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かれんに育つ秋の味覚 山里に広がる真っ白な「じゅうたん」 奈良

林敏行2022年9月29日 21時00分 奈良県桜井市の笠地区で、ソバの白い花が見頃を迎えている。 一帯は標高約500メートルの山あいで寒暖の差が大きく、ソバの生育に適している。農地活用や特産品づくりのため、地元農家が1992年に栽培を始めた。今年は約19ヘクタールの畑で栽培している。 順調なら10月下旬に刈り取り、「ソバの実」となる種を取る。11月中旬には地区にある食堂「笠そば処」で、新ソバの提供を予定している。 花は10月上旬ごろまで見られるが、強い雨が降ると花が下を向くなど、天候の影響を受けやすい。(林敏行)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

みきゃんも後押し 愛媛県警独自の「大人も手を上げよう」運動

中川壮2022年9月29日 21時59分【動画】「大人も手を上げよう」運動を呼びかける愛媛県のキャラクター「みきゃん」=中川壮撮影 愛媛県のイメージアップキャラクター「みきゃん」が29日、松山市内の信号機のない横断歩道で、愛媛県警が取り組む「大人も手を上げよう」運動の盛り上げ役を買って出た。秋の全国交通安全運動の一環。 「大人も手を上げよう」運動は信号機のない横断歩道などでの交通事故を減らそうと、県警が6月に独自に始めた。きっかけは県警内で「子どもは手を上げることを学校で習うけど、大人ってやっていない」という意見が出たことだった。県警の調査では、手を少しでも上げると車の停止率は1・6倍高まるという。 子どもがするように手を頭の上まで高く上げることまでは求めない。恥ずかしがらずに手を「ちょっとでも」上げて、横断の意思を示すのがポイントだ。 みきゃんはこの日、歩行者と一緒に横断歩道を渡るなどした。チャームポイントである短い手を目いっぱいほおの高さまで上げ、懸命に運動の周知を図っていた。(中川壮)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

北朝鮮、複数の弾道ミサイル発射か、EEZ外に落下の模様

2022年9月29日 21時02分 防衛省は29日、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと、同日午後8時50分すぎに発表した。政府関係者によると、ミサイルは複数発とみられ、北朝鮮から日本海側に発射され、日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したとみられるという。海上保安庁は落下物に近づかないよう注意を呼びかけている。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「ママ友」赤堀被告が控訴 福岡・5歳児餓死で懲役15年判決

2022年9月29日 21時06分 福岡県篠栗町で2020年4月、碇(いかり)翔士郎ちゃん(当時5)を餓死させたとして、保護責任者遺棄致死の罪などに問われた母親の「ママ友」赤堀恵美子被告(49)が、懲役15年の一審判決を不服として控訴した。28日付。 福岡地裁は21日の判決で、赤堀被告が翔士郎ちゃんの母親碇利恵被告(40)=同罪で懲役5年の判決、控訴中=の生活全般を支配し、翔士郎ちゃんを保護しなかった主導的立場と認定した。赤堀被告は無罪を主張していた。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

中ロ艦艇、鹿児島県の大隅海峡を通過 共同航行は昨年10月以来

2022年9月29日 21時13分 防衛省は29日、中国海軍とロシア海軍の艦艇計7隻が鹿児島県の大隅海峡を通過し、東シナ海に抜けたと発表した。この7隻は日本海でともに軍事演習に参加した後、北海道北の宗谷岬を通過して日本列島を半周した。中ロ艦艇による共同航行は昨年10月以来、2回目。中ロ連携の動きが加速している。 同省によると、この7隻のうち6隻は3日、北海道の西側の日本海を航行し、機関銃を射撃するのが確認され、4日には北海道の北側の宗谷岬を通過。ロシアの駆逐艦1隻も続き、オホーツク海周辺でロシア軍の軍事演習「ボストーク2022」に参加したとみられるという。 その後、これら7隻は太平洋上で合流したとみられるが、26~27日にはロシアと中国の艦艇が別々に日本の太平洋側で確認された。その後、再び合流して27日午前9時ごろ、高知県の室戸岬の南南東約260キロを航行。28~29日に鹿児島県の大隅海峡を通過後、東シナ海で隊列を組んで航行したという。 山崎幸二統合幕僚長はこの日の会見で「中国とロシアの海軍の連携が以前にも増して図られている。しっかりと関心を持ち、警戒監視をしていきたい」と述べた。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大阪公立大病院長に中村氏、ようやく不在解消 病院側と法人側が対立

浅倉拓也2022年9月29日 16時58分 大阪公立大は29日、医学部付属病院長に現副院長の中村博亮(ひろあき)氏(64)を任命すると発表した。任期は10月1日から2025年3月末。4月に発足した同大学の付属病院長をめぐっては、病院側と大学を運営する公立大学法人大阪側が対立し、不在となる異常事態が続いてきた。 中村氏は整形外科学の教授で、4月から病院長職務代理者も務めてきた。 病院長人事については1月末、前身の大阪市立大医学部の教授らでつくる選考会議が、当時の市大学長だった荒川哲男氏を候補者に選んだが、法人の西沢良記・理事長が「天下り的」などとして任命を拒んだ。 その後、対立が続いていたが、8月に新しい選考規定のもとで新たな選考会議が立ち上がった。新規定は候補者の条件を、同大学(統合前の大阪府立・市立大を含む)で学長経験がないことや、70歳未満であることと定め、荒川氏は対象から外れていた。 法人の西沢理事長は「混乱を招いたことに、患者さま、地域のみなさまをはじめ多くの方々に改めておわび申し上げます。新たな病院長の下、特定機能病院としての役割を果たし、より一層高度な医療を展開する」などとするコメントを発表した。(浅倉拓也)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

旧統一教会の相談窓口訪問、全都道府県で確認 「組織的」と消費者庁

2022年9月29日 17時41分 「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の関係者が各地の消費生活センターを訪れ、「相談があれば連絡をしてほしい」などと求めていることを受け、実態調査を進めていた消費者庁は29日、教団関係者を名乗る訪問が47都道府県すべてで確認されたと発表した。 調査では都道府県を通じて、消費生活センターや消費相談窓口を設ける市町村に訪問の有無などを確認した。訪問は8月下旬~9月上旬に集中しており、「相談がきたら自分に回してほしい」「相談情報を教えてほしい」といった内容が多かったという。 新井ゆたか長官は同日の定例会見で「全国的な動きと言っていい。時期的にも非常に集中しているので、一定の組織的な動きだったと考えざるを得ない」と話した。さらに、「個々の相談段階で事業者からの要請に基づいて相談情報をお伝えすることはない」と強調。教団や事業者全般に対して、「やめていただきたい」と述べた。 訪問の箇所数などについては「数が問題ではなくて、全国的にあったということが消費者庁としては問題だと思っている」と述べ、明らかにしなかった。 教団の広報担当者は9月上旬の朝日新聞の取材に対し、「(訪問は)各地で独自に行っている」と説明した。旧統一教会問題2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

旧統一教会がテレビ局と出演の3弁護士を提訴 「名誉毀損」と主張

2022年9月29日 18時20分 テレビ番組での弁護士らの発言で名誉を傷つけられたとして、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」が29日、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」に出演した紀藤正樹弁護士と本村健太郎弁護士、TBS「ひるおび」に出演した八代英輝弁護士と、各テレビ局に、計6600万円の損害賠償や謝罪放送などを求めて東京地裁に提訴した。 訴状によると、7~9月の放送で弁護士らは「信者に売春させていた事件まである」「布教活動自体が違法だと裁判所で認定されている」などと発言。教団は、いずれも事実ではなく、教団の社会的評価を低下させたと訴えている。 「売春」発言について弁護士は「日本では細かく信者が分かれている」などと前置きしていた。会見した教団側によると、提訴前に「(教団本体ではなく)分派についての指摘だった」という説明を受けたが、「分派のことなのか教団本体のことなのか、分かりにくい表現だ」と主張した。 「布教が違法と認定」との発言に対しては「自主的に活動していた信徒の個別の伝道行為が違法だと認定されたが、教団の布教活動が違法だと認定されたわけではない」と述べた。 TBSは「訴状を受け取っておらず、コメントを差し控える」、読売テレビは「訴状を確認し対応を検討する」との談話を出した。旧統一教会問題2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

クレーンから資材落下し作業員死亡 現場所長ら3人を書類送検

2022年9月29日 14時00分 東京・赤坂のビル建設現場で昨年3月、クレーンから落下した鉄の資材に当たって男性作業員が死亡する事故があり、警視庁は29日、工事を請け負っていた中堅ゼネコン「高松建設」(大阪市)の現場所長の男性(55)ら3人を業務上過失致死容疑で書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。 送検されたのは、現場所長のほか、工事を監督する立場にあった男性会社員(29)と同社の下請け会社の社員でクレーンを操作していた男性作業員(48)。 事故は昨年3月9日午前11時半ごろ、東京都港区赤坂4丁目の建設中の10階建てビルで発生。クレーンでつり上げられていた鉄の資材(1個あたりの重さ5・6キロ)計112個がバランスを崩し、うち48個(計約270キロ)が約30メートル落下して地上にいた作業員の長田正吾さん(当時43)の頭などを直撃した。長田さんは搬送先の病院で死亡が確認された。 警視庁は、資材が落ちる可能性があるにもかかわらず、クレーンの直下を人が往来していた状況を問題視。現場所長ら3人が立ち入りを禁じるなどの指示をしなかった結果、長田さんを死なせた疑いがあると判断した。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「明日死ぬ、悲しまないで」妻慰めた死刑囚 元刑務官が見た前日告知

 死刑の執行を2日前に告知され、実際に執行されるまでの死刑囚の肉声が録音されたテープ。死刑にかかわった経験がある識者に聞いてもらい、感想や考えを語ってもらった。弁護士 野口善国さん 私が刑務官だった時も、前日には拘置所長が告知していた。(テープを聴いて)当時の風景が浮かんだ。親族との面会の様子にしても、執行の流れにしても。 経験と違うところをあえて言うなら、職員が非常に親切に死刑確定者に接しているということぐらいだろうか。「遠慮なく、何でも言って」とか「最後ですから(死刑囚の手を)しっかり握ってやってください」とか。 ここまで温かくやれていたかどうか。どんなことをした人でも、できる限り人間的にしてあげようという配慮が伝わってきた。「心情の安定」のためには、重要なことなのではないか。 私が執行に立ち会ったのは1971年末か年明けの頃。所長が告知した相手は、強盗殺人罪に問われた男だった。「明日死ぬ」となって動揺が周囲に伝わってはいけないので、ほかに収容者がいないフロアに移ってもらい、屈強な警備隊員で24時間監視していた。「最後のお願い、いいですか」 握手した彼 妻とおじが電報を受けてすぐ…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル