口に入れたスプーン、そのまま容器に 迷惑動画投稿容疑で2人逮捕

高橋淳2023年7月27日 22時44分 飲食店チェーン「ラーメン山岡家」の宇都宮市内にある店舗で、卓上のおろしニンニクを容器に備え付けのスプーンで口に入れそのまま戻す動画をSNSに投稿したなどとして、栃木県警宇都宮中央署は27日、男2人を威力業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。 逮捕されたのは益子町益子の風俗店店長(31)と上三川町上三川の飲食店従業員(22)。店長の男は「業務を妨害するつもりはなかった」と容疑を一部否認し、飲食店従業員の男は「間違いありません」と認めているという。 発表によると、2人は2021年10月1日から22年10月31日までの間、市内の店舗でおろしニンニクの容器に備え付けられたスプーンを直接口に入れて戻すなどの動画を撮影し、今年3月までインスタグラムに投稿して店の業務を妨害した疑いがある。(高橋淳)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「虹のカーテン」抜けた先には? 標高600メートル、山の上に設置

金居達朗2023年7月27日 19時30分 琵琶湖を望む滋賀県高島市の箱館山スキー場に、地元特産の「高島ちぢみ」で織られた「虹のカーテン」が設置されている。27日は、全国914地点のうち251地点で今年最多を更新するなど全国的に猛暑日となった。標高600メートルを超える箱館山は平地より気温が数度低く、訪れた観光客らは風に揺れるカーテンがもたらす涼感を楽しんでいた。 「虹のカーテン」は2019年から始まった取り組みで、虹色と白色に染めたちぢみ195枚がつるされている。カーテンを抜けると、琵琶湖を見下ろす景色が一望できる。 「虹のカーテン」に向かう小道には、882個の虹色の風鈴が飾られている。場内ではピンク色の花を咲かせるペチュニアが見頃を迎えている。ジップラインなどのアクティビティーも楽しめる。 虹のカーテンの設置は、夏季シーズンの営業が終わる11月12日まで。入園料は大人2500円、小学生以下1200円、駐車場千円。問い合わせはスキー場(0740・22・2486)。(金居達朗)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

元ジャニーズJr.、政府の緊急対策に「はがゆさ」 国会内の会合で

 ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年に死去)からの性被害を告白した元ジャニーズJr.の中村一也さん(36)らが27日、立憲民主党が国会内で開いた会合に出席した。 子どもや若者の性被害に対応するため、政府が26日にまとめた緊急対策パッケージでは男性や男児対象の電話相談窓口を設けることが示された。中村さんは被害に遭ってから20年以上、公にできなかったとし「子どもが被害を訴え、声をあげること自体がとても難しい。実情をわかってもらえていないはがゆさを感じる」。虐待の加害者を保護者に限っている児童虐待防止法の改正などを改めて訴えた。 ビジネスと人権に詳しい蔵元左近弁護士も出席し、パッケージがまとめられたことを評価しつつ「性加害が事実であれば、常軌を逸している問題で、人権問題としても重大性は甚だしい。その問題の事実を把握しないままに、政策立案されることは残念」と話した。 中村さんは13歳だった01…この記事は有料記事です。残り300文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

強制不妊訴訟、原告が「顔出し」で初出廷 「勇気持って訴えたい」

高橋俊成2023年7月27日 19時49分 旧優生保護法の下で不妊手術を強いられたことの違憲性が争われた国賠訴訟の弁論が27日、名古屋地裁であり、聴覚障害のある原告の70代夫婦が傍聴席から顔が見える形で出廷した。これまでは顔が見えないよう遮蔽(しゃへい)措置がとられていた。 閉廷後の会見で夫婦は顔出しを決意した理由について、同種訴訟で顔を出して戦う原告がいることを知り、「私たちも勇気を持って顔を出して訴えたいと思った」と話した。 これまでは顔を出すことで身元が特定されて「裁判は金目的だ」と批判されたり、自宅を割り出されたりするとの懸念があったと明かした。 この訴訟では昨年12月の第1回弁論以降、傍聴席から夫婦の顔が見えないよう法廷についたてが設置されてきた。この日はついたてはなく、弁護士と並んで原告席に座る夫婦の表情を傍聴席からみることができた。(高橋俊成)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

« N’oublions pas que des moines zen allèrent jusqu’à poser avec les Jeunesses hitlériennes »

Des moines bouddhistes se heurtent à la police antiémeute lors d’une manifestation devant l’ambassade du…

大阪刑務所に人権侵害を警告 視覚障害の受刑者のルーペ使用認めず

2023年7月27日 13時34分 視覚障害のある受刑者に対し、ルーペの使用を認めなかったのは著しい人権侵害にあたるとして、大阪弁護士会は27日、大阪刑務所に適切な対応を強く求める「警告」を行ったと発表した。警告は25日付。 警告書によると、使用が認められなかったのは40代の男性受刑者。視力が0・01以下の重度の弱視だったが、2021年11月、私物のルーペの使用を刑務所が認めず、人権救済を申し立てた。同弁護士会は刑務所の対応について、憲法が保障する「健康で文化的な最低限度の生活を送る権利」などの不当な侵害で、障害者に対する差別的な取り扱いにも当たると指摘した。男性はすでに出所している。 刑務所側は不許可とした理由として、ルーペに付いた金属を使った自傷行為や、レンズに太陽光を当てて発火させる危険性などを挙げたが、警告書は「使用場所や時間を管理すれば避けられる」とし、認めるよう求めた。 男性受刑者は15年にもルーペの使用が認められず、同弁護士会は17年12月、大阪刑務所に改善を求める勧告を出しており、今回はより厳しい警告となったという。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

歓楽街のはずれで商店街が崩落、大木が建物貫く 行政が悩む権利問題

 ネオンが輝く繁華街のはずれ。 風俗店が並ぶ通りを過ぎると、さびついたトタン屋根が約10メートルにわたって崩れ落ちている。 その奥では、古びた建物を大木が突き抜け、屋上で深緑の葉を生い茂らせる。 宮崎県内最大の歓楽街「ニシタチ」の一角にある商店街「青空ショッピングセンター」の姿だ。 商店街といっても、屋根が一体化した長屋形式の一つの木造の建物で、小さく区切られた商店の壁と軒先が互いを支え合っている。 宮崎市や地元の住民によると、この建物が建てられたのは70年以上前のこと。 最盛期には精肉店や鮮魚店、青果店など約40の店舗が入り、買い物客でにぎわったという。「年末は上野のアメ横のような人出だった」という人もいるほどだ。 地元の人に親しまれていたが、1970年代ごろからスーパーやデパートが市内に進出すると、徐々に客足が遠のいていく。空き店舗も目立ち、建物の傷みも進んだ。 いまは食料品店など5、6店舗が細々と営業を続けているだけという。 大部分を占める空き店舗はガラスが割れ、びっしりと落書きされた壁にひびがはいっている。 裏通りに面した建物は、全体が大きく傾く。アーケードの屋根に張られたトタン板はさびてところどころで穴があき、青空が見える。宮崎市は何度も説明会を開いてきたが… すでにひどく荒廃した状態だったが、激しい雨が降った7月上旬、建物の一部がさらに大きく崩れた。 その部分はいま、近寄れないように規制されているが、そもそもなぜ、荒れたまま放置されてきたのか。 この一角で砂糖と豆類を販売…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大阪府枚方市で39.8度を観測 全国の今年最高気温を更新

2023年7月27日 15時07分 台湾付近を北上している台風5号の影響で日本付近の高気圧が強まり、27日も各地で気温が上がっている。大阪府枚方市では同日午後、今年の全国の最高気温となる39・8度を観測した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

気道確保→すぐAED、猛ダッシュした野球部員 命救った連係プレー

神谷裕司2023年7月27日 13時39分 高校野球の部員や審判員、保護者らが「見事な連係プレー」で、ひとりの男性の命を救った。 6月18日、佐賀県唐津市の県立唐津西高校のグラウンドで、同校と県立佐賀工業高校の野球部の練習試合が予定されていた。午前8時50分ごろ、試合前のノックを終えた佐賀工野球部長の50代男性がミーティング中、三塁側ベンチ付近で突然、倒れた。 審判員で南折立病院(福岡市)医事課長の杉山幸也(ゆきや)さん(50)、唐津西野球部副部長の中島重男さん(64)、佐賀工野球部員の保護者で整体師の中島敬史(たかし)さん(49)らが協力し、うつぶせで倒れた男性を仰向けにして気道を確保。中島重男さんが同52分、119番通報した。 脈をみた杉山さんは「これは危ない」と判断。心肺停止状態だった男性の胸骨圧迫(心臓マッサージ)を始め、「早くAEDを」と叫んだ。 唐津西野球部2年の田中哲史(さとし)さん(17)が校舎内の事務室まで約50メートルを猛ダッシュ。すぐAED(自動体外式除細動器)を取って来て杉山さんに渡した。杉山さんは心肺蘇生のためにAEDを使って電気ショックを与え、さらに交代で胸骨圧迫などを続けた。午前9時、救急車が到着し、男性は一命を取り留めた。現在、療養中だという。 唐津市消防本部の吉田弘志消防長は26日、4人に感謝状を贈呈し、「皆さんの連係がきちんとして、ひとりの命が救われました。本当にありがとうございました」と述べた。 岩﨑俊・副消防長は「見事な連係のなかでも、田中さんがAEDの場所を知っていたことが一番のファインプレー」と語った。田中さんは1年生のときに学校でAEDの講習を受け、校内2カ所の配置場所を覚えていたという。「講習が役に立ちました。あのときは必死でしたが、おとなの方々に支えられて、人を助けることができてよかった」と笑顔を見せた。 杉山さんは「どうにか助けたいと思った。AEDをすぐ持って来てくれたのがありがたかった」と話した。(神谷裕司)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「供述誘導」と主張の元広島市議、起訴内容を否認 元法相買収事件

大野晴香2023年7月27日 13時41分 2019年の参院選をめぐる買収事件で、河井克行元法相(60)=公職選挙法違反罪で実刑確定=から現金を受け取ったとして同法違反(被買収)の罪に問われた元広島市議の木戸経康被告(67)の初公判が27日、広島地裁であった。木戸元市議は「買収の認識はなかった」と述べ、起訴内容を否認した。 元市議は、東京地検特捜部の検事による任意聴取を受けた際、やりとりを録音。「供述を誘導する不当な捜査だった」と訴えている。 起訴状などによると、元市議は19年4月3日ごろ、克行氏の妻の案里氏(49)=同法違反の罪で有罪確定=の選挙運動の報酬と知りながら、同市内で克行氏から現金30万円を受け取ったとされる。 弁護側は公判に先立ち、20年3~6月に特捜部検事の聴取を受けた際の計7時間分の録音データの存在を明かした。弁護人によると、買収資金との認識を否定する元市議に対し、検事が「認識がないというのは否認になる」「できれば議員を続けてほしい」と言及。元市議が被買収の容疑を認める内容の調書にいったん署名した後に否定しようとすると、「全面的に認めて反省していることを出してもらい、不起訴や、なるべく軽い処分にという風にしたい」と伝えているという。 検察側は当初、元市議の「自白調書」を証拠として提出する方針だったが、弁護側が録音データがあると伝えたところ、証拠請求しなかったという。(大野晴香)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル