少女への不同意性交罪、巡査部長を起訴 検察「19歳と偽って交際」

 16歳未満の少女と性交したとして、当時、神奈川県警川崎署の巡査部長として勤務していた男が、不同意性交罪で横浜地検に起訴された。横浜地裁(奥山豪裁判長)で17日、男の初公判があった。 起訴されたのは、横浜市戸塚区の地方公務員の被告(34)。起訴状によると、被告は8月18~19日と同23~24日、少女が16歳未満であることを知りながら、県内のホテルで性交したとされる。 検察側の冒頭陳述によると、被告はSNSを通じて少女と知り合い、自身の年齢を「19歳」、職業を「留年中の高校3年生」と偽って交際を始めた。その後、交際を解消するために「やくざに連れ去られた」などとメッセージを送った。少女が「彼氏がやくざに拉致された」などと県警に相談したことから、事件が発覚したとされる。 検察側は論告で「被告は処罰を免れるため、被害者にSNSの履歴を削除するよう求めており、犯行後の状況も芳しくない」などと指摘。懲役5年6カ月を求刑した。 県警監察官室は、被告の逮捕や処分を発表しておらず、取材に「コメントしない」とした。(中村英一郎)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

マンションから小学生の女の子が転落か 搬送時に意識あり 文京区

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「お泊まりなさい」石牟礼さんが誘った旧宅 ファンの古書店主が移住

 水俣病患者たちの姿を描き、被害の実相に迫った小説「苦海浄土」で知られる作家、石牟礼道子さん(1927~2018)の熊本県水俣市の旧宅が24日に古書店として再出発する。 旧宅は8年空き家だった。板張りを替えるなどの改装を一部に施す一方、道子さんが使っていた書斎跡には机や書物がそのまま残る。 水俣川河口にほど近い、水俣市白浜町の住宅街の一角に旧宅はある。近くに古い家があったが、夫の弘さんが1986年に建てた。 道子さんは熊本市内に仕事場を構えていたが、時々、帰ってきて夫婦水入らずのひとときを過ごした。 2015年に弘さんが亡くなった後は空き家になっていたが、京都市で古書店「カライモブックス」を営んでいた奥田直美さん(44)、順平さん(43)夫妻が移り住むことになった。 直美さんは、高校時代にエッセー「言葉の秘境から」に出会って以来の石牟礼文学のファンだ。 06年に順平さんと水俣や、同じ不知火海に面した天草を巡り、09年に京都市でカライモブックスを開いた。南九州でサツマイモを意味する言葉を付けることで、京都から遠く不知火海に思いをはせたという。 「いつかは水俣へ」と思い続けてきた。一方で、空き家のままの旧宅をどうするかは遺族らの懸案になっていた。奥田さん夫婦の思いが遺族に伝わり、移住が実現した。驚きの「発掘」 本人しのばれる品々も 4月末に京都の店を閉じ、5月に引っ越し。夏の開店をめざした。旧宅の多くの資料は熊本市を拠点とする「石牟礼道子資料保存会」が整理を進めている。残っていた多くの荷物も関係者が片付けてくれた。 それでも、なお残された品々…この記事は有料記事です。残り705文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 【紙面ビューアー機能も使える】プレミアムコースが2カ月間無料!お得なキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「開けっぱなしの踏切」の安全対策に JR西、簡易ゲート設置急ぐ

 「開かずの踏切」ならぬ「開けっぱなしの踏切」が、各地に残る。遮断機と警報機がない踏切だ。その数、JR西日本管内で378カ所(2022年度末)。事故発生率が高く、廃止には地元の理解が必要なため、JR西は安全対策として、低コストで早く設置できるゲートの整備を急いでいる。 兵庫県丹波市の山あい。山沿いを走るJR福知山線の線路にある玉巻踏切は、遮断機も警報機もない。遠くの踏切の警報機が鳴る音が聞こえてしばらくすると、踏切を特急電車が走り抜けていった。 近くの畑で作業をしていた80代女性に聞くと、以前は山の中にあった墓に行く際などに踏切を渡っていたという。「見通しがあまり良くなくて、渡る時は左右をよく確認した。すぐ近くを電車が通るので怖かった」 JR西によると、「第4種踏…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「レンタル彼氏」が感じた違和感 大学院生は「男性像」を語り始めた

 その日は、昼ごろに同い年の20歳の女性と待ち合わせをしていた。その女性にとっては、人生で初めてのデート。彼女の好みに合わせ、期待に応えようと意気込んでいた。 小埜功貴さん(26)は大学生の時、「レンタル彼氏」のアルバイトをしていた。レンタル彼氏は、顧客の女性の「彼氏」役としてデートする仕事。その女性とのデートは、このバイトを始めて1年半ほど経った頃のことだった。 鍋が好きだと事前に聞いていたため、商業施設のしゃぶしゃぶ屋を選んだ。普段は感情が出やすいタイプと自覚しているが、女性はさわやかな雰囲気がタイプだと察し、はしゃぎすぎず、にこりとする程度で振るまった。 カラオケが好きだという情報もあり、自分から誘ってカラオケへ。女性が歌っているときは合いの手を入れたり、1人で歌いづらそうなところは手助けしたり。雰囲気は盛り上がっていて、好感触だった。 しかし後日、デートのアンケートを見て衝撃を受けた。「また指名したいですか?」の欄に「No」が選択されていた。 何がいけなかったんだ? 金づちで頭を殴られたような感覚だった。振り返ってみても、何か失敗したとは思えない。自信があっただけに動揺していた。 さらに指名しない理由を見る…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

スカウト集団「ナチュラル」幹部逮捕 無許可紹介か、収益は暴力団に

 国内最大規模の違法スカウトグループ「ナチュラル」でメンバーの男性が2月に監禁された事件で、警視庁は、被害届を出さないよう男性を脅したとして、幹部ら2人を組織犯罪処罰法違反(強談〈ごうだん〉威迫)の疑いで逮捕し、21日発表した。認否は明らかにしていない。 逮捕されたのはナチュラル幹部の佐藤雄己(30)=東京都新宿区=、メンバーの佐久間裕也(28)=東京都豊島区=の両容疑者。暴力団対策課によると、佐藤容疑者は上位5人に入り、佐久間容疑者は監禁事件への関与で逮捕されていた。 2人は共謀して4月22日、男性に電話し、監禁事件の被害届を出させないよう伝え、不安や困惑させる強談威迫行為をした疑いがある。風俗店など「有害業務」、無許可で紹介 職業安定法では、風俗店など「有害業務」の紹介を禁じている。キャバクラなどの紹介は許可が必要。ナチュラルは無許可だったという。警視庁は、不正に得た収益の一部が、スカウト行為を黙認させる目的で全国の複数の暴力団に流れていた可能性があるとみて、実態解明を進める。(福冨旅史)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

11歳男児をアパートに放置か 母親を保護責任者遺棄容疑で逮捕

 三重県鈴鹿市内のアパートに11歳の小学生男児を約3日間放置したとして、県警は21日、パート従業員の母親(38)を保護責任者遺棄の疑いで逮捕し、発表した。「子どもを置き去りにしたことに間違いありません」と容疑を認めているという。保護された時の男児の健康に異常はなかったが、母親は9月中旬からアパートに住んでおらず、県警は放置が約1カ月に及んだ可能性もあるとみて調べている。 県警人身安全対策課によると、母親は10月15日ごろから18日午前0時ごろまで、鈴鹿市内のアパートに男児を放置した疑いがある。男児とオンラインゲームでやりとりをした県外の親戚が「母親が3日間、家に帰っていないようだ」と鈴鹿署に通報し、駆けつけた警察官が1人でいた男児を保護した。室内はごみや衣服が散乱し、異臭もしたという。保護した時の男児の身長や体重は平均並みで、健康状態に異常はなかったという。 男児はもともと、きょうだい…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「インデアンシック」は解消? 十勝のソウルフード、冷凍パックに

 「インデアンシック」になっても、これで大丈夫――。 北海道十勝地方を中心に展開する帯広市の「カレーショップ インデアン」のカレーは、地元住民にとって「ソウルフード」だ。地元を離れた人は、小さい頃から食べてきたその味を思い出す。そして、「ホームシック」ならぬ「インデアンシック」にかかるとか。そんな人たちが待ち望んできた「インデアンカレー冷凍パック」が今秋、ついに販売開始された。 「カレーショップ インデアン」は、帯広市で1899年に創業した老舗食堂「藤森商会」が経営する。3代目社長の藤森照雄氏(故人)が1968年に、売れ筋だったカレーを分離させ、専門店を立ち上げたのがスタートだ。 年間売り上げは約250万食。3種類のルーのうち、定番の「インデアンルー」は、数十種類のスパイスに肉が溶け込んだ濃厚で辛さ控えめなルーが特徴。税込み528円のお手頃価格も愛される理由だ。 持参した鍋や密閉容器でルーをテイクアウトする姿が当たり前のように見られることでも知られる。十勝の人たちは、自宅に限らず、子供会など何か集まりがあるたびに、インデアンカレーが出てくる中、成長するのだ。 帯広市の団体職員、植田康裕…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

子どものサイエンス教室、先生は派遣の理系社員 狙うはウィンウィン

 派遣として働く理系の社員たちに、キャリアアップにつながる経験を積んでもらおう。三重県四日市市で開かれた「サイエンス教室」は、子どもたちに理科の楽しさを伝えるとともに、こんな効果もねらっている。 「緑色と黄色で、四つ葉のクローバーの模様ができた」 「黒色を水でにじませたら、ピンク色になったよ」 12日に同市のこども子育て交流プラザで開かれたサイエンス教室。丸く切ったコーヒーフィルターを折り、水性ペンで色をつけて水でにじませることで、インクの色素が分離する「ペーパークロマトグラフィー」の実験をした小学生たちは歓声を上げた。 「黒色は、たくさんの色が混ざっていて、その中でも水に溶けやすいピンク色が早く流れ出したからだよ」。講師を務める「WDBエウレカ社」(本社・東京)の社員が、原理を説明した。 同社は、理系の新卒を正社員として雇用し、メーカーの研究・実験職場に派遣している。この日は、四日市周辺のメーカーに派遣されている社員4人が講師を務めた。 サイエンス教室は、子どもの「理科離れ」を無くしたいと、2008年から関東や関西、東海地方で開いてきた。会場周辺に就業する社員から希望を募り、講師を任せている。「幼児もいれば小学6年生もいて…」気を使うポイントは なぜ、派遣社員が講師を務めているのか。 サイエンス教室の開催を取り…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

同志社大元アメフト部4人に懲役3年6カ月判決 性的暴行で京都地裁

 泥酔した女性に性的暴行を加えたとして、準強制性交等罪に問われた元・同志社大アメリカンフットボール部員4人に対する判決が21日、京都地裁であった。川上宏裁判長は「被害者の性的自由を蹂躙(じゅうりん)する相当に卑劣で悪質なものと言うほかない」とし、4人に懲役3年6カ月(求刑懲役5年)を言い渡した。 4人は片井裕貴(22)、山田悠護(22)、牧野稜(23)、浜田健(23)の各被告。昨年5月21日明け方、片井被告の自宅で、酒に酔って抵抗できない状態の20代女性に性的暴行を加えたとして起訴された。 検察側は、圧倒的な体格差や人数差を背景に性的暴行を加えたとし、「極めて卑劣で悪質」と主張していた。 4人は起訴内容を認め、弁護側は「社会で立ち直る機会を与えるべきだ」などとして執行猶予付きの判決を求めていた。(光墨祥吾)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル