【世界から】米、キューバへの経済制裁を強化する狙いは(47NEWS)

 米国務省は6月、カリブ海の社会主義国キューバに対して、アメリカから同国への渡航に関する新たな制限を設けることを発表した。▼教育活動などでの渡航を禁止 これまでは、家族の面会や報道目的、人道支援など12項目に該当する場合のみ、米国からの渡航が許可されてきた。今回の新たな渡航制限で、その中の1項目だった「教育活動、団体での人的交流」目的の渡航が禁止になった。渡航制限の対象はこれだけにとどまらない。民間機やプライベート機、クルーズ船、ヨットなどを使って米国からキューバに渡ることができなくなった。 キューバは国を挙げて観光産業に力を入れている。それは少しでも多くの外貨を獲得したいからだ。〝ドル箱〟の観光産業に大きな打撃を与えることで、米国と対立姿勢を見せているベネズエラのマドゥロ政権を支持するキューバ政府に圧力をかける狙いがある。▼欧州企業などとの対立も アメリカ政府は今年に入り、キューバに対するさまざまな制裁を実施してきた。  その主なものを紹介しよう。1959年のキューバ革命後にキューバ政府から接収された米国系企業や個人の資産に関する損害賠償請求を、今年5月2日から可能にした。このことは、これまでキューバ国営企業や団体だった訴訟対象が外国企業にまで広がることを意味する。革命後に接収された土地などを使ってホテルなどは現在、その多くを欧州連合(EU)やカナダの企業が運営している。訴訟が増えると、米国はEUなどとの対立の火種をさらに抱え込むことになるのだ。さらには、キューバに送金可能な額の上限も厳しくしている。 キューバと米国の関係は、オバマ政権下の2015年にいわゆる「雪解け」を果たし国交も正常化した。ところが、トランプ政権になってわずか2年後に経済封鎖が再開され、両国の関係は以前のように悪化している。 トランプ氏は「(国交正常化した際の)渡航と通商の制限緩和は、単にキューバ政権を富ませただけで、キューバ国民のためになっていない」と何度も問題点を指摘してきた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

逃走の男から覚醒剤の陽性反応 潜伏先で注射器見つかる

 刑務所に収容される前に刃物を振り回して逃げたとして、公務執行妨害の疑いで無職小林誠容疑者(43)=神奈川県愛川町=が逮捕された事件で、小林容疑者の尿を検査した結果、覚醒剤の陽性反応が出たことが捜査関係者への取材でわかった。  小林容疑者は19日午後、地検職員が接触した際に自宅から刃物を持って車で逃走し、23日未明、同県横須賀市のアパートで逮捕された。自宅とアパートからは、覚醒剤を使うためとみられる注射器が見つかっていた。捜査関係者によると、横浜地検に逮捕された小林容疑者を調べたところ、覚醒剤の陽性反応が出たという。  横浜地検などによると、小林容疑者は昨年9月、窃盗や傷害、覚醒剤取締法違反(使用)などの罪に問われ、横浜地裁小田原支部で懲役3年8カ月の実刑判決を受けた。保釈保証金600万円を納付して保釈されていたが、今年1月に東京高裁が控訴を棄却し、2月に判決が確定していた。  事件では、横須賀市のアパートに住む自称建築業幸地(こうち)大輔容疑者(38)が、小林容疑者に逮捕状が出ていることを知りながら、自宅にかくまったとする犯人蔵匿容疑で神奈川県警に逮捕されている。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

日産が株主総会を開催 統治強化へ体制刷新(日刊スポーツ)

日産自動車は25日、横浜市内で定時株主総会を開催し、経営の監督と業務執行を分離する「指名委員会等設置会社」へ移行するための定款変更の特別決議で承認される。これによって「指名」「報酬」「監査」の各委員会が運営する新体制に移行する。カルロス・ゴーン前会長の不正疑惑から刑事事件に発展し、企業統治(コーポレートガバナンス)の再構築が急務。「前会長時代に収拾を打つ」と西川広人社長兼CEO(最高経営責任者)はゴーン体制からの脱却と経営の透明性を打ち出した。事前折衝では議決権ベースで日産株43%を握るフランス大手ルノーが影響力低下を懸念し、棄権の意向を示していた。特別決議が承認されない可能性が高まった。だが、ルノーのスナール会長が指名委員会、ボロレCEOが監査委員会のポストに就くなどの日産側の提案を受け入れたルノー側が異議を撤回し、2首脳が同総会に出席し、体制刷新に賛同した。大株主のルノーが日産との経営統合案を表明するなど波紋が広がっており、出席した株主からは「ルノー不信」の質問や動議が相次いで会場からは大きな拍手が起こった。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

インフル検査キットを不法投棄 63歳医師を書類送検 警視庁(産経新聞)

 使用済みのインフルエンザ検査キットを滅菌処理をせずにショッピングセンターのごみ箱に捨てたとして、警視庁生活環境課などは25日、廃棄物処理法違反の疑いで、東京都北区の男性医師(63)を書類送検した。医師は容疑を認め、「滅菌が面倒で、ごみ処理に金をかけるのももったいなかった」などと供述している。 同課によると、医師は検査キットの使用済みの綿棒を滅菌せずにチラシで包んだ上でポリ袋に入れ、投棄していた。一緒に捨てていた紙くずに医師が営む江戸川区内の診療所名が記載されていた。 使用済みの検査キットは二次感染の恐れがあるため、廃棄物処理法上の「特別管理産業廃棄物」に指定されている。滅菌して専用の袋に入れるなどして捨てるか、処理業者に委託する必要がある。 書類送検容疑は2月18日、江東区内のショッピングセンター屋内のごみ箱に、滅菌していない検査キットの綿棒計89本などを捨てたとしている。 同課によると、医師は昨年2月ごろから、診療所近くのごみ置き場に検査キットを投棄していたという趣旨の供述をしている。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

受け子役の18歳大学生を逮捕 大阪府警(産経新聞)

 大阪府吹田市の高齢女性に電話をかけるなどしてキャッシュカードをだまし取ろうとしたとして、大阪府警吹田署は25日、詐欺未遂容疑で、府内に住む私立大1年の少年(18)を現行犯逮捕したと発表した。少年はキャッシュカードや現金を受け取る「受け子」とみられる。府警は認否を明らかにしていない。 同市内では24日午後、資産状況などを尋ねる「アポ電(アポイント電話)」が約20件発生。府警の捜査員が周辺を警戒中、女性宅に電話があった後に不審な少年を見つけて後を追い、女性宅を訪れたところで職務質問して逮捕した。 逮捕容疑は何者かと共謀して24日午後1時45分ごろ、同市の80代の無職女性宅に「キャッシュカードの不正使用があり、カードと通帳を確認する。暗証番号を教えてください」などと警察官をかたって電話。女性からカードをだまし取ろうとしたとしている。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

内閣不信任案採決の衆院本会議始まる(産経新聞)

 野党5党派が共同提出した安倍晋三内閣不信任決議案を採決する衆院本会議が25日午後、始まった。立憲民主党の枝野幸男代表が、提出した理由を説明する。決議案は、与党などの反対多数で否決される見通し。 不信任案では「安倍内閣が不信任に値する理由は枚挙にいとまがないが、特に、国民生活に直結する年金、消費税に対する安倍政権の対応は無責任であり不誠実極まりない」などと非難している。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

躍進の豊島将之名人、充実の渡辺明二冠が今月3度目の対局中/将棋・王座戦挑戦者決定T(AbemaTIMES)

 将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦で、豊島将之名人(29)と渡辺明二冠が6月25日、午前10時から対局中だ。 8つあるタイトルのうち、豊島名人が3つ(名人・王位・棋聖)、渡辺二冠が2つ(棋王・王将)を保持。2人で計5つを占め、さらなる獲得を目指している。王座戦は本局を含め3連勝すれば、斎藤慎太郎王座(26)への挑戦権を獲得。竜王戦では、豊島名人が1組4位、渡辺二冠は1組優勝を果たし、本戦トーナメントでも挑戦権獲得に向けて好位置からスタートする。残る1つ、叡王戦もタイトル保持によるシードで本戦から出場。8大タイトルを2人で分け合う状況が起きてもおかしくない情勢だ。 過去、両者の対戦成績は渡辺二冠の13勝6敗。直近では、豊島名人が持つ棋聖のタイトルに渡辺二冠が挑戦し、4日の第1局は豊島名人、19日の第2局は渡辺二冠が、いずれも激戦を制した。29日には第3局も控えており、別棋戦ながら本局の結果も、棋聖戦五番勝負への影響があるかもしれない。 本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は渡辺二冠。勝者は準決勝で、羽生善治九段(48)と対戦する。【昼食の注文】 豊島将之名人 チキンステーキ&白身魚フライ盛り合わせ 渡辺明二冠 親なん定食(親子なんばんうどん・おにぎり)【昼食休憩時点での残り持ち時間】 豊島将之名人 3時間51分(消費1時間9分) 渡辺明二冠 4時間10分(消費50分) 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

鹿児島の霧島山で体に感じる揺れ 周辺火山活動に変化なし(共同通信)

 福岡管区気象台は25日、霧島山の大浪池(鹿児島県霧島市)から南西約3キロ地点で同日未明、体にわずかに揺れを感じる地震があったと発表した。霧島連山の新燃岳やえびの高原(硫黄山)など周辺の火山活動に変化はないとしている。 気象台によると、25日午前1~3時ごろ、大浪池付近を震源とする火山性地震が5回発生。このうち午前2時10分の地震で体に揺れを感じた。 地震活動は収まり、マグマや熱水の移動を示す火山性微動は観測されていない。気象台は現地調査をし活動を注視する。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

商業捕鯨、来月再開 研究者に聞く「期待と課題」

 日本近海で31年ぶりとなる商業捕鯨の再開が7月1日に迫る。かつて商業捕鯨の基地として栄えたクジラの街・山口県下関市では期待と不安が交錯する。下関市職員として鯨食文化に精通し、現在は市立大付属地域共創センター委嘱研究員として調査・研究に携わる岸本充弘さん(53)に、商業捕鯨の将来や課題について聞いた。 来月、日本近海31年ぶり  ――商業捕鯨再開で、水産都市・下関は「クジラの街」としてまた活性化しますか。  チャンスととらえて、産官学連携で下関の地域浮揚、産業振興につなげるべきだ。沿岸の漁業は高齢化し、維持するのが厳しい状態。経済が縮小していくなかで、新たな産業を興すのはなかなか難しい。水産庁は再開後の捕鯨の姿として、下関を沖合操業(母船式捕鯨)の基地と想定してくれたわけだから、このチャンスを生かすしかない。下関には産業の集積と鯨食文化、生かせる資源があるのにもったいない。  ――どれくらいクジラが捕獲できるのかという問題もあります。  沖合操業で捕獲できるのはミンククジラ、ニタリクジラ、イワシクジラの3種。鯨種ごとの捕獲枠がまだ公表されていないので、下関にもたらす効果は現時点では何とも言えない。調査捕鯨のデータがない海域もある。軌道に乗るまでは何年かデータを蓄積していくことになるだろう。  流通コストなどを考えると、陸揚げは下関に全量ではなく、北海道なのか東北なのか分からないが、東日本でも揚げることが予想される。2、3カ月漁に出て、操業海域ごとに近い場所で陸揚げする計画になるのでは。  ――肉質が良いとされる南極海… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

迫る大量の土砂…西日本豪雨で九死に一生 「ここしかない」83歳女性のとっさの判断(西日本新聞)

 昨年7月の西日本豪雨から間もなく1年。被害が出た北九州市門司区大里(だいり)東で、近くの傾斜地から大量の土砂が自宅に流れ込む直前、道なき雑木林に分け入って逃げ切った女性(83)がいる。避難用のリュックサックを事前に用意し、少し離れた避難所の位置も頭に入れていたが、九死に一生を得た背景には、とっさの判断があった。【写真】西日本豪雨に伴い発生した土砂崩れの現場 平屋の自宅は、夫婦2人が犠牲となった同区奥田の土砂崩れ現場から、山を隔てて北西へ約1キロ離れた場所にあった。7月6日朝、1時間雨量が約64ミリと非常に激しい雨が降っていた。 「会社に行けなくなったら困るから」。同居の孫(25)をせかし、見送った後だった。外に出てみると真横の道路には既に、大量の雨水と土砂が押し寄せ、滝のようになっていた。午前7時40分ごろだったと記憶している。 玄関付近にも土砂が迫っていた。慌てて消防に助けを求めたが「手が回らない。歩けるなら避難してほしい」と言われ、電話は切れた。リュックサックにタオルやお金を押し込み、レインコートを羽織った。  外に出て目に入ったのが近くの傾斜地とは逆方向に位置する裏手の雑木林。今まで足を踏み入れたことはなかったが、避難所に通じる道路に出るには「ここしかない」と思った。たまった雨水でぬかるみ、長靴に水が入ってぐちゃぐちゃになりながら竹やぶをかき分けて数十メートル歩き、避難所にたどり着いたという。 自宅内に土砂が流れ込んだのは、女性が離れて間もない午前8時ごろとみられる。しばらくして駆け付けた消防隊員が、辺りに棒を刺して安否を確認していたことを後で知った。台所周辺には90センチほどの土砂がたまっていた。雑木林にも土砂は押し寄せており、判断が遅ければ逃げることすら難しかったかもしれない。  亡夫を長年介護した思い出が残る自宅は再び身を寄せることなく今月中旬に更地になった。今は門司区内の公営住宅で暮らす。バスを使い昔からの友人に会いに行くのが楽しみという。 土砂崩れが起きた傾斜地は市の所有地で、土砂災害警戒区域の真横。「のり面の管理をしっかりしてほしかった」という思いは残っている。 【ワードBOX】西日本豪雨での北九州市の被害  北九州市では2018年7月6日朝から非常に激しい雨が降り、門司区奥田で土砂に巻き込まれた2人が死亡、5人が重軽傷を負った。約19万人に一時、避難指示が出た。住宅被害は全半壊29棟を含む413棟。崖崩れ407件(門司区が最多の175件)のうち54%が、土砂災害特別警戒区域などに指定されていなかった。道路やブロック塀の損壊なども709件起きた。西日本新聞社 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース