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コロナ給付金10億円不正受給事件、リーダー格ら容疑者3人を再逮捕

高嶋将之、山口啓太2022年11月29日 22時00分 新型コロナ対策の持続化給付金計約10億円を不正受給したとされる事件で、警視庁は29日、詐欺グループのリーダー格とされる会社役員谷口光弘容疑者(48)=住所不定=ら男3人を詐欺容疑で再逮捕した。同庁は3人の認否を明らかにしていない。 捜査関係者によると、谷口容疑者ら3人は2020年7~8月ごろ、70代女性と60代男性の計2人を個人事業主などと偽る内容で給付金を申請し、現金計200万円を国からだまし取った疑いがある。 同庁は、谷口容疑者らのグループが計約1780件の不正申請に関わり、約960件で計約10億円の給付金をだまし取ったとみて調べている。(高嶋将之、山口啓太)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

違法動画サイトに誘導する「リーチサイト」開設容疑 法人を書類送検

 違法アップロードされたアダルトビデオ(AV)のサイトへ誘導する「リーチサイト」を開設したなどとして、宮城県警は29日、ウェブサイト運営会社=東京都豊島区=を著作権法違反の疑いで書類送検し、発表した。同区の代表社員の男(50)も15日に同容疑で逮捕しており、男は調べに「広告収入を得るためだった。会社は節税目的で開設した」などと話しているという。 AV制作会社などが加盟するNPO法人「知的財産振興協会」(東京都新宿区)によると、リーチサイトの開設で法人が摘発されるのは初めてだという。 県警サイバー犯罪対策課によ…この記事は有料記事です。残り258文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

世田谷区が花火大会での消費税などを申告漏れか 金額規模など調査へ

 東京都世田谷区は29日、区が共催する「たまがわ花火大会」など複数の催しで、消費税などの申告漏れがあった可能性があるとして調査を始めたと明らかにした。今後、納税の要否や金額の規模などが確認でき次第、公表するとしている。 この日の区議会本会議で、桃野芳文議員(無所属・世田谷行革110番・維新)の一般質問に答えた。区によると、同花火大会は地元住民らでつくる実行委の主催。区は共催者で事務局を担う。区の説明ではこうした催しは一般的に、物販などの「課税売上高」が1千万円以上の場合、消費税の納税義務が生じるという。 区によると、2019年など…この記事は有料記事です。残り419文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

熊本空港アクセス鉄道整備ルートで合意 大手半導体TSMC進出受け

長妻昭明2022年11月29日 19時48分 熊本空港(熊本県益城町)とJR豊肥線を結ぶ空港アクセス鉄道整備計画について、熊本県とJR九州は29日、検討していた3ルートの中から肥後大津駅(同県大津町)と熊本空港を結ぶルートとする方針で合意した。県は12月県議会での議論を経て正式決定する方針。運行開始は、早ければ2034年度末になる見込み。 この日、蒲島郁夫知事が福岡市のJR九州本社を訪れ、古宮洋二社長と会談した。肥後大津ルートの場合、整備費約410億円の3割を上限にJR九州が負担することや、設備の管理を自治体が担う「上下分離方式」を検討することなどに同意する確認書を取り交わした。 空港アクセス鉄道については、県が18年にJR豊肥線の三里木(同県菊陽町)、原水(同)、肥後大津の各駅からそれぞれ分岐して延伸する3案を検討し、19年にJR九州と三里木ルートで合意。しかし昨年11月、世界的な半導体メーカー台湾積体電路製造(TSMC)の県内進出を受け、県はルートの再検討を表明。今年9月に肥後大津ルートが費用対効果が最も高いとの試算を公表し、県が設置した有識者会議も同ルートが妥当との結論を出していた。 蒲島知事は会談後、記者団に「JR九州と同じ方向を向いて取り組むことを確認できたことは大きい。できるだけ早く方針を決めたい」と語った。(長妻昭明)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東京都立大教授の宮台真司さん、大学で切りつけられ負傷 男が逃走

2022年11月29日 20時24分 29日午後4時15分ごろ、東京都八王子市南大沢1丁目の都立大南大沢キャンパスで、「男の人が切りつけられた」と目撃者の男性から110番通報があった。 警視庁によると、同大学教授で社会学者の宮台真司さん(63)が男に刃物で首付近を切りつけられた。宮台さんに意識はあり、命に別条はないとみられるという。同庁が殺人未遂事件として男の行方を追っている。 南大沢署によると、男はキャンパス内の路上で宮台さんの頭を後ろから殴った後、刃物で首付近を切りつけ、駆け足で逃走したという。 男は身長180センチ前後で黒っぽいジャンパーとズボン姿。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「生涯かけて罪と向き合うべき」 堺市父弟殺害、大阪地裁が判決

松浦祥子2022年11月29日 20時30分 堺市で2018年に父親と弟を殺したとして、殺人などの罪に問われた無職足立朱美被告(48)=同市南区=の裁判員裁判で、大阪地裁は29日、無期懲役(求刑死刑)の判決を言い渡した。弁護側は無罪を主張していたが、坂口裕俊裁判長はすべての起訴内容を認定し「一定の計画に基づいて2人の命を奪った悪質な事案で、生涯をかけて罪と向き合うべきだ」と述べた。 判決によると、被告は18年1月、同市中区の実家で父親の富夫さん(当時67)に多量のインスリンを注射して低血糖脳症などに陥らせ、約5カ月後に死亡させて殺害した。同年3月には弟の聖光(まさみつ)さん(当時40)を睡眠薬で眠らせ、実家のトイレで練炭を燃やして一酸化炭素中毒で殺害するなどした。 裁判では、2人を殺害したのが被告かどうかが主に争われた。 判決は、富夫さんが低血糖状態になった際、一緒にいたのは富夫さんの妻と被告だけだったと指摘。被告はスマートフォンで「低血糖死亡」と何度も検索していたことなどから、インスリンを投与したのは被告だと判断した。富夫さんが低血糖状態になった後も長時間放置しており、殺害の意図もあったと認めた。 聖光さんの死亡についても、事件前、被告宅に練炭が配送されていたことや、聖光さんの遺体から被告に処方された睡眠薬の成分が検出されたことなどから、被告による殺害と認定。パソコンに残っていた聖光さん名義の遺書は被告が作成したもので、練炭自殺を装って殺害したとした。 そのうえで量刑を検討。聖光さんの殺害は「父親殺害の罪をなすりつける目的で、生命軽視の程度は大きい」とした一方、富夫さんを殺害した動機は不明だとし「死刑の選択が真にやむを得ないとまでは言えない」と結論づけた。(松浦祥子)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

出身大「難しくない」 2% 規制緩和、小学校若手教員に影響?

 小学校の20代の教員が、出身大学の入学難易度を「難しくない」と答える割合が、他の年代より高いことがわかった。文部科学省の委託で、どんな人が教員になっているかを探った初の全国調査。分析した龍谷大の松岡亮二准教授(教育社会学)は、小学校教員免許を取れる私立大が増えたことや教員採用試験の倍率低下を背景に「かつてなら採用されなかった人が教員になっている可能性がある」と指摘しつつ、「難関大卒の教員が子どもにとってよいかどうか分からず、さらに調査する必要がある」と話す。 調査は「教員の資質能力の育成等に関する調査研究」。その中で、出身大の「一般的な入学の難しさ」について「難しい」「まあ難しい」「ふつう」「あまり難しくない」「難しくない」「わからない」の6択で質問した。 結果、「あまり難しくない」「難しくない」と解答した正規教員の割合は、小学校では20代が26・7%と30代(14・8%)の倍近くに。40代(11・6%)、50代(11・5%)の倍以上になるなど高かった。自分の出身大が難しくないと考える小学校若手教員が増えています。なぜなのでしょう.龍谷大の松岡亮二准教授が考えた理由は・・・。 中学3年の時の成績の自己評…この記事は有料記事です。残り1037文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東京都立大キャンパスで大学職員が切りつけられ負傷 男が逃走中

2022年11月29日 17時24分 29日午後4時15分ごろ、東京都八王子市南大沢1丁目の都立大南大沢キャンパスで、「男の人が切りつけられた」と目撃者の男性から110番通報があった。 警視庁によると、同大学職員の男性が男に刃物で首付近を切りつけられた。男性に意識はあり、命に別条はないとみられるという。同庁が傷害事件として男の行方を追っている。 南大沢署によると、男はキャンパス内の路上で男性の頭を後ろから殴った後、刃物で首付近を切りつけ、駆け足で逃走したという。 男は身長180センチ前後で黒っぽいジャンパーとズボン姿。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

クリスマス彩るポインセチア、出番待ちずらり 熊本県山鹿市

2022年11月29日 17時30分 クリスマスを彩る観葉植物ポインセチアの出荷が、最盛期を迎えている。熊本県山鹿市のチブサン洋花園のビニールハウスでは、出番を待つポインセチアがずらりと並び、赤と緑のクリスマスカラーで埋め尽くされている。 同洋花園では、10月下旬から12月中旬まで、4種類、約1万3千鉢を九州各地に出荷する。「室内に真っ赤な植物を飾り、暖かい冬を迎えてもらえれば」と話している。12月9~11日には直売会を開催予定。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

結婚相手は似た人になりました 中井美穂さんが語る父への思い

 10年前、がんで79歳で亡くなりました。私に知識があれば、治療選びや痛みへの対処をもっとやってあげられたのに、との悔いがあります。今、がんの啓発に関わるのは、父へのそんな思いもあってのことですね。 日本航空の社員でした。仕事で米国にいたときに私が生まれました。パイロットなどではなく、ごく普通の会社員。東京の健康管理室で働いたり、モスクワ支店長を務めたりしました。 幼い頃は、よく公園に連れていってくれました。優しくてかっこよくて、大好きでした。母よりも私のことの方がきっと好き、なんて思っていました。 父は、父の伯母の養子に入り、私にとっては祖母となったその伯母と私、弟、母の計5人で暮らしていました。祖母はしつけに厳しく、昔の価値観が強い人。専業主婦の母は細かく言われて大変そうで、私はよく祖母に反発していました。 例えばお風呂は「家長」の父が最初。六つ下の弟が生まれたとき、祖母たちが「男の子だ」と喜ぶ様子に、「私は?」と違和感を抱いたこともあります。 ただ、父は単身赴任の経験もあり、洋服の片付けや料理など、何でも自分でできました。結果から言うと、似たタイプの人(元プロ野球選手の古田敦也さん)と結婚しましたね。 「好きなようにやりなさい」と私の進路に口出しすることはありませんでした。ただ、アナウンサーとしてテレビに出たり、プロ野球ニュースを担当したりというのは思いもよらないことで、驚いていました。「顔と名前が出るから責任があるよ」「組織の一員なんだから」なんて言っていたのは、会社員経験からの助言でしょう。 私は30歳で結婚するまでず…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル