足利の山火事、延焼ほぼ収まる 残り火は人海戦術で処理

 栃木県足利市で21日から続く山火事は7日目の27日、火勢が弱まり、山中から上がる煙は減った。焼失面積も前日までの約106ヘクタールと変わらず、延焼はほぼ収まった。市は28日から消火に当たる人員を1・5倍に増やして、人海戦術で残り火を処理する方針だ。  この日も自衛隊や自治体の防災ヘリ計15機が上空から放水し、地上からも消防隊員ら約180人が消火に当たった。一部地域では消防隊員が山に入り、背負ったタンクから水をかけて火だねを消し止めていった。周辺の305世帯に出している避難勧告については、市は安全が確認できるまで当面維持する。  市によると、23日には強風で延焼が広がったが、25日からは消火活動が火勢を押し返している状態。和泉聡市長は「(週明けの)3月1日には鎮圧状態にしたい。その後、残り火を処理して1週間ほどで鎮火を宣言したい」と語った。  27日昼ごろ、現場付近にドローンが飛ばされていると市に連絡があり、約1時間にわたってヘリの飛行が中断したという。市側は「消火活動の妨げとなるので飛ばさないでほしい」と訴えている。(根岸敦生) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Reds’ Shogo Akiyama leaves camp for personal reasons

Peoria, Arizona – Outfielder Shogo Akiyama will leave Cincinnati Reds spring training in Goodyear, Arizona,…

森氏発言、気づかされた性差別の核心 星野智幸さん寄稿

 東京が招致に名乗りを上げたときから、私はオリンピック開催には反対だった。けれど、では始まっても観戦しないか、と問われれば、女子サッカーを始めとして、見ずにはいられない競技がある、と答える。心の中は引き裂かれて矛盾している。 ほしの・ともゆき 1965年生まれ。「ファンタジスタ」(野間文芸新人賞)で少数派を潰す社会と対峙(たいじ)する女子サッカー選手を描く。著書に「だまされ屋さん」など。  モントリオール五輪を小学時代に見て以来、私はオリンピックにいつも心ときめかせてきた。今サッカーや相撲のファンであるのも、オリンピックでスポーツを見ることの喜びを知ったからだ。  それなのに、十数年前ぐらいから、次第に嫌気が差してきた。なぜなのか、今回のオリンピック・パラリンピック組織委員会・森喜朗前会長の女性差別発言と、それをめぐる社会の状況を見て、得心がいった。  一言でいえば、オリンピックは選手のためでも見る人のためでも開催地の住民のためでもなく、主催する関係者のごく一部の人の利権が何よりも最優先されるということが、ごまかしようのないほどはっきりしたからだ。  問題となった、2月3日の日本… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

森氏発言、気づかされた性差別の核心 星野智幸さん寄稿

 東京が招致に名乗りを上げたときから、私はオリンピック開催には反対だった。けれど、では始まっても観戦しないか、と問われれば、女子サッカーを始めとして、見ずにはいられない競技がある、と答える。心の中は引き裂かれて矛盾している。 ほしの・ともゆき 1965年生まれ。「ファンタジスタ」(野間文芸新人賞)で少数派を潰す社会と対峙(たいじ)する女子サッカー選手を描く。著書に「だまされ屋さん」など。  モントリオール五輪を小学時代に見て以来、私はオリンピックにいつも心ときめかせてきた。今サッカーや相撲のファンであるのも、オリンピックでスポーツを見ることの喜びを知ったからだ。  それなのに、十数年前ぐらいから、次第に嫌気が差してきた。なぜなのか、今回のオリンピック・パラリンピック組織委員会・森喜朗前会長の女性差別発言と、それをめぐる社会の状況を見て、得心がいった。  一言でいえば、オリンピックは選手のためでも見る人のためでも開催地の住民のためでもなく、主催する関係者のごく一部の人の利権が何よりも最優先されるということが、ごまかしようのないほどはっきりしたからだ。  問題となった、2月3日の日本… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

子育て一段落、ママが踏み出す一歩「好きなこと仕事に」

 陶芸作家が手がけたマグカップや皿を展示販売する小さなギャラリー「まめぐら」と、併設の喫茶スペース「ミカヅキ」が昨年秋、岐阜市八幡町に開業した。器が好きな主婦が、子育てが一段落したのを機に資金を集めて「好きなことを仕事にする」という夢をかなえた。  まめぐらは、岐阜市の中心市街地の空き家(約30平方メートル)を改装して、昨年10月に開業した。  柔らかな照明の下、マグカップや皿、オブジェなど約70点が並ぶ。北海道や関東、関西などの作家10人ほどが手がけた作品で、価格は3千円台が中心だ。食卓に出しても楽しめる信楽焼のフライパンなど、生活に取り入れやすい品を選んだという。 拡大する「まめぐら」で展示販売されている作品=2021年1月22日、岐阜市八幡町、高木文子撮影  店主の大野日和さん(43)は… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

子育て一段落、ママが踏み出す一歩「好きなこと仕事に」

 陶芸作家が手がけたマグカップや皿を展示販売する小さなギャラリー「まめぐら」と、併設の喫茶スペース「ミカヅキ」が昨年秋、岐阜市八幡町に開業した。器が好きな主婦が、子育てが一段落したのを機に資金を集めて「好きなことを仕事にする」という夢をかなえた。  まめぐらは、岐阜市の中心市街地の空き家(約30平方メートル)を改装して、昨年10月に開業した。  柔らかな照明の下、マグカップや皿、オブジェなど約70点が並ぶ。北海道や関東、関西などの作家10人ほどが手がけた作品で、価格は3千円台が中心だ。食卓に出しても楽しめる信楽焼のフライパンなど、生活に取り入れやすい品を選んだという。 拡大する「まめぐら」で展示販売されている作品=2021年1月22日、岐阜市八幡町、高木文子撮影  店主の大野日和さん(43)は… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

化学の答え、同じ問題冊子の生物に 大阪大が出題ミス

 大阪大は27日、今月25日にあった個別試験(2次試験)の理科の出題にミスがあったと発表した。合格発表前だったため、合否に影響はないという。  同大によると、理科を受けたのは理学部など計6学部4004人。理科は、物理、化学、生物から選択するが、この3科目は同じ冊子にとじられて出題された。ミスがあったのは化学で、DNAの構成要素を記述させる問題の解答となる単語が、生物の問題文中に記載されていたという。  試験当日の学内の点検で判明。化学の受験者全員を正解にするという。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

化学の答え、同じ問題冊子の生物に 大阪大が出題ミス

 大阪大は27日、今月25日にあった個別試験(2次試験)の理科の出題にミスがあったと発表した。合格発表前だったため、合否に影響はないという。  同大によると、理科を受けたのは理学部など計6学部4004人。理科は、物理、化学、生物から選択するが、この3科目は同じ冊子にとじられて出題された。ミスがあったのは化学で、DNAの構成要素を記述させる問題の解答となる単語が、生物の問題文中に記載されていたという。  試験当日の学内の点検で判明。化学の受験者全員を正解にするという。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

運転の危険、安全に体験 身をもって学んだ「車の怖さ」

 運転上の危険を安全に体験できます――。読む人を戸惑わせるモットーを掲げる施設が、茨城県ひたちなか市にある。  自動車安全運転センターが運営する「安全運転中央研修所」だ。東京ドーム約20個分の敷地に、タイル舗装に水を流して滑りやすさを極めた「スキッドパン」や、バイクで急勾配や岩を乗り越える「トライアルコース」など、引き返したくなる悪路の数々が待ち受ける。  今年で設立30周年を迎え、これまでに約41万人が研修を受けた。おもな対象は、警察官やバス運転手、教習所の指導員などの運転のプロだ。一方、金融機関の営業や介護職など仕事で車を使う機会の多い人が利用する一般向けのメニューも用意する。海外の警察が視察に訪れたこともある。  記者(25)は、運転歴1年弱。生の現場を伝える使命感と身の程知らずな冒険心がうずき、研修を受けてみた。  まずは時速40キロからの急ブレーキの練習。最近の車の多くは急ブレーキ時もハンドル操作ができるよう、車輪のロックを防ぐ安全装置(ABS)がついている。「ガガガ」という音や振動がすれば、作動した証しだ。  指導歴29年の滝口禎雅(ただまさ)教官(63)は、「一発でABSが作動するのは、研修生の1割」。ブレーキを思いっきり踏むのがコツと教わり張り切って挑むも、待望の「ガガガ」は聞けず、滝口教官が助手席でニヤリ。「その座り方では、力の半分も伝わりません」  背中やおしりをシートに密着させ、ひじやひざが伸びないよう座席の位置を前にセットした。するとブレーキを踏んでも体が上に逃げず、難なく作動した。  達成感を得られたのはここまで。その後はスキッドパンで急ハンドルを切って横滑りし、カーブ中にアクセルを踏み込んでスピン。記憶にあるのは、「うええ」といううめき声と、水しぶきの中に見えた虹。最後は、運転中に突如目の前の路面からあがる噴水に突っ込んだ。  制御が利かず、人の無力さを痛感した。滝口教官は「研修の一番の目的は運転技術の向上ではない」と話す。「怖さを知らないのが一番怖い。包丁の怖さは指を切れば分かる。車の怖さはここで学んで」。なるほど。  これが公道なら、私は今日何回死んだのだろう。様々なパターンでの無残な末路が脳裏に浮かんだ。「身をもって学ぶ」という真の良薬は、とても苦かった。(大谷百合絵)      ◇ 〈安全運転中央研修所〉 JR勝田駅から車で約20分で、国営ひたち海浜公園に隣接する。コロナ禍の中、入念な感染対策の上で宿泊を伴う研修も受け付けている。敷地内には付属施設として「交通公園」があり、子ども対象の交通安全研修なども行う。有料。研修所についての問い合わせは029・265・9555。 Source : 社会…

上野恩賜公園の「さくら通り」で通行規制 コロナ対策

 上野恩賜(おんし)公園(東京都台東区)の「さくら通り」で、新型コロナウイルスの感染防止のため、通行規制が行われている。  通りの中央にはコーンで作った中央分離帯が設けられ、右側通行を呼びかけた。27日は青空が広がったものの冷たい風が吹き、人通りは少なかった。規制の期間は3月7日までの予定。(諫山卓弥) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル