告の大坂春子さん(77)は一礼して受け止めた。 夫と長男と3人で、大工として数十軒の住宅を建ててきた。現場で舞った石綿は家族をむしばみ、夫・金雄(かねお)さんは2003年に中皮腫で逝った。65歳だった。石綿の恐ろしさを訴え、08年に東京地裁に提訴した。全国初の集団訴訟だった。 裁判のさなか、長男の誠さんも中皮腫を発症し、14年に46歳の若さで亡くなった。同じように働いていた自分にも病が忍び寄っているのかもしれない。「2人の無念を晴らすまでは、アスベストでは死ねない」と気持ちを奮い立たせながら闘ってきた。 全国で33件の訴訟を起こした原告は約1200人。約700人の作業員がすでに亡くなった。大坂さんは「裁判を始めたとき私は65歳。いまは77歳です」。13年という時間の重みと全面解決を菅首相に訴えた。 「もう少し早く解決してもら…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:490文字/全文:1059文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ガンバレルーヤのまひるさん、聖火ランナー辞退 鳥取

石川和彦2021年5月18日 21時48分 鳥取県内で21、22の両日に予定されている東京五輪の聖火リレーで、同県日吉津(ひえづ)村を走る予定だったお笑いコンビ「ガンバレルーヤ」のまひるさんが18日、コンビのインスタグラムで辞退を公表した。 まひるさんは「地元鳥取で走ることを楽しみにしておりました」としたうえで、公道ではなく、人がいない場所を走ると聞いていたのに、「一部で公道を走ると誤解されるような報道があった」と説明。 「感染が収まらない中、そういった報道や公道以外の場所であっても、私が走る事で大切な地元の皆様にご心配、ご迷惑をおかけする可能性が多少でもある事は本意ではなく、走ることへの不安を覚えました」とし、熟考の末、「ご辞退させて頂くことにしました」としている。 まひるさんは同県大山町出身。スポンサー枠で参加する予定だった。県関係では、タレントのイモトアヤコさんと、バルセロナ五輪の男子マラソン銀メダリスト、森下広一さんも聖火ランナーを辞退している。(石川和彦)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

漫才を黒澤監督のように 西川きよしが語る澤田隆治さん

 一世を風靡(ふうび)した伝説の漫才コンビ「横山やすし・西川きよし」。16日に88歳で亡くなったテレビ・ラジオプロデューサーの澤田隆治(たかはる)さんは、無名時代の西川きよしさんを、ある役で起用した。きよしさんは収録後、澤田さんから励ましの言葉をもらい、それを糧に芸に励んだという。拡大する2020年、文化功労者に決まって取材に応じた西川きよしさん 澤田さんが細部にこだわった演出や、漫才への深い愛について、きよしさんが朝日新聞の単独インタビューに応じて語った。お笑い界を代表するベテランは、「澤田さんがいなかったら、今僕はここにいません」と語るなど、何度も声を震わせて思い出を語った。     ◇ 僕は昭和38(1963)年に吉本新喜劇に入団した後、白木みのるさんの付き人をしながら舞台にも立たせてもらう生活を送っていました。白木さんは当時、人気番組「てなもんや三度笠」(朝日放送制作)のレギュラーとして毎週出演していたので、僕も新喜劇が終わった後、大阪市内にある朝日放送の社屋へリハーサルに通っていました。 放送後、澤田さんは相手が主演の藤田まことさんだろうが白木さんだろうが、ゲストのスターだろうが歯にきぬ着せぬ言葉で指摘をしていました。「本番のためにリハを重ねてきているんです。あの場面で1カメに視線をもらわないと困ります」などと、毎週のようにダメ出しです。 僕は当時、全くの無名でしたが、澤田さんが信念を持ってコメディー番組に向き合っている姿を見ていました。藤田さんが「すみません」と謝ると、耳にえんぴつを挟んだジャンパー姿の澤田さんは、「来週の放送では、こういうことがないように」と声をかけてお帰りになった。 ある回で、香川登枝緒先生が手がける脚本で、熊が出没する場面がありました。それを読んだ澤田さんが「熊なぁ……。だれにやらそうかなあ」と話しているんです。しばらくして澤田さんが白木さんに「ベビー(白木さんの愛称)のところの坊やを借りてもいいか?」とおっしゃった。え、僕?と、喜びと不安が一気に膨らみました。 次の日から毎日、天王寺動物…この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。残り:2670文字/全文:3520文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

勾留中のカルテ、本人請求でも不開示?最高裁が見直しか

 勾留中に受けた診療の記録が開示されないのはおかしい――。40代男性がそう主張して国を訴えた裁判で、最高裁第三小法廷(宇賀克也裁判長)が18日、原告・被告の意見を聞く弁論を開いた。最高裁の弁論は二審の判断を変える際に必要な手続きのため、原告敗訴とした一、二審を判決で見直す可能性がある。診療記録の開示どうあるべき? 6月に最高裁判決 拘置所や刑務所など刑事施設の診療記録の開示をめぐる裁判は各地であり、4月には大阪高裁が受刑者の訴えを認める初の判決を出している。最高裁の判断は、情報開示のあり方に影響を与えそうだ。 刑事事件で起訴され東京拘置所にいた原告は2017年、自身の診療記録について国に開示請求した。歯の痛みや出血がひどいのに治療してくれず、体調が悪いことを示す資料を持っておきたかったという。 だが、国の判断は「全部不開示」。「刑事裁判に係る個人情報」などは開示の対象外と定めた行政機関個人情報保護法45条1項が根拠とされた。これを受け、原告は開示や賠償を求めて提訴。診療記録も刑事裁判に関わる情報と言えるか、が争点になった。■不開示は 「社会復帰妨げな…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:454文字/全文:942文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

琵琶湖のスーツケース遺体、死後半年以上 捜査本部設置

安藤仙一朗、鈴木洋和2021年5月18日 18時30分 滋賀県彦根市薩摩町の琵琶湖岸に打ち上げられたスーツケースの中から遺体が見つかった事件で、滋賀県警は18日、司法解剖の結果、遺体は身長170センチほどで、45~60歳ぐらいの成人とみられると発表した。県警は同日、彦根署に捜査本部を設置し、死体遺棄容疑で捜査を進めている。 捜査1課によると、遺体の大部分が白骨化しており、死亡してからおよそ半年以上が経ったとみられる。死因や性別は不明。着衣はなく、目立った外傷はなかった。スーツケースは黒い布製で、縦85センチ、横55センチ、幅25センチ。遺体は丸まった姿勢で入れられていた。 ケースの一部が破れており、県警は18日、約50人態勢で現場付近を捜索。近くで足首や指の骨のようなものを見つけ、同じ被害者のものかどうか調べている。 現場はJR琵琶湖線稲枝駅から北西約4・5キロの湖岸。17日に遺体に気づいた近所の男性(83)によると、ケースを初めて見かけたのは14日で、水面に浮いていた。17日に中をのぞくと、茶色っぽいものが見え、動物の死骸だと思って他の住民が市役所に連絡した。改めて中を確認すると、白骨化した頭と腕が見えたという。男性は「人だと分かってびっくりした」と話した。(安藤仙一朗、鈴木洋和)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Shohei Ohtani hits MLB-leading 13th homer of the season

Anaheim, California – Shohei Otani took the outright lead in the MLB home run race…

コロナ禍の今できる留学先は リゾート地も?課題は?

 留学ジャーナルの加藤ゆかり編集長に留学事情を聴く連載の3回目は、「今できる留学」を取り上げる。(編集委員・宮坂麻子) 緊急事態宣言も延長され、「留学したい」と言いにくい雰囲気が続いています。一方、海外ではワクチン接種が進み、留学生を受け入れる国もあり、中高大学生や保護者からは「今のうちにしか留学できないので行けるところはないか」という相談も受けます。 オーストラリアやニュージーランドは、海外からの入国が禁止されていますが、ワクチン接種が進む英国や、米国の一部、フランス、イタリアなどでは、実は留学自体は現在も可能です。実際に、英国の大学や、米国の大学では留学生も戻りつつあります。通常時と違い、現地の感染状況や医療体制などをよく調べる必要がありますが、それでもどうしても行きたければ行けるところはあります。 例えば、留学ジャーナルでは…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ウグイス初鳴きで季節観測、都市化で廃止決定→継続へ

 サクラの開花やウグイスの初鳴きの時期を調べて、季節の移り変わりをとらえる気象庁の「生物季節観測」。都市化の影響などで観測が難しくなったとして、同庁が今年1月から対象の動植物を大幅に減らしたところ、専門家から異論の声が上がった。歴史のある観測データが途絶えてしまうからだ。温暖化の影響を知るのにも役立つことから、環境省などと協力して観測を続けることになった。 生物季節観測は1953年に気象庁が始めた。全国58の気象台や測候所の周辺で、職員が目や耳で確認できた動植物の開花や鳴き声などをもとに季節の遅れや進み、地域的な違いを把握してきた。観測データは、サクラの開花宣言や農作業の時期を選ぶ際に利用されてきたほか、気象への関心を高めるのにも役立ってきたという。 だが、各地で都市化が進み、最近では動植物の確認が難しくなっていた。気象庁は昨年11月、これまで観察を続けてきた植物34種目、動物23種目の対象を大幅に減らし、サクラやカエデなどの植物6種目のみにすると発表した。 これに対し、専門家の団体や学会などから「広域で長期的な観測データは極めて重要」などと観測の継続を求める意見が相次いだ。 気象庁と環境省は3月末、約70年にわたる観測データを生かしながら、対象外となった動植物についても、試行的に調べていくと発表。季節の変化だけでなく、新たに生き物の生息環境の変化や、気候変動による生態系への影響も把握することを目的に加えた。こうした専門的な調査は、国立環境研究所(茨城県つくば市)が担うという。 生き物を通じて四季を感じる…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:321文字/全文:989文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

奨学金貸与時の保証人枠組み「見直しも」 文科相

桑原紀彦2021年5月18日 14時30分 奨学金の返済をめぐり、保証人の過払い分を返金するよう日本学生支援機構に命じた13日の札幌地裁判決を受け、萩生田光一文部科学相は18日の記者会見で、連帯保証人に加えて保証人を必要とする機構の奨学金貸与の仕組みについて「時代の変化に合わせて見直しも必要」と指摘した。 連帯保証人を含め複数の保証人がいる場合、民法上、各保証人は等しい割合で返済義務を負うとされている。だが機構はそれを保証人に知らせず、支払い義務を超えた返済を求めていた。機構を所管する立場の萩生田文科相は「保証人の果たすべき役割と内容について、もう少し丁寧に説明すればよかった」「保証人の行為について詳しい説明をしないで甘えてきたということ」などと述べ、機構の対応に問題があったとの認識を示した。 そのうえで、連帯保証人と保証人を求める貸与の仕組みについて「こういう制度は民間でもなくなってきている。古い制度で今日まで来てしまっている」と指摘し、見直しの必要性に言及した。(桑原紀彦)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル