ゴーン被告、無断出国か 複数の法曹関係者(産経新聞)

 会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)が日本を出国したと海外メディアが報じている問題で、ゴーン被告が東京地裁の保釈条件に反し、無断で出国した可能性があることが31日、複数の法曹関係者の話で分かった。 複数の法曹関係者によると、海外への無断渡航を禁じた保釈条件の緩和など、変更があったという情報はないとしており、東京地検は出国の有無について事実確認を急いでいる。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「死ぬまで容疑者にされる」警察の強引な「DNA採取」に警鐘、約120万件登録・・・進む監視社会(弁護士ドットコム)

犯罪捜査などに生かすため、警察が運用しているDNA型データベース。登録はおよそ120万件あり、この10年で約100万件という急スピードで増加している。警察としてはデータはあればあるほど良い。しかしその結果、軽微な事件でも「任意」の名目でDNAが採取されることがある。現在、名古屋地裁では「迷子になったペットを探すチラシを電柱などに貼った」などの理由で警察からDNAを採取・保管されているとして、データの抹消や慰謝料を求める裁判が複数起きている。市民側の代理人を務める川口創弁護士はこう語る。「『任意捜査』と言うが、実際にはろくな説明もなく無制限に採取している。採取を目的に、本来必要がない軽微な犯罪でも『取り調べ』が行なわれている」「DNAの管理について明確な法律はなく、国家公安委員会の規則があるだけだ。削除されるのは『死亡』と『必要がなくなったとき』。その事件の捜査が終わっても、将来の捜査のために『必要』となる。一度採取されると、地域の犯罪の被疑者として一生疑われる」「究極の個人情報」とも言われるDNAデータを警察はどう扱うべきなのか。川口弁護士も参加した、ジャーナリズムNGO「ワセダクロニクル」と「週刊金曜日」の共催シンポ(11月17日)の内容を紹介したい。●ペットを探すチラシでDNA採取の必要性はある?2014年8月、街なかに行方不明になった犬を探すチラシ9枚を貼った名古屋市の女性(50代)が愛知県警から取り調べを受けた。名古屋市には「屋外広告物条例」といって、電柱などにチラシを貼ることを原則禁止とする条例があるからだ。女性は不起訴になったが、取り調べのときに指紋や写真に加えて、DNAも採取されていた。確かに女性の行為は条例違反かもしれない。しかし、捜査が必要なのだろうか。犬のチラシに罰するに値するほどの違法性があるのだろうか。はがすよう行政指導すれば済むことなのではないかーー。女性は警察にDNAデータなどの削除を求めた。しかし、回答がなかったため、2019年6月、プライバシー権を保障した憲法13条などに反するとして、国を相手に裁判を起こした。川口弁護士によると、国は裁判の中で、現在女性のデータは保管していないと明かしたという。しかし、いつ削除されたかは不明。川口弁護士は「憲法論争をしたくないから削除した」可能性もあるとみている。採取されたデータはかくも曖昧な基準で保管されている。愛知県ではこのほか2019年1月、用水路で釣りをしていた、あま市の男性(20代)が進入禁止の場所に入ったとして取り調べを受け、指紋や写真、DNAを採取されている。この男性も国と県にデータの削除などを求めて、同年9月に提訴した。●精度向上も、「冤罪」を招く可能性はなくならないDNAデータが多ければ、なにか事件が起きてもすぐに犯人が見つかるかもしれない。ひいては社会の安全につながるのではないか、という考え方もあるだろう。これについて川口弁護士は「冤罪」の可能性を指摘する。「自分が担当した無罪事件のうち1件は警察のでっちあげが疑われるものだった。警察がDNAを付着させる可能性もあり、そうなると反論できなくなってしまう」DNA型鑑定を過信したために無実の菅家利和さんから17年半も自由を奪った「足利事件」の時代から、精度は飛躍的に進歩しているという。ただし、採取過程に人が介在している以上、ミスや意図的な取り違え・付着などの可能性はぬぐえない。菅家さんが無実なのに「自白」させられていたことを思えば、こうしたリスクがないとは言い難い。●「監視社会は民主主義の根幹にかかわる」「監視社会」が広がっていけば、我々のプライバシーや自由が侵害される危険性もある。川口弁護士は次のように説明する。「多くの人は警察に監視されているとしたら、『模範的な生き方』『お行儀の良い国民であること』を強いられる。監視社会は民主主義の根幹にかかわる危機だ」「利便性や身の潔白のために情報を提供しようと考える人もいるが、『利便性』や『安全』に流されずに、自分らしく生きていくために情報を自分で決定していく意識が求められる」●DNA型データベースにも「法整備」が必要実はDNA型データベースは欧米の方が先に制度を整えている。2010~12年に開催された国家公安委員長主催の「捜査手法、取り調べの高度化を図るための研究会」が出した最終報告書では、欧米諸国は日本よりも多くのデータを持っているとして、拡充が提言されている。その後、警察庁は2012年9月、「DNA型データベースの抜本的拡充に向けた取組について」(警察庁丁鑑発第906号)という通達で、積極的にDNAを採取するよう全国の警察に促した。「監視社会ニッポン」と題し、警察とDNAの問題を取材しているワセダクロニクルの渡辺周編集長はこう語る。「諸外国ではDNAを取っているから、日本でもデータベースを整備しないといけない。そんな風に手段と目的が入れ替わっているのでは。赤信号で渡っただけとか、(DNAを採取する範囲が)広がっていくのが怖い」たとえば、ドイツではDNAの採取を殺人などの重大犯罪と性犯罪に限定しており、データ抹消の要件も法律で定めているという。日本でも法整備が検討されたことはあった。渡辺編集長はこう説明する。「警察は当初、義務化すると取りやすくなると考え、法制化を考えていた。しかし、やってみると任意でも取れる。そうすると、法律で枠を決めた方がやりにくくなる。つまり日本の市民は舐められている」一方で、法律があれば良いかというと必ずしもそうではない。川口弁護士によれば、イギリスにも法律はあるが、実際にはほぼ無制限にDNAが採取されているという。「ただ法律をつくれば良いということではない。プライバシーなどの権利をもっと自分のものにして、自分たちの何が脅かされているのかという意識を持たないといけない。人権・民主主義を守るためにどういう法律要件が必要かを国民的に議論して、適切な内容の法律をつくっていくことが大事」(川口弁護士)●「顔も指紋もDNAも拒めます」会場の参加者からは、「任意のDNA採取」を拒否して逮捕されることはないのかという質問もあった。川口弁護士は「顔も指紋もDNAも拒める。微罪で逮捕となれば、不当な逮捕となる。警察に『令状持ってきてください』と言えばいい」と説明する。ここで参考になるのは、冒頭の女性のようにペットを探すチラシを電柱などに貼って、2014年5月に任意聴取を受けた名古屋市の男性(50代)の事例だ。この男性は、警察から任意聴取を受けた際、指紋と掌紋、顔写真などを撮られたが、DNAの採取は拒否した。書類送検され、不起訴になった男性は現在、捜査が行き過ぎだったとして、愛知県を相手に慰謝料100万円を求める裁判を起こしている。川口弁護士は、市民が断わるのは容易ではないと思うとしつつも、「警察は『任意だから断れますよ』なんてことは言わない。断らないから法律がなくてもDNAを取れる。断われるということを知って、歯止めをつくらないといけない」と話していた。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

ハロプロ、新年から「ジャンプ禁止」…「ヲタクは舞台装置、棒立ちとかありえない」と困惑も(弁護士ドットコム)

今年10月、ハロプロファンの間に、衝撃が走った。ハロプロ、つまり「ハロー!プロジェクト」が公式サイトでコンサート・イベント中の「ジャンプ行為」を2020年1月2日から禁止すると発表したのだ。しかし、アイドルの知識がない記者にとって、そもそも禁止されるほどの「ジャンプ行為」とは何かがよくわからない。公式サイトをよく読むと、次のように書かれていた。・周囲のお客様の視界の妨げや周囲のお客様との接触。それに伴う、お客様同士のトラブル・ジャンプしたお客様の転倒やそれに伴うお客様本人、及び周囲のお客様の負傷・座席や会場設備の破損ライブやコンサートでリズムをとって跳ねることは確かにあるが、負傷するほど「過度なジャンプ行為」に想像が及ばない。そこで、自らを「ハロヲタ」と呼ぶハロプロファンの友人に聞いてみた。現場では一体、何が起きているのか?●2017年には「ジャンプした男性が倒れこみ、女性がケガ」――ハロプロが問題視する「過度なジャンプ行為」とはどんなものなんですか?「簡単に言うと推しへの愛が溢れすぎるあまり、曲に関係なくひたすら連続ジャンプを披露してしまうヲタクがいるのです。ヲタク用語で『マサイ』と呼びますが、民族差別のニュアンスを含む気がしますので、使わない方がいいと思います」――では、その連続ジャンプをすることで、どんな影響があるのでしょうか?「これをやられると後ろの席の人はステージが見えないので、これまでも度々、問題になっていました。特に近年は女性のヲタクが現場に増えてきたことで、ただでさえ前に男が立つと見えづらいのに、さらに見えないという事態に。2017年末の武道館公演では、ジャンプしてバランスを崩した男性が転んで、前の席の女の子が巻き込まれてケガをする事故も起きたとTwitterで報告されています」――現場では、すでに事故が起きていたのですね。●「過度なジャンプと迷惑なジャンプの線引きは難しい」「さらに話は続くのですが、こうした『過度のジャンプ行為』とは別に、メンバーがジャンプを煽ったり、ヲタクが揃って跳ぶ定番の曲もあります。たとえは古いですが、X JAPANの『Xジャンプ』みたいなものですね。これを『統率のとれたジャンプ』と呼びます。また、ハロプロには『フリコピ』といってメンバーのダンスを真似する応援スタイルがあるのですが、これもメンバーがジャンプする振り付けなら一緒にジャンプします」――な、なるほど。ジャンプにも色々な種類があるのですね。「年明けからはあの通達により、今まで迷惑行為という共通認識のあった『過度なジャンプ行為』以外のこれらのジャンプも禁止される見通しとなり、ヲタクの間に議論百出となっております。で、ここからが本題なのですが…」――今までは前振りだったんですか。「どこまでが統率のとれたジャンプで、どこからが迷惑なジャンプなのか、という線引きは難しい。極端な話、自分は跳ばないからジャンプはすべて迷惑行為だという人もいて、今回は結果的にそういう人たちの意見が通ったわけです。ところが、アイドルのコンサートにおいては、客席の盛り上がりは必須だと考える人たちにとって、統率のとれたジャンプは『跳ぶべきもの』であって、『跳ばれたら見えない』なんてのは当たり前の話なんですね。少なくとも、メンバーが観客をあおる曲がある以上、そこは跳ぶことが認められないとおかしいんです」●「ヲタクは舞台装置だから、棒立ちはありえない」――ジャンプは、通常のコンサートやライブでも普通に行われますよね。「はい。ただ、面倒くさいのですが、ジャンプ禁止を支持する人たちの中には、とにかく自分は観賞したいんだと、コールやフリコピも邪魔だからやめてほしいという人がいるわけです。もうこうなると根本的に相容れない。ヲタクは単なる観客ではなくコンサートの舞台装置の一つだと考える自分のようなヲタクにとって、棒立ちはありえない」――ヲタクは舞台装置……。「で、これが認められると今度はコールするなとかフリコピするなとか、とにかく規制する方向に行きそうなことを多くのヲタクが危惧しています。さらに言えば、そもそも禁止だった過度なジャンプの取り締まりを事務所が本気でやってきたのか疑問も出ています。現場で『注意された、つまみ出された』という話を全然聞かないのです。そこへ、いきなり他のジャンプまで禁止となることへの抗議の声はかなり大きいですね」――なぜそうまでして、ハロプロはジャンプを禁止するのでしょうか?「事務所はとにかく新規のファンに入ってきてほしい。一般人でも入りやすい現場にすればファンが増えると思っている節があります。しかし、果たしてそれで魅力が減らないか、今までいたファンが逃げないか……。新年からは、コンサートの質にも影響しそうだなと思ってます」ハロプロファンの友人はそう語ると、「大晦日は跳び納めをしてきます」と少し寂しげに言い残し、去って行った。12月31日は中野サンプラザで公演がある。●「ジャンプ行為禁止に違反したら?」弁護士に聞いてみた結果…ハロプロファンによるジャンプへの思いはよくわかったものの、弁護士ドットコムニュース編集部としては、ジャンプ行為禁止は法的にどのようなものかも検討してみたい。アイドルに詳しい河西邦剛弁護士に聞いてみた。まず、ジャンプ行為の禁止は、どのような権利で行われるのだろうか?「コンサートの主催者には施設管理権というものがあります。なので、施設管理権を根拠にジャンプ禁止権を発動させていると考えられます。そもそもコンサートを見に来たお客さんは、演者のパフォーマンスを見ることが前提になっていて、お客さん自身がジャンプなどのパフォーマンスを披露する場ではありません。コンサートにおいては、お客様自身の表現の自由が容認されることは難しいでしょう」では、もしジャンプ行為禁止に違反した場合、どのような責任に問われる?「施設管理権を根拠に最悪の場合、退場処分ということもあり得ます。ただ逆に、ジャンプ禁止権の一時的解除もあり得ます。会場の熱気が高まる中、メンバーが『皆さん一緒に飛びましょう!』と言った場合には、その瞬間は一時的にジャンプ禁止権が解除されたと法的に言うことができます。ジャンプ禁止権は法律や契約のように絶対的に決まっていて動かせないものではなく、ルールである以上都度変更することも可能なものです。いずれにしても、コンサートの良さは演者とファンの双方向性にあることは間違いありません。そしてその双方向性があるからこそ、その場でしかない高揚感や感動が生まれるのではないでしょうか。参加するお客さんとしても自分だけが楽しむという発想ではなく、周りと一緒に楽しむというのが大切なんだと思います」【取材協力弁護士】河西 邦剛(かさい・くにたか)弁護士「レイ法律事務所」、芸能・エンターテイメント分野の統括パートナー。多数の芸能トラブル案件を扱うとともに著作権、商標権等の知的財産分野に詳しい。日本エンターテイナーライツ協会(ERA)共同代表理事。アイドルグループ『Revival:I(リバイバルアイ)』のプロデューサー。事務所名:レイ法律事務所事務所URL:http://rei-law.com/Source : 国内 - Yahoo!ニュース

ゴーン氏“逃亡”か海外渡航禁止もレバノン入り報道(日刊スポーツ)

会社法違反(特別背任)などで起訴された日産の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が、日本を出国し、国籍があるレバノンの首都ベイルート入りしたと各国メディアが報じた。フランスのAFP通信電子版は、現地の警備担当者の話として「ゴーン氏は日曜(29日)にベイルートの空港に到着した」と報じた。ゴーン被告の保釈の条件には【写真】レバノンの首都ベイルートにあるカルロス・ゴーン被告の自宅ガレージに立つ警備員「逃げ隠れしたり、証拠隠滅と思われるような行為をしてはならない」「3日以上の旅行をする場合には、前もって、裁判所に申し出て、許可を受けなければならない」「海外渡航をしてはならない」とあり、海外への渡航は禁止されている。レバノンのアル・ジョウムフーリア電子版によると、ゴーン被告はプライベートジェット機でトルコを経由してベイルート入りしたという。同紙は「ゴーン被告が日本を出国する際、裁判所の許可を得たか否かは不明」とも報じた。ゴーン被告は、18年11月19日に役員報酬を有価証券報告書に少なく記載したとして金融商品取引法違反の疑いで、同12月21日には08年に資産管理会社と新生銀行との間で「スワップ取引」を契約した中、契約者を日産に変更し、約18億5000万円の評価損を付け替えた、特別背任容疑で再逮捕された。3月6日に保釈されたが4月4日に4度目の逮捕をされ、同25日に再保釈された際は、キャロル夫人との接触禁止など東京地裁から厳しい保釈条件を付けられていた。11月22日には都内の弁護士事務所でビデオ会議システムを使ってキャロル夫人と4度目の逮捕後、7カ月ぶりに面談していた。アル・ジョウムフーリア電子版は、ゴーン被告が近日中に会見を開き、日本から“逃亡”した理由を説明することを希望しているとも報じた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

覚醒剤密輸、手を組む暴力団 「発覚するのはごく一部」

 日本を覚醒剤の消費大国と見定めた海外の犯罪組織が国内の暴力団と組んで大量に運び込んでいる――。覚醒剤の密輸入に関与したことがあるという暴力団元幹部が、朝日新聞の取材に明かした。熊本県天草市の漁港で見つかった約600キロもその一例という。  「天草は『瀬取り』で入手した覚醒剤の荷揚げ先として、以前から暴力団に重宝されていた」。元幹部が、複数の指定暴力団の名を挙げながら話す。  「瀬取り」は、海外から船で運んできた覚醒剤を日本近海で受け渡しする密輸入方法の一つだ。訪日外国人や海外に渡った日本人を「運び屋」に仕立てて持ち込ませる手法もあるが、空港での取り締まり強化に伴う摘発増加で、最近は敬遠気味という。「運び屋に持たせる量とは桁違いの覚醒剤を一度に仕入れ可能な瀬取りを国内外の犯罪組織は狙う」(元幹部)  天草の事件では覚醒剤取締法違反容疑で、これまでに13人が逮捕された。うち4人が台湾人で、捜査当局は海外から運んできた覚醒剤を鹿児島県沖の東シナ海で瀬取りし、国内に持ち込もうとしたとみている。天草が本来の寄港地だったかは不明だが、元幹部は「捜査当局の監視が緩く、回収に使う漁船の調達が近辺で容易な港を選ぶ」と話す。天草もその条件を満たすという。  元幹部は数年前、同じ理由で荷揚げ先とした沖縄県内の港で、覚醒剤の回収に関わったという。 ■釣り人を装い船に近… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

病の柴犬、引き取った女性 愛犬が生きる希望くれた過去

 保健所に保護されたものの病気で引き取り手が現れず殺処分の可能性があった柴(しば)犬(いぬ)を沼津市の女性が世話をして里親を探せるまでに回復した。引き取ったのは、かつて自分を救ってくれた犬への「恩返し」でもあった。  沼津市足高の別荘地。一軒の庭で小型の柴犬が走り回っていた。  「デンデンおいで!」。飼い主の望月紗貴さん(37)の呼びかけにも応じず、少し前まで病気だったとは思えないはしゃぎっぷりを見せるのはオスの柴犬デンデン(推定8歳)だ。  望月さんとデンデンが出会ったのは8月。富士市内で保護されたデンデンが富士保健所に収容されていた時のことだ。  愛護団体の「しずおかセラピードッグサポートクラブ」がSNSに投稿した柴犬の写真は、お世辞にもかわいいと言えなかった。皮膚の病気で毛がほぼ抜けた足や腹は炎症で赤黒くなっていた。かゆくてかきむしったのか、目の周りの毛もなかった。病気は他の犬にうつる可能性がある。「ひどい状態。誰も引き取らないだろうな」と思った。  里親が現れないと、殺処分になる可能性がある。保健所の担当者は「病気もあり、引き取ってもらう『譲渡』には向いていなかった」と振り返る。  望月さんの自宅には犬や人から隔離し、治療に専念できる空き部屋があった。体に良い食事を与え、ストレスなく過ごさせれば回復の可能性があると考え、引き受けることにした。 「私にもできることがある」実感  自宅で犬や猫を飼い、犬の管理栄養士などの資格を持つ望月さんは、免疫力を高めるためシカ肉や野菜を与えた。触れるときは消毒して手袋をはめ、部屋やケージは1日に3度拭き掃除をした。保護団体や友人からの支援を受けながら、デンデンと向き合った。  効果はすぐに現れた。初めは寝てばかりいたデンデンは元気に動き回るようになった。やがて毛が生え始め、2カ月後には生えそろった。多少、夜鳴きをするが、見た目には他の柴犬と変わらない甘えん坊で、里親を探せるまでになった。  望月さんは、過去に犬に救われた経験がある。社会に出てから、うつ病や統合失調症を発症。生きるのがつらくなり、大量の薬を服用し、自傷行為に及んだこともあった。  そんな時、ペットショップで出会ったのが、「ちょこ」だ。左目がブルー、右目がこげ茶のバーニーズマウンテンドッグ。一目惚れして購入した。  ちょこは3年後に悪性腫瘍を患った。2度手術も経験した。望月さんはペットの栄養や介護について勉強し、資格を取って世話をした。懸命に生きようとするちょこと向き合ううち、自らの死にたい気持ちは薄れていった。「ちょこと一緒だと、遠出も楽しくって」。犬を通じて人との関わりも増え、睡眠薬もいらなくなった。  今でも外で働くのは難しいが、ちょこのために取った資格を生かし動物関係の記事を書く仕事をしている。デンデンを迎え入れたのは自分を救ってくれた犬への恩返しになると思ったから。どんどん元気になっていくデンデンを見て、「私にもできることがある」と実感できた。  飼い主に捨てられ、殺処分されるペットは後を絶たない。病気と向き合い、決して暮らしに余裕があるわけではなかった自分にもちょこやデンデンを育てることができたのは家族や支援してくれた人たちがいたからだ。…

900人集うフットサル「W杯」 仕掛け人はトヨタ社員

ひと 草の根フットサル「W杯」を立ち上げた会社員 政田盛拓さん(41)  日本に住む外国人らが競い合うフットサルの「ワールドカップ」を立ち上げた政田盛拓さん(41)。トヨタ自動車で働きながら、参加者やスポンサー企業集めに走り回る日々を送る。6年目の今年は総勢17カ国、900人が参加したが、目的は規模の拡大ではなく、自身が異国で体験した喜びを多くの人に知ってもらうことだ。  「日本に住む外国人がスポーツを通じて、違う国の人たちと交流を深めてほしい」。その思いひとつで、国別で競い合うアマチュアフットサルの「ワールドカップ(W杯)」を立ち上げた。  神奈川県出身。中央大学を卒業後、トヨタに入社した。転機は2007~09年のベネズエラ駐在。スペイン語は話せなかったが、大学から始めた極真空手の道場で現地の人と汗を流すと、意気投合した。「空手の仲間を通じて、言葉や文化が体に染み込んでいった」  帰国後、周りで外国人が、日本… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Carlos Ghosn, ex-PDG de Renault-Nissan, a quitté le Japon, où il était assigné à résidence, pour le Liban

Carlos Ghosn, le 25 avril à Tokyo. 223628+0900 / APCarlos Ghosn ne passera pas le…

週間天気予報 年始は厳しい寒さ続く(ウェザーニュース)

 年始の1週間は冬型の気圧配置の日が続き、日本海側の地域ほど雪や雨が降りやすく、太平洋側の地域ほど晴れや曇りの日が多くなる予想です。各地ともこの時期らしい寒さが続きます。  ■この先1週間のポイント■・元日は日本海側で雪 全国的に極寒に・週末は関東で雨の可能性・しぶんぎ座流星群の出現ピークに 元日は日本海側で雪 全国的に極寒に  大晦日から襲来する強い寒気は1月1日元日には弱まり始めるものの、日本海側の地域では元日も雪の降り続く所が多い予想です。 太平洋側の地域では晴天の元日となる所が多いものの、朝の冷え込み・昼の寒さともに一段と厳しくなり、極寒のお正月となる予想です。初日の出を見に出かけたり、初詣などへおいでの方は、万全の防寒が必須です。 週末は関東で雨の可能性  三が日は日本海側の地域ほど雪や雨が降りやすく、太平洋側の地域ほど晴れや曇りの所が多くなる予想です。 4日(土)から5日(日)にかけては、関東の沖合で低気圧が発生する可能性があり、雨雲が本州の陸地にも広がって、関東などで雨を降らせるかもしれません。 西日本の太平洋側などは引き続き晴れて乾燥する所が多いため、火の取り扱いなどに注意するようにしてください。 しぶんぎ座流星群の出現ピークに  2020年になって早々に、「しぶんぎ座流星群」の活動がピークを迎えます。活動のピーク(極大)は1月4日(土)の17時頃と予想されているため、観測は4日(土)夜~5日(日)夜明け前がおすすめ。 北日本中心とした冬型の気圧配置になると予想されており、太平洋側ほど観測に適した空模様となる見込みです。ただ、関東では雲が多くなる可能性もあるため、天気予報も小まめに確認するようにしてください。ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

北は冬の嵐 東京は昼18℃夜4℃ 今日31日(火)大晦日の天気(ウェザーニュース)

 大晦日の今日12月31日(火)は、低気圧が発達して冬型の気圧配置が強まり、日本海側の地域では雪が降り、北日本を中心に吹雪いて荒れた天気となる見込みです。昼間は暖かかくなる所があるものの、夜は全国的に寒くなり極寒の年越しとなりそうです。  ■ 天気のポイント ■・西日本でも雪 北日本は猛吹雪に警戒・全国的に強風吹き荒れる・季節外れの暖かさから夜は極寒に 西日本でも雪 北日本は猛吹雪に警戒  オホーツク海で低気圧が発達するため、冬型の気圧配置が強まって強い寒気が南下します。朝は北海道でも雨の降っている所がありますが、だんだんと雪に変わり、午後は東北や北陸、山陰などでも雪が降る予想です。 ウェザーニュースの予想では、明日1月1日にかけて多い所では30cm以上の雪が積もるおそれがあるとみています。 風も非常に強く吹き、猛吹雪となるおそれがあるため、運転の際は路面の悪化によるスリップ事故だけでなく、視界不良や吹き溜まりにも注意・警戒が必要です。 全国的に強風吹き荒れる  強い風は北日本だけでなく、全国各地で吹き荒れます。西日本や東海、関東は瞬間的に20m/s以上、北陸や北日本は30m/s以上の暴風の吹くおそれがあります。 鉄道やバスなどの交通機関に遅延等のダイヤ乱れが生じる可能性があるため、運行情報や交通情報をよく確認して行動するようにしてください。車の運転時の横風、飛来物などにも十分ご注意ください。 季節外れの暖かさから夜は極寒に  今朝は全国的に冷え込みの弱い朝となっています。さらに関東では昼間の気温が上がり、季節外れの暖かさになる見込みです。東京の予想最高気温は18℃と、大晦日としては記録的な暖かさになる可能性があります。 ただ、夕方以降は気温が急降下し、全国的に朝より夜のほうが寒くなる見込みです。東京も15℃近く気温が下がり、年越しは4℃予想です。 冷たい風の影響もあって極寒の年越しとなるため、うっかり薄着で外出してしまわないようお気をつけください。ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース