「すごい腕力」プロレスラーが軽々運搬 被災地でボランティア 住民ら驚き(西日本新聞)

 8月の記録的大雨で被害に遭った佐賀県大町町福母で8日、力自慢のプロレスラー6人がボランティア活動を行った。被災した民家や店舗を訪れ、水に漬かった家財道具や建材の片付けを軽々とこなし、住民から驚きと感謝の声が聞かれた。【動画】九州大雨時、浸水した佐賀駅 活動したのは、11月に佐賀市で試合をするレスラーとプロレス団体関係者の計14人。浸水被害を受けた3軒を回り、冷蔵庫やタンスを移動したり、畳や床板を外に運んだりした。 家屋が1メートル以上水に漬かった下潟地区の農業男性(64)は「畳1枚を1人で運んで、あっという間に片付いた。すごい腕力だ」と目を丸くした。 プロレスラーの田中将斗選手(46)は「レスラーなので力仕事は得意分野。試合をさせてもらう佐賀で少しでも力になれれば」と話した。田中選手たちは冠水で一時孤立状態になった近くの順天堂病院も訪問し、高齢患者らと交流した。 田中選手たちが出場する大雨災害復興支援といじめ撲滅を兼ねたチャリティープロレスは11月2日、佐賀市大和町の市立大和勤労者体育センターで開催される。小学生以下は無料。会場入り口で選手たちが募金活動を行う。NEXT INNOVATION=0952(53)6676。(河野潤一郎)西日本新聞社 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

脳卒中後に起きる認知症 検査は半数以下、発症率は3割

 脳卒中後に起きることが多い認知症。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)のアンケートでは、脳卒中後に認知機能検査を実施している医療機関が半分以下にとどまることがわかった。同センターは早期の発見のため、検査を広めたいとしている。  脳梗塞(こうそく)や脳出血といった脳卒中になると、脳が傷つくことで認知機能が低下する「血管性認知症」になることがある。脳卒中後の認知症は、約3割の患者に起こると言われてきた。  チームは2018年7月~8月、脳卒中患者が多い全国500医療機関にアンケートした。165施設の回答についてまとめたところ、脳卒中後の合併症で一番多いものとして、26%の機関が認知症を挙げた。これは35%だった嚥下(えんげ)障害に次いで多かった。ただ、認知機能検査をしている医療機関は5割以下にとどまった。  認知症の症状としては、物事を順序立てて行うことが難しくなる「実行機能障害」▽記憶障害▽意欲や関心が低くなる「アパシー」▽言葉が出にくくなる▽怒りっぽくなる――の順で多かった。  認知機能検査は三つの単語を覚えるなどの項目があり、主なものは保険でできる。同センター脳神経内科の鷲田和夫医長は「認知症を見逃して放置すると1年でかなり症状が進んでしまうこともある。早期発見と治療が大切で、脳卒中発症3カ月以内に検査をするべきだ」と話す。脳卒中の治療ガイドラインに反映するよう働きかけていきたいという。(杉浦奈実) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

歯の治療、院内感染対策は HIVや肝炎に感染の国も

 器具で歯を削るなどして血液や唾液(だえき)が飛び散る歯科治療には、感染症への対策が欠かせない。もし病原体を含む体液がついた器具を使い回せば、感染リスクが高まるからだ。だが、患者ごとに治療器具を取り換える歯科医は、半数にとどまるという最近の調査データもある。なぜ、対策は進まないのか。 設備・意識に温度差  JR新大阪駅前の高層ビルの一室にある「新大阪ミナミ歯科クリニック」。昨年11月に開業し、1日に40~50人の患者を受け入れる。治療に使うミラーやピンセット、歯を削る機械式のハンドピースなどは患者ごとに取り換え、専用の機器で滅菌処理している。  5台の診察台は間を仕切り、医師や歯科衛生士らは手袋を着用。午前と午後の1回ずつ、約2時間かけて治療器具を洗浄し、専用の高圧蒸気で滅菌する機器(オートクレーブ)にかけて処理し、袋で密封している。  洗浄と滅菌の機器をそろえるには約400万円かかった。南清和総院長は「滅菌処理は設備投資や人件費がかかり、作業も煩雑だが、そろえるのが当たり前の時代になった」と話す。  歯科治療では日常的に細菌やウイルスを含む可能性がある血液や唾液が飛び散るため、感染症対策が欠かせない。  だが、厚生労働省研究班が20… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大阪メトロ御堂筋線で運転見合わせ 昭和町駅で人身事故

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【動画解説】台風19号 三連休に関東直撃か(ウェザーニュース)

10/9(水) 9:14配信 ウェザーニュース 大型で猛烈な台風19号(ハギビス)は、12日(土)頃には日本の南海上で進路を北東へ変え、速度を上げながら東海から関東に接近、上陸する可能性があり、次の三連休の天気に影響を及ぼす恐れがあります。動画で詳しく解説します。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

神戸東須磨小の教師いじめ問題「グッとラック!」が新たないじめ画像を放送…「お前は写るな。しゃがめ」(スポーツ報知)

 9日放送のTBS系「グッとラック!」(月~金曜・前8時)では、神戸市立東須磨小学校の30代男子教師3人と40代女性教師1人が、20代の男性教師に暴行などのいじめを繰り返していた問題を特集した。【写真】被害男性の悲痛メッセージ入手「学校近づいたら吐き気して涙が出てくる」 いじめを受けた男子教師は、所有の車の上に乗ったり蹴ったりするなどのいやがらせや、拡大コピー用紙の芯でたたかれる暴力行為、激辛カレーを無理矢理に食べさせられたり目や口に塗られたりしたと訴え、体調不良を訴え先月から職場を休んでいるという。 番組では、他の教師から嫌がらせを受けたと思われる新たな画像を入手。この画像は、被害男性が校長をはじめとする他の教師と写る記念写真で1枚目には3列目の中央に男性は写っていたが、2枚目には写っていなかった。この写真に番組では2枚目を撮影する直前に関係者によると横にいた男性教師が胸ぐらをつかみ「お前は写るな。しゃがめ」と脅したため、被害男性は写らなかったという。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

全国最悪の自殺死亡率解消へ 有識者会議を設置(産経新聞)

 和歌山県内の自殺死亡率は、平成30年の国の統計で全国最悪を記録した。そんな深刻な状況を解消しようと、県は8日、県内外の専門家ら8人を集め、防止対策を検討する有識者会議を設置すると発表した。29日に和歌山市内で初会合を開催。会合を重ねて議論し、提言にまとめる方針。県は提言内容を具体的な施策に反映させていく。 県などによると、自殺者は近年、全国的には減少傾向にあるが、県内では年間200人前後で高止まりしており、全国順位は上昇傾向にある。 人口10万人あたりの自殺者の割合を示す自殺死亡率でみると、県内は平成26年には全国平均(19・5人)を下回る17・4人で39位だったが、30年には全国平均(16・1人)を上回る21・2人に増えて全国最悪となった。 すでに県では、無料通信アプリ「LINE」を使った相談や、相談電話の24時間対応、救急医療機関と連携した自殺未遂者への支援などを実施しているが、さらに専門家の意見を生かした対策に取り組もうと有識者会議を設置する。 座長は、平成28年施行の改正自殺対策基本法に基づき、学際的な観点から地域の自殺対策を支援している「自殺総合対策推進センター」(東京)の金子善博自殺実態・統計分析室長が務める。自殺対策の第一人者として知られる本橋豊・センター長も参加する。 同県白浜町で自殺志願者の保護などに取り組むNPO法人「白浜レスキューネットワーク」の藤藪庸一理事長のほか、医師や弁護士も加わる。 有識者会議は3回程度の会合を予定。専門家らの議論をもとに実効性のある自殺防止対策を検討し、県に提言する。 仁坂吉伸知事は8日の定例会見で「専門家の意見を取り入れ、県の自殺対策をバージョンアップしたい」と話した。 自殺防止に向け、県などは電話相談窓口を設置している。連絡先は次の通り。 「はあとライン」(073・424・1700、無休、24時間対応)▽「いのちの電話」(073・424・5000、無休、午前10時~午後10時、毎月10日は24時間対応)Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「琵琶湖の宝石」ビワマスの謎に迫る企画展 滋賀(産経新聞)

 琵琶湖の固有種で地元でも流通量が少ないことから「琵琶湖の宝石」とも呼ばれるビワマスの生態に迫る企画展「海を忘れたサケ-ビワマスの謎に迫る-」が滋賀県草津市下物町の滋賀県立琵琶湖博物館で開かれている。近縁種のアマゴとの関係など最新の研究成果を紹介するパネル約50点が展示されている。11月24日まで。 ビワマスはサケ科の淡水魚で、ピンクの身から「ビワサーモン」の愛称で知られる。大きなものは全長70センチあまりにも達し、脂が乗った身は刺身や焼き物などに最適で、古くから地元の人たちに親しまれてきた。 企画展はビワマスの進化や人間との共存などが主なテーマ。ビワマスは全ての個体が琵琶湖に降り、秋の産卵直前に河川に遡上(そじょう)すると考えられていたが、調査の結果、河川に残ったまま成長したり、初夏に河川に遡上したりする個体が存在することが判明。ビワマスは近縁種のアマゴの生息域までは遡上せず、両者はすみ分けて生息するとされてきたが、両者のDNAを分析した結果、交雑魚が一定数いたことも分かった。 企画展はビワマスの謎に迫る一方で、漁獲量が年々減少しているビワマスの危機にも焦点を当てている。 戦前には年間約80トンで推移していた漁獲量は現在は半分以下の30トンほどに落ち込んでいる。企画展を考案した桑原雅之学芸員は漁獲量の減少について「10~11月の産卵期は許可を持った漁師のみが捕獲できるが、密漁が横行している」と指摘。「人間の活動が大きく影響していることは間違いない」と分析している。 桑原学芸員は「あまり生態は知られていないビワマスのことを知ってもらい、琵琶湖の固有種を残していくことを考えてもらう機会にしたい」と話している。 料金は一般750円、高・大生400円で中学生以下は無料。問い合わせは同館(077・568・4811)。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

イングランドの丘でボーカリストコンテスト 淡路島(産経新聞)

 兵庫県南あわじ市八木養宜上の観光施設「淡路ファームパーク イングランドの丘」など主催の「第1回ボーカリストコンテスト」が13日正午から、施設内の野外ステージで開催される。審査にレコード会社が加わるなど本格的なもので、事前審査を勝ち抜いた13組14人が参加する。淡路島から新たなプロ歌手誕生の可能性も!? コンテストは同施設が昨年夏、歌を聴いてもらう機会のない子供たちに、青空と緑が映える施設内で思い切り歌ってもらおうと、FM徳島(徳島市)の協力で企画された。 10~22歳を対象に今年7月から8月にかけて参加者を募ったところ、県内だけでなく、大阪や徳島などから約50組が応募。テープ審査などの結果、13組14人が本選への出場を決めた。 当初は子供たちを想定していたが、出場者の多くはプロ志望で、テレビのオーディション番組に出場経験がある女性も。島内からは県立淡路三原高校の女子高生デュオ(2人組)が唯一、本選出場を決めた。 コンテストを企画したイングランドの丘企画・広報担当の斎藤直幸さん(33)は「想定していた以上にレベルの高い出場者が集まることになった。広々とした野外ステージで自慢の声を思い切り響かせ、コンテストからプロ歌手が出てくれたらうれしい」と話し、来年以降も継続する予定という。 グランプリの賞金は10万円、準グランプリは3万円。当日はゲストに人気女性デュオ「花*花」を迎える。雨天の場合は施設内のヒルトップホールで。台風などで施設が休園の場合は中止。問い合わせはイングランドの丘(0799・43・2626)。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「もう懲りただろう」では防げない。少年犯罪の再犯率35%、矯正教育の新しいアプローチとは(ハフポスト日本版)

37.1%ー。検挙された少年が再び犯罪に手を染める割合は2017年に過去最悪を更新した。最新の2018年のデータでも、35.5%と依然として高い数字が続いている。少年犯罪者の更生が簡単にはいかないことを、この数字は物語る。現状を、矯正教育を施す現場はどう捉えているのか。従来と違ったアプローチで更生を促す多摩少年院を訪れた。 8月下旬の昼下がりの多摩少年院。グラウンドからは、少年たちが運動する声が聞こえてくる。教室が並ぶ長い廊下を進んで、施設で一番大きいという実習室に向かった。ここで、出院間近の少年たちが、ある特別な授業を受けるという。「起立!注目!礼!」「お願いしますっ」短髪で、白いポロシャツに紺色の長ズボンを履いた少年たちは、脇に手をまっすぐ添わせ、一斉に礼をした。多摩少年院には、主に詐欺や窃盗などの犯罪をした少年が入院している。彼らは、およそ11カ月の矯正教育を受けて社会に戻ることになる。授業の目的は、少年たちに自信を持って社会に巣立ってもらえるよう、自分の強みを発見してもらうことだ。この日授業に参加したのは、17歳から18歳の10人。3人ほどのグループに分かれ、お互いの良さを指摘し合う。「みんなを引っ張っていく力があるね」。そう評価された少年は、「本当すか?」と髪の毛を手でいじりながら、白い歯を見せた。少年たちは、こうして発見した自分の強みを、皆の前でスピーチする。自分は気づいていないけれど、人から見たら良いところもある。そんな気づきを得てもらうことがねらいだ。「気づいていなかっただけで、これまで無かったわけじゃない。今日見つけた強みを、社会に出てからぜひ活かしてください」外部講師はそう授業を締めくくった。授業を終えた少年たちの表情は、心なしか晴れやかだった。 このプログラムは「WORKFIT」と呼ばれる。人材サービス大手・リクルートが提供しているもので、5年前から全国では唯一、多摩少年院で実施されている。多摩少年院では2018年、出院した少年のうち7割以上が就職を希望した。一方、社会に出たものの再び犯罪に手を染める少年も珍しくない。法務省が発表した2018年の犯罪白書によると、少年院を出てから5年以内に再び少年院もしくは刑務所に入った少年の割合は21.6%に及ぶ。どうすれば出院後、社会での更生が上手くいくのか。多摩少年院は、WORKFITの中で育まれる自信、すなわち「自分には力があるという実感」が鍵の一つになると考えている。 次ページは:「もう懲りただろう?」という指導だけではうまくいかない 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース