神戸の共同住宅で火災、1人連絡取れず 隣家にも延焼

 21日午後0時15分ごろ、神戸市須磨区板宿町3丁目の木造2階建ての共同住宅付近から出火、隣接する民家に延焼し、3棟計延べ265平方メートルが全焼する火事があった。このほか南側の2棟の屋根裏や外壁が焼けた。消防車など25台が出動し、一時、騒然となった。  神戸市消防局によると、共同住宅の2階に住む男性1人と連絡が取れていないといい、所在確認を進めている。この男性以外の住民らは無事が確認された。  近くに住む50代の女性は「爆発音と炎の勢いがものすごかった。自分の家にも燃え広がらないかと、怖かったです」と話した。  現場は山陽電鉄板宿駅の北西約650メートルで市立飛松中学校の北東約400メートル。山すそ近くにある住宅街。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Giants sign Shun Yamaguchi to minor league deal

The San Francisco Giants have agreed to terms with right-handed pitcher Shun Yamaguchi, according to…

Giants reportedly agree to deal with right-hander Shun Yamaguchi

The San Francisco Giants have agreed to terms with right-handed pitcher Shun Yamaguchi, according to…

アイドルから七宝職人に 技と歌声で守る故郷の伝統工芸

 田村有紀さん(34)の生家は、伝統工芸品・尾張七宝の発祥の地で明治時代から続く窯元だ。大学時代にアイドル歌手としてデビューしたが、後継者難に陥る地元の窯元を見て、若い世代にも親しみを感じてもらえるような七宝焼づくりに取り組み始めた。尾張七宝のテーマソングをつくり、ユーチューブで制作の動画も公開する。  銅や銀など金属の土台に、ガラス質の釉薬(ゆうやく)をのせて焼き付ける伝統工芸品、尾張七宝。江戸後期、オランダ船で輸入された皿を研究して生まれたとされる。発祥の地である愛知県あま市七宝町で、約140年続く窯元の5代目だ。  建築を学ぶため武蔵野美術大学に進学した。在学中にスカウトされて、アイドル歌手「太田ゆうき」としてデビュー。年間200回ほどのライブは「自分が歌い方や見せ方を工夫すると、お客さんからすぐに反応があるのがうれしかった」という。  その一方で、作品づくりに打ち… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

帰還困難区域の「心のよりどころ」神社守る90歳の宮司

 人は消え、時が止まったかのような感覚。見えるのは屋根から崩れ落ちた瓦や、ガラス戸が割れたままの商店。鉄格子のバリケードを越えて路地の奥へ進むと、空気が変わったような気がする。  福島県沿岸部を中心とした7市町村には、原発事故で放射線量が高いため、立ち入りが厳しく制限される帰還困難区域が広がる。その面積は東京23区の半分余りの約340平方キロメートル。ほとんどで今も解除の見通しが立たない。 拡大する国道から集落に向かう道をふさぐバリケード。津島稲荷神社の鳥居はこの先にある=2021年1月21日、福島県浪江町、力丸祥子撮影 記者が歩く 東日本大震災10年 東日本大震災から間もなく10年。13日夜にも余震とされる最大震度6強の揺れが襲った。復興に向けた人々の歩みは、前に進んだのか。被災地を記者が歩き、考えました。  取材の許可を得て区域内に入ると、荒涼とした空間にぽつんと取り残されたようで不安になる。私(33)が福島に赴任して1年半近くたつが、その間に解除されたのは昨春に再開したJR常磐線の駅などごく一部だ。「どうせもう戻れない」という声も聞く。  そんな中で、いつも気になる場所があった。神社だ。周囲は荒れているところが多いのに、境内の草が刈られ、手入れが行き届いている。何より、人の気配がする。 拡大する津島稲荷神社へ続く西参道は車が通行できるよう草が刈られていた=2021年1月21日、福島県浪江町、力丸祥子撮影  「さて、行こうか」  1月中旬のある日。福島市の住宅街で、黒い羽織に深緑色のはかま姿の井瀬信彦さん(90)に促され、私は車に乗り込んだ。後継ぎの次男の信宏さん(58)がハンドルを握る。 拡大する川俣町と浪江町の境界。警備員が常駐し、「この先帰還困難区域」と告げる日本語と英語の看板が並ぶ=2021年1月21日、力丸祥子撮影  井瀬さんは同県浪江町で840年続く津島稲荷神社の17代宮司。神社と自宅は原発から30キロほど離れた山間地にある。だが、事故時に放出された放射性物質が多く降り注ぎ、いまも避難指示が出されている。  井瀬さんを知ったのは昨年10月。避難指示が解除された町の中心部周辺にある神社で、しめ縄を作っていた。聞くと、受け持つ17社のうち、帰還困難区域にも七つの神社がある。主な3社を中心に月2回、掃除などのために通う。人が住んでいないのになぜ? 同行をお願いした。 拡大する地震で倒壊した鳥居や社殿の再建がまだ進まない国玉神社で祝詞を上げる宮司の井瀬信彦さん=2021年1月15日、福島県浪江町、力丸祥子撮影 故郷に帰れないままの「お別れ」  「この先帰還困難区域(高線量区間含む)」…

藤井二冠、ドラマ呼んだ秒読みの「中合い」と人間的感情

杉本昌隆八段の棋道愛楽  将棋の勝ちは自分でつかみ取るもの。「迷ったら前に出る(攻める)」のは、一流棋士ほど顕著な傾向です。  逆に相手の読み筋、攻撃をそのまま受け入れてしまう展開は、特に時間が切迫している秒読みでは選びにくい。ずっと「相手のターン」になり、自分の力で勝負ができないから。時間が切迫している秒読みだとなおさらでしょう。しかしそんな人間的感情が、ときに大きな逆転劇を生むことがあります。  藤井聡太二冠の優勝で幕を閉じた今年の朝日杯準決勝、決勝戦。私は解説役として現場にいましたが、人間同士の戦いの面白さ、奥深さを感じずにはおられませんでした。  2月11日に行われた午前の部の準決勝、渡辺明名人対藤井二冠戦。激しい攻防も終盤で渡辺名人がリードを奪います。  しかし秒読みのさなか、王手を… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

時短協力金、定休日も支給? 兵庫・京都は×、大阪は○

 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言を受け、営業時間の短縮要請に応じた飲食店に支払う協力金の申請受け付けが始まった。1日につき6万円。兵庫県は定休日を支給対象から外すが、隣の大阪府は定休日も含めて支給する。感染防止と営業補償のための協力金だが、府県によって飲食店数や感染状況が異なり、対応が分かれた。  2度目の緊急事態宣言を受け、県は1月14日以降、飲食店の営業時間を午後8時までに短縮するよう要請。店が時短営業や休業に応じれば、協力金として日数に応じて1日6万円を支給する。ただ、店の定休日は対象としていない。  県は、協力金を「時短営業や休業で減った売り上げの補塡(ほてん)」(担当者)と位置づける。そのため、もともと売り上げのない定休日は支給対象外とした。  同じく緊急事態宣言の対象の京都府も、飲食店の定休日は協力金の支給対象外とする。府の担当者は「あくまでも協力に応じた日数に支払う。店の定休日は、店内外の表示などで確認する」と話す。  一方、大阪府の対応は少し異なる。  大阪府では店の定休日も含め、時短営業の要請期間の日数に6万円を乗じた定額を一律支給する。そのため支給額は、1月14日~2月7日の計150万円(25日間分)か、準備期間を考慮した1月18日~2月7日の計126万円(21日間分)のいずれか。ただ、期間中に時短営業しなかった日が1日でもあれば、支給しない。  なぜ、定休日を対象としたのか。大阪府の担当者は「府下には最大約10万9千軒の飲食店があり、審査の手間を省き迅速支給するためにも一律の支給額にした」と説明する。大阪府の感染者数は約4万6千人を超え、全国で2番目に多い。「感染拡大防止の観点では、定休日は休業と同じ」とする。  国の内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室は、「協力金は各自治体が主体となって取り組み、国が交付金で支援するもの。定休日も支給するかどうかは判断が分かれるが、各自治体が感染状況などを踏まえて決めること」と話す。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

軽自動車が田んぼに転落、高校生2人死亡 岐阜の国道

 21日午前4時50分ごろ、岐阜県大垣市枝郷5丁目の国道417号で、男女4人の乗った軽自動車が田んぼに転落、後部座席に乗っていた2人が頭や胸を強く打つなどし、搬送先の病院で死亡した。  県警大垣署によると、亡くなったのはいずれも同県岐南町の高校生の高木彩那さん(18)と、池田智成さん(17)。運転していたとび職の少年(18)と助手席の少女(17)もけがをしたが、意識はあるという。  現場は右カーブで、車は沿道のガードパイプを突き破り、2メートル下の田んぼに転落。「夜景を見た帰りだった」と説明しているという。署が詳しい事故原因を調べている。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

暗闇の石巻、助けを待っている人が 医師は腹をくくった

 東日本大震災で甚大な被害に遭った宮城県石巻市。石巻赤十字病院の第一外科部長だった石井正さん(57)は、地域住民22万人の救護活動を統括しました。いくつもの教訓が後の災害に生かされ、人材育成にもつながっています。「震災はなかったほうがよかった。でも経験値にするしかない」と当時を振り返ります。  いしい・ただし 1963年東京生まれ。2002年、石巻赤十字病院第一外科部長。11年2月、宮城県から災害医療コーディネーターを委嘱された。  ――300カ所の避難所にいた約5万人のニーズを把握し、救護したことが語り継がれています。  2011年3月17日の夜、警察署へ向かう車窓から見た石巻の町を今でもよくおぼえています。停電のため真っ暗。シーンとしていた。まさに町中の何万人もの人が息を潜め、じっと助けを待っていると感じました。  「いや、これは大変なことだ」「どうにかしなくちゃいけない」と思ったんです。  「便りがないのは良い便り」じゃない。「便りがないのは悪い便り」ということなんです。 拡大するスタッフと議論する石井正さん(左から3人目)ら=2011年3月、宮城県石巻市、本人提供  「情報がないから何もできません」は通用しない。「向こうから発信できないのではないか」と疑ってかかるべきです。  連絡がとれないのはやばい。情報はとりにいくことから始めよう、と調査を始めました。  「情報は自らとりにいけ」。今でも研修会でそう教えています。  ――それぞれの避難所にいる病人や高齢者の数、水や電気、トイレ、食料の状況など医療に限らず幅広い調査をしました。  当時、市役所も保健所も大きな被害を受けていました。津波に遭わず、対応できる僕たちができることをすれば、具合が悪い人は減る。そういう思いでした。  「避難所ごとの状況把握をしよう」と言うと、支援に入っていた医師が「石井ちゃん、海外の難民キャンプでは、こんな調査票で調べているよ」とエクセルで表を作ってくれました。さらに評価をわかりやすくしよう、と◎○△×と記号を書く欄も作りました。  できるまでに時間がかかって亡… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource…

カップルが万引き? 追跡すること4施設、遂につかんだ

 商業施設4カ所にわたり不審な人物を追跡し、万引きの現場をおさえて現行犯で常人逮捕した男性に、福岡県警中央署が8日、感謝状を贈った。男性は昨年3月に警察官を退職し、百貨店で働いていたが、パトロールの経験が生きた。  岩田屋本店(福岡市中央区)で顧客サービスを担当する黒岩俊哉さん(61)は1日正午すぎ、岩田屋内の店員から連絡を受けた。「1年ほど前から万引きを繰り返していると思われる男女が現れた」。20代の若いカップル風。ブランド物に身を包み、女は大きなトートバッグを持っていた。黒岩さんは追跡を始めた。  2人は岩田屋を出ると、別の商業施設へ。2カ所を回ったが、万引きしたかは分からなかった。2人はその後、追跡に気づいたのか地下街の駐車場へ。黒岩さんがしばらく出入り口の隅に身を潜めていると、2人は駐車場から出てきて、今度は家電量販店に入った。  売り場の前に2人でしゃがみこみ、見本品の電気シェーバーを男が上着の右ポケットにしのばせた。2人はそのまま店を出た。  「こんにちは。精算されていない品物、右ポケットにありますよね」と声をかけた。男はシェーバーを取り出し、「私のです」と否定した。が、「サンプル」と書かれたシールが貼ってあった。  「窃盗容疑で現行犯逮捕するけんな」。男の腕をつかみ、110番通報した。その後の調べで2人は容疑を認め、ほかでも万引きをしていたことを明かした。  黒岩さんは県警の自動車警ら隊… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル