山菜採りの男性、クマに襲われ顔面骨折 鎌で応戦 秋田

 20日正午すぎ、秋田県大館市比内町独鈷(とっこ)の山林で、山菜採りをしていた市内の男性(75)がクマに襲われてケガをしたと、同行していた男性(70)から119番通報があった。男性は顔面骨折などの重傷を負ったが、意識はあり歩けるという。県警によると、クマによる人身被害は今年初めて。 大館署によると、負傷した男性は同市比内町扇田の無職川口良雄さん(75)。現場の山中は民家から300メートルほど離れていた。 通報した男性によると、山菜採りから下山しようと声を掛け合っていたところ、20メートルほど離れた所で川口さんの悲鳴が聞こえた。駆け寄るとクマが覆いかぶさり、顔面をひっかいていた。川口さんは持参していた鎌で応戦していたという。逃げたクマは太っていたという。 2人は毎年、この現場を山菜…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

現役騎手ら10人弱、競馬関与停止へ 岐阜・笠松競馬

 笠松競馬(岐阜県笠松町)の調教師や騎手が不正に馬券を購入していた問題で、レース主催者の県地方競馬組合が既に引退した元調教師と元騎手の計4人を最も重い「競馬関与禁止」に、馬券購入などに関与した現役の調教師と騎手10人弱を「関与停止」の処分とする方針を決めたことが関係者への取材で分かった。 笠松競馬所属の騎手・調教師34人のうち10人弱がレースに関与できなくなる。21日にも騎手らに通知し、公表する予定で、5月下旬~6月上旬のレース再開を目指すという。 この問題を巡っては、弁護士らでつくる第三者委員会が3月末に調査報告書を同組合に提出。関係者によると組合はこれを受け、規則に基づいた処分予定を本人らに連絡。4月中旬、面談で反論や意見を聞いた上で、最終的な処分内容を決めたという。 競馬法違反の罪で罰金の略式…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

銀座の「宇宙船」ビル、住人の退去進む 名建築が岐路に

 空を飛ぶ宇宙船のように見えて、細胞の集合体のようでもあり、近未来を感じさせる東京・銀座の「中銀(なかぎん)カプセルタワービル」。建築家の故黒川紀章さんが設計し、世界的にも「名建築」として知られるが、敷地の売却が決まり、住人の退去が始まっている。建てられたのは約50年前。老朽化に加え、ここにもコロナ禍の影響が及ぶ。 約10平方メートルの四角いカプセルに直径130センチの丸い窓。SFの世界観を醸し出す140室が、中銀カプセルタワービル(11階、一部13階建て)に取り付けられている。 「空飛ぶ円盤に搭乗している気分。外とは別の時間の流れを感じられ、ここにいる時間がすごく好き」 11階の1部屋を借りる「住人」でDJの声(こえ)さん(41)はそう話す。週に3~4回、アニメ曲のレコードを流し、SNSで配信。部屋には新世紀エヴァンゲリオンの「綾波レイ」の等身大フィギュアに、怪獣ヘドラや宇宙人の大型人形などが並ぶ。「中銀カプセルタワービル」と刺繡(ししゅう)した特注の特攻服も飾ってある。 出会いは2001年、大阪から上京したばかりの声さんは、首都高で銀座方面に向かっている時、高層ビル群の中で異彩を放つその姿に目がとまった。 「大きな円窓の四角い部屋が…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「筋肉は裏切らない」の彼も 次々回朝ドラ追加キャスト

 筋肉は、いや、朝ドラは裏切らない――。今年度後期放送の「カムカムエヴリバディ」の新たな出演者9人が決まった。「筋肉体操」で人気を集めたあの人も登場する。 「カムカムエヴリバディ」は、上白石萌音、深津絵里、川栄李奈の主人公3人の物語。ラジオ英語講座を題材に、祖母、母、娘の3世代100年のファミリーヒストリーが描かれる。初代主人公の橘安子は大正生まれ、岡山の和菓子屋の看板娘で、上白石が演じる。 NHKが20日に発表したのは、安子を取り巻く登場人物たち。軍靴の足音が近づく中でラジオ英語講座と出会う主人公に、様々な影響をもたらす。 安子の運命を動かす進駐軍の将校、ロバート・ローズウッドを演じるのは、村雨辰剛(むらさめたつまさ)。朝ドラの出演は初めて。スウェーデン出身の庭師という異色の経歴の持ち主で、「筋肉は裏切らない」でおなじみの番組「みんなで筋肉体操」(NHK)の筋肉アシスタントとして出演、話題になった。 「役者経験はほとんどありませんが、豪華なキャストの方々と一緒に出演させて頂く事に、純粋にワクワクしております。今からとても緊張しています」とコメントしている。 海軍の軍人、神田猛役には…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

駅に咲いた、ことばのサクラ きっかけは2人の若手駅員

 満開の「桜」が、今も駅の構内で咲いている。「みんなに明るい春が来ますように」「新生活、頑張るぞ! あきらめない!」。花びらを模した紙に、思い思いのメッセージがあふれる。 兵庫県加古川市にあるJR加古川駅。書いたのは、駅を利用する通勤・通学客や駅職員だ。 「新生活応援メッセージ募集」 駅は3月初め、花びらの形に切った紙を駅のコンコースに置き、利用客に書いてもらうことにした。メッセージは1カ月で300を超えた。 きっかけは、2人の若手駅員だった。 2月上旬。駅員の大西広太さん(20)は、受験票を手にした学生らを駅改札前で見送っていた。 新型コロナウイルスの感染が再び広がり、2度目の緊急事態宣言が出ていた時期。緊張と不安が入り交じったような受験生の表情が気になった。 「みんなの背中を押したい。何かできないかな」 同僚に相談する中で、応援メッセージを駅の利用者に書いてもらい、届けることを思いつく。 そして、昨年入社した内山永哲さん(23)に声を掛けた。 2年目の内山さんはコロナで入社式がなく、大好きな旅行にも行けなかった。東京の実家にも帰れない日々が続いていた。「みんなつらいのは一緒。少しでもほっと安心してほしい」 2人は勤務時間の合間を見つけて桜の花びらをつくった。一枚一枚手作業で切る姿を見て、同僚たちも次々に加わった。駅職員約40人、みんなで協力して仕上げた。 隣の宝殿駅で倉庫に眠っていた黒板を引っ張り出し、3月31日の夜、メッセージが書かれた花びらを丁寧に貼り付けた。 4月1日の朝、メッセージで満開になった桜が駅にお目見えした。黒板には、白のチョークで「この現状がいつまで続くかわかりませんが、つらい経験はいつか人生の糧になります」。 駅員代表としての内山さんの言葉だった。「同じような経験をした人の言葉なら伝わるはず」と大西さんが頼んだ。 駅利用客らが足を止め、写真を撮り、SNSでも瞬く間に広まった。「心温まりました」「粋な計らいですね」「素敵な企画をありがとう」――。感謝を伝える書き込みであふれていた。 内山さんは言う。「こんな状況だけど、肩ひじ張らずに自分たちのペースで頑張ろうって思ってほしい」 満開の桜は、28日まで設置される予定だ。(岩本修弥)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ブルートレイン車両が遍路宿へ うどん店主が移設し修繕

福家司2021年4月20日 10時35分【動画】鹿児島から香川に到着したブルートレイン車両=福家司撮影 鹿児島県阿久根市で雨ざらしになっていた寝台特急「ブルートレイン」の寝台車2両が移設され、18日に香川県観音寺市に到着した。善通寺市のうどん店主、岸井正樹さん(60)が車両を修繕し、今秋にも四国霊場八十八カ所の遍路宿としてよみがえらせる。 2両は15日夜、別々のトレーラーに牽引(けんいん)されて阿久根を出発。2人用個室「デュエット」車両には、「阿久根のみなさん、お世話になりました。観音寺のみなさん、よろしくお願いします」との横断幕が掲げられた。 一般道を夜間走り、宮崎県を経由し、大分県の臼杵港からフェリーで愛媛県の八幡浜港へ。出発から4日目の18日朝、移設先の四国霊場六十六番札所、雲辺寺に登るロープウェーの山麓(さんろく)駅駐車場に到着した。 鉄道ファンらが見守る中、あらかじめ敷かれた線路の上に台車を乗せ、大型クレーン車2台で1両ずつ車体をつり上げて慎重に設置した。 岸井さんは、2008年まで寝台特急「なは」(新大阪―西鹿児島間)などとして走っていたブルトレのデュエットと2段式のB寝台車の車両が、阿久根で雨ざらしになっているのを知り、1両100万円で買い取った。移設費用は岸井さん夫婦がクラウドファンディング(CF)で集めた資金のうち約900万円を充てたという。 CFに協力した愛知県大府市の宮田宜知(たかし)さん(48)は「実際に車両がレールの上に乗ったとき、ブルートレインに乗っていたころの感動がフラッシュバックして、しびれた」と話した。 今後は車両を塗り直し、傷んだ場所を修理したうえ、トイレ・シャワー棟などを併設した宿泊施設「四国遍路の駅 オハネフの宿なは・瀬戸」として、今秋のオープンを目指す。近くには岸井さんがうどん店を開くほか、花や亜熱帯フルーツの売店も開きたいという。2両の上には屋根も付ける。 岸井さんは「最高の気持ちだ。応援してくれた皆さんに見てもらい、歩き遍路の人がひと休みする時も接待したい。ブルートレインを知らない子どもにも触れてもらいたい」と話している。(福家司)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

あの日以来、ブルーインパルス本格始動 空に桜の花描く

 コロナ禍で出番が途絶えていた航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が22日、富山県砺波(となみ)市のイベントで1年ぶりに飛行を一般向けに披露する。医療従事者へ感謝を伝えようと都心上空を飛んで以来だ。上空に描くのは五輪ならぬ六つの輪。7月に予定される東京五輪への参加は決まっていないが、今年の第一歩を踏み出す。 ブルーインパルスの正式名称は、宮城県の松島基地第4航空団に所属する「第11飛行隊」。イベントなどに合わせてアクロバット飛行を披露する専門チームだ。青と白のカラーリングの6機がスモークで文字や図形を描き、一糸乱れぬ動きを見せる。 コロナ禍の前は、月に数回、全国各地で活動していたが、イベントの中止が相次ぎ、昨年5月29日に都心上空を飛んだのが一般向けとしては最後になっていた。 そんな中、国内最大級の花の祭典「となみチューリップフェア」を主催する富山県砺波市が、22日に開幕するフェアへの出演を空自に依頼。昨年は緊急事態宣言で中止になっており、記念となる今年の第70回は「何としてでも開催し、盛り上げたい」(市の担当者)との思いがあった。 一方、空自もイベントの意義などを踏まえ、飛行を披露するタイミングと判断。依頼を受けた。 隊長として初めての飛行に臨む遠渡(えんと)祐樹隊長(41)は「我々にとっても念願の飛行」と語る。当日は「サクラ」と呼ばれる、桜の花びらを模した六つの輪を6機のスモークで描く予定だ。「ご覧いただける方々が少しでも晴れやかな気持ちになっていただけるよう、感謝の気持ちを込めてダイナミックなフライトをお見せしたい」と意気込む。(成沢解語)過去にはW杯にも参加 東京五輪はどうなる? ブルーインパルスが誕生した…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:459文字/全文:1195文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Rangers’ Kohei Arihara holds ex-teammate Shohei Ohtani hitless in win

Anaheim, California – Texas Rangers rookie Kohei Arihara held former teammate Shohei Ohtani hitless in…

島崎和歌子さん聖火リレー 土佐弁で「五輪盛り上げる」

 東京五輪の聖火リレーが19日、高知県内で始まった。高知市の桂浜を出発した聖火は県西部に向かい、いの町、土佐市、四万十市など計9市町を巡った。沿道ではトーチを掲げて走る聖火ランナーを多くの人たちが待ち受けた。聖火は20日も土佐路を駆ける。(冨田悦央、清野貴幸、今林弘、笠原雅俊) 桂浜では坂本龍馬像の前で午前7時半過ぎから出発式があった。市立浦戸小学校の児童6人が「東京オリンピックが世界中のコロナや災害で苦しむ人々の希望となるよう全力で応援します」と声を合わせた。 夫婦で出発式を見守った宮川篤さん(68)は「心待ちにしていた。オリンピックはコロナに負けずにガツンと開催してほしい」と話していた。 第1走者に選ばれたのは、南国市出身のタレント島崎和歌子さん(48)。「高知県からも東京オリンピックをこじゃんち(すごく)盛り上げたい」と土佐弁で意気込みを語り、トーチに聖火を受け取った。 島崎さんは沿道の観覧者に手を振りながらスタート。朝日が差し込む松並木を通って、同じ南国市生まれの歌手三山ひろしさん(40)が待つ広場へ。桂浜を背景に、2人は笑顔でトーチからトーチに聖火をつないだ。走り終えた三山さんは「炎が移った瞬間、ときめきのようなものを感じた」と笑った。 第5走者は高知市の近藤可連(かれん)さん(18)。市内の特別支援学校を今春卒業して働きだした近藤さんは、知的障害のある人たちのスポーツの全国大会「スペシャルオリンピックス日本」(2018年)の陸上800メートルで金メダルに輝いた。 力強い走りに母亜矢さん(48)は「自閉症の息子が立派に走る姿を見て感動した。実は私も聖火ランナー。夜、宿毛市で走ります」と話し、親子一緒に高知市を後にした。 近藤さんの聖火を受けた第6走者のプロランニングコーチ、金哲彦さん(57)が坂本龍馬記念館前まで走り、第1区間を締めくくった。 第2区間は、いの町。仁淀川橋近くの仁淀川に浮かぶ舟に聖火ランナーが乗り込んで川面を一周した。 第3区間の土佐市の国道56号(土佐市バイパス)では、中学生のころから卓球を続け、県卓球協会長と県スポーツ協会長も務める高知商工会議所会頭の青木章泰さん(78)が走った。一昨年、腰の手術を受けたため、リハビリと聖火リレーの練習を続けてきたという。 「病を乗り越え東京五輪出場が内定した水泳の池江璃花子選手の復活に純粋に感動した。スポーツが夢と希望、感動を与えるものだと走りながら改めて感じた」 1964年の東京五輪では、愛媛県から高知入りした聖火リレーは4日間かけて土佐路を巡り、徳島県へつながれた。57年前の聖火ランナーは切れ目のないルートを走ったが、今回は場所も時間もとぎれとぎれのルートが設定された。 聖火は、清流四万十川に架かる長さ約290メートルの佐田沈下橋(高知県四万十市)も駆け抜けた。 高知市の自転車競技選手、矢野賢児さん(57)は、若葉の中を気持ちよさそうに走った。矢野さんは「大好きな佐田沈下橋という最高の舞台で走れて光栄です。四万十川の風が気持ちよかった」と話した。 5年前に東京から佐田に移住した辻沢康友さん(79)は懸命にカメラのシャッターを切っていた。前回の東京五輪は夜間の仕事が忙しく、全く見られなかったという。「四万十川で聖火が走る光景を見られて本当に夢のよう。五輪の風を少し肌で感じて満足です」 聖火は土佐清水市の後、第10区間の宿毛市へ。地元出身の井筒親方(37)=元関脇豊ノ島=が午後7時半すぎにゴール地点の「海風公園」(宿毛湾港新田緑地)に到着し、第1日の日程を終えた。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

マスクせず乾杯、「朝まで営業」満席 大阪・東京の夜

 新型コロナウイルスの感染拡大により、大阪と東京で3度目の「緊急事態宣言」発出が現実味を帯びる中、カギとなるのが人の流れの抑制だ。宣言に準じる「まん延防止等重点措置」は効果があったのか。記者がそれぞれの繁華街を、19日の同時刻に歩いた。大阪・ミナミ、午後5時 観光地・道頓堀。インバウンド(訪日外国人客)であふれた以前のにぎわいには遠く及ばない。かつては大勢の観光客を乗せていた観光船が道頓堀川を通ったが、乗客は数人だった。 だが「グリコ」の巨大看板近くにかかる戎(えびす)橋より北側に延びる心斎橋筋商店街は、行き交う人々で埋め尽くされていた。飲食店の同僚と買い物に来た大阪市の20代女性は「コロナは『うつるときはうつる』と思うから気にしない」という。 重点措置により、飲食店などで酒類の提供が終わる午後7時には、近くの飲食店街の看板の電気が少しずつ消え始める。居酒屋の男性店主(49)は「午後7時まででは商売も成り立たず、マスク会食のお願いもしんどい」と漏らした。同、午後8時 飲食店は閉店の時間。飲食店街から少し離れると、ビルの階段や公園でたむろする若者らの姿が見られた。中にはマスクをせず、飲酒するグループも。公園で缶ビールを飲んでいた大阪市の会社員男性(30)は「1年前の緊急事態宣言は緊張感があったけど、今はない。また宣言を出しても効果はないのでは。こんな状態で五輪をやっても、大失敗すると思う」。 一方、キャバクラなどが集まる一角には、この時間でも若者を中心に一定の人出があった。通りに立つ女性らが「飲み放題1500円」と書かれたボードを手に客を呼び込んでいた。同、午後10時 この一角では、「無料案内所」を利用する客もまだ見られた。酔客相手にこう声をかける客引きの姿も。「今から、どうですか」(新谷千布美)東京・歌舞伎町、午後5時 「歌舞伎町一番街」と記されたアーチをくぐると、営業中の飲食店がほとんど。しかし客の入りは少ない。客引きも手持ちぶさたのようだ。友人2人とカラオケ店から出てきた20代の会社員女性は「マスクをしてるから大丈夫かなって」と、そのままゲームセンターへ。 映画館に面した広場に向かうと、ここにも若者の姿が。中には路上で抱き合うカップルも。近くの路地裏では、会社員の男性(28)が後輩とマスクを外して缶チューハイで乾杯。「レンタルルームを借りて飲み会をする知人もいる。みんな『自粛』に疲れているよ」 この街で30年以上続く花屋を営む宅野貴洋(たかひろ)さん(47)は昨春までは24時間営業をしていたが、客足が減り、現在は午後7時に店を閉める。2回の緊急事態宣言、その後の重点措置。「だんだんと人の減り方が鈍くなっている」と感じる。「仮に宣言が出ても、劇的に減ることはないのでは」同、午後8時 明かりが少しずつ消え、駅へと向かう人も増え始める。同僚と飲みに来た会社員の女性(47)は「午後8時までにみんなが駆け込むせいで、かえって密になっている気も」と話した。 午後9時を過ぎても通りを歩くたび、客引きから「まだ居酒屋空いてますよ」と声がかかる。 路上では若者が複数のグループに分かれ、酒を飲んでいる。都内の男子大学生(21)は「1年も我慢したけれど、コロナは収まらなかった。どうせ我慢しても無駄だと思う気持ちが強いから、みんなここに来るんじゃないかな」。同、午後10時 大通りを曲がると「朝まで営業」と書かれた飲食店の看板が目に入る。店内をのぞくと、サラリーマンや若者で満席だった。(武田啓亮)ミナミの「人流」、下げ止まりの傾向 緊急事態宣言に準じる「まん…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル