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「どうせ見ずに流すだろうと」 ネット中傷容疑の男が語った投稿理由

 東京・池袋で3年前、暴走した乗用車で母子を失った松永拓也さん(35)をSNS上で中傷したとして、愛知県内の男(22)が28日に書類送検された。男は今月、朝日新聞の取材に応じていた。主なやりとりは次の通り。 ――なぜ、あのような投稿をしたのか 大阪の別の交通事故のことを知ってもらおうというか、(大阪の事故の)感想を述べようと思っただけで。一部、携帯の不具合で打っちゃった部分もある。 ――投稿を後に消したのはなぜ 本人を傷つけてしまったし、いろんな人から批判を受けたので。申し訳なくなって消しました。 ――3年前の(松永拓也さんが妻子を失った)事故のことは知っていたか はい。もちろん知っています。 ――松永さんに対してうらみを抱くとか、中傷する意図はあったのか いや、特にないです…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

発見された11人全員の身元確認 船の捜索は波高く難航 観光船事故

 北海道の知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明となった事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)は28日、海上や海底の捜索を続けた。事故発生から6日目となったが、28日朝の時点でなお15人の行方がわからず、範囲をさらに広げて捜索している。 地元の斜里町によると、これまでに発見されて死亡が確認された11人について、家族らの立ち会いによって全員の身元が確認されたという。1管本部は11人のうち、東京都や香川県、千葉県、佐賀県、福島県の計6人の確認ができたとして、名前を発表している。 28日も1管本部などの船や…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

俳優の岡本健一さんが紫綬褒章 コメントで9条引用、世界平和を訴え

 学術や芸術などの分野で功績のあった人や団体をたたえる2022年春の褒章の受章者が28日付で発表され、俳優の岡本健一さん(52)が紫綬褒章を受章した。岡本さんはジャニーズ事務所のユニット「男闘呼組(おとこぐみ)」で活動し、近年は舞台俳優として活躍してきた。 岡本さんは、「これから先も、その時でしか感じられない生の時間を大切にして、何色もの世界を彩り、心を豊かにする『作品』を創り上げ、より多くの方々にお届けし続けることを誓います」とするコメントを寄せた。コメントで、戦争の放棄をうたった憲法9条と同じ表現を引用して平和の大切さに言及し、「一刻も早く、世界が平和になることを願っています」と結んだ。 コメントの全文は以下の通り。 「戦争」という惨(むご)い…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「2段階認証コード教えたら報酬」中高生を勧誘、新たな詐欺の手口か

 ネット銀行の口座開設などの際に携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)に送られる認証用コードを、携帯電話番号とともに教えると報酬を払うという勧誘を宮崎県内の中高生が受けていたことが分かった。県警は詐欺などに悪用される恐れがあると注意喚起している。 県警サイバー犯罪対策課によると、中高生は4月4日、SNSで知り合った人物から「電子マネーで報酬を支払う」と持ちかけられ、相手の言うとおりに認証コードなどを伝えたという。生徒はネット銀行の口座を開設され、家族の指摘で警察に相談して発覚した。勧誘してきた人物は「紹介料を支払うので、友人に広めてほしい」とも伝えてきていたという。 認証用コードは、アカウント開設やログイン時の2段階認証のため、登録した携帯電話番号に送られてくる数桁の数字。このコードを使えば、利用者と違う携帯端末からでもログインなどが可能になる。悪用すると、利用者になりすまして不正なSNSのアカウント開設やネット銀行の口座開設、ネットでの買い物も可能だ。 県警は、詐欺グループが事情…この記事は有料会員記事です。残り104文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「何かあってからでは遅い」学校の安全願う祖父 防球ネット事故1年

 宮城県白石市の市立白石第一小学校で、校庭の防球ネットの支柱が折れ、直撃した児童2人が死傷した事故から27日で1年となった。市は4月27日を「学校安全の日」と定め、市内14の小中学校や幼稚園などで、児童や教員の安全意識を高める集会を開き、安全点検などを行った。 同小では午後1時半ごろ、体育館と一部オンラインで集会を開き、2~6年生約290人が集まった。今年4月に同小に赴任した千葉英一校長は「痛ましい事故を二度と起こさないよう、安心安全な学校づくりに取り組んでいく」と語った。その上で「危ないと思う場所があったら、小さなことで構わないので先生に教えてほしい」と呼びかけた。児童らは静かに話を聞き、黙禱(もくとう)した。 事故は昨年4月27日午後3時ごろ起きた。市教委などによると、放課後の校庭で、男子児童数人が防球ネットに寄りかかるなどして遊んでいたところ、ネットを支える木製支柱1本が折れ、児童2人に直撃。6年生の松野翔慎さん(当時11)が頭を打って死亡し、もう1人はあごの骨を折るなどの重傷を負った。 教職大学院教授や1級建築士らによる市教育委員会の事故調査委員会のまとめによると、支柱は1989年に設置されたと推測される。木製電柱を再利用したとみられ、表面には多数の亀裂があり、支柱内部まで達するものもあったという。 教職員らは毎月、支柱を点検していたが、危険は見逃されていた。 調査委は、学校に設置物の情報を登録する仕組みがなく、教職員らが支柱の古さを認識できていなかったことや、教職員に点検の専門知識がなく、具体的なマニュアルもなかったことが、見逃しにつながったと結論づけた。 市教委はその後の昨年11月…この記事は有料会員記事です。残り798文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

赤い屋根は流された モスバーガー創業者の地元に再建した店舗の歩み

 大手ハンバーガーチェーン「モスバーガー」の創業者の出身地は岩手県大船渡市だ。東日本大震災当時、陸前高田市にあった陸前高田店は津波で流され、その後、後継店舗として大船渡店が完成し、営業を続けてきた。「復興のシンボル」だった同店は27日、節目を迎えた。開店10年――。 前日の26日、大船渡店の開店10周年などを記念し、モスバーガーを運営するモスフードサービスの中村栄輔社長は達増拓也知事を表敬訪問した。中村さんは「(津波で流された陸前高田店について)なんとか復活させたいという思いだった」と当時を振り返り、達増知事は「モスバーガーの創始者が出身というのは岩手県の誇りだ」と話した。 モスバーガーは、1972年に大船渡市出身の故桜田慧さんが東京都板橋区に1号店をオープンさせた。同市に店舗はなかったものの、陸前高田市の店舗は多くの市民に愛されていた。 しかし、同店は東日本大震災の津波で店舗ごと流されてしまった。震災の半年前、改装の打ち合わせで同店を訪れていた中村さんは、店の赤い屋根が津波に流される写真を報道で見て、衝撃を受けたという。 中村さんは震災の3週間後に再訪した。だが、街は様変わりしていた。「店を復興のシンボルにできないか」。早期に店を再開させたい思いをノートに書き連ねた。土地のかさ上げといった大規模な工事が行われる陸前高田市での再建は断念せざるをえなかった。代わりに創業者の出身地の大船渡市での再建を決めた。 再建する店は、プレハブやコ…この記事は有料会員記事です。残り241文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

松山の「みかん電車」、通年運行スタート つり革にミカンの精巧模型

 松山市中心部の路面電車で冬季限定だった「みかん電車」が、4月16日から通年運行を始めた。精巧なミカンの模型が施されたつり革が特徴。どの路線を走るかはその日の朝に決まるという。運行する伊予鉄グループ(同市)の担当者は「松山城や道後温泉のような観光名所の一つになれば」と話している。 みかん電車は、愛媛県産のかんきつをPRしようとJA全農えひめが企画。伊予鉄が昨年1月、期間限定で運行を開始した。 ヘッドマークや車両側面に「みかん電車」と記し、つり革34本それぞれに温州ミカンのプラスチック製模型がついている。 窓の上や運転席後ろなど車内のポスター計40枚はすべて、「紅まどんな」「清見タンゴール」「せとか」など地元産かんきつをアピール。一方で車体がオレンジ色なのは、以前から変わっていない。 みかん電車は昨年1~4月と昨年11月~今年4月、断続的に計10週間運行した。ツイッターやインスタグラムで「愛媛に行ったらみかん電車に乗ってみたい」「ミカンのつり革を見てみたい」「本物そっくりで思わず食べてしまいそう」などと多くの反響があったことから、伊予鉄が主体となって通年運行することにした。 運行する全38両のうち、み…この記事は有料会員記事です。残り155文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

4億円で磨きをかけた豪華すぎるトイレ カーペットにVIP用個室も

 ドライブなどの合間に、豪華すぎるトイレで一息――。年間600万人以上が利用する「刈谷ハイウェイオアシス」(愛知県刈谷市)の「デラックストイレ」が今春、約4億円かけてリニューアルされた。豪華さに磨きがかかったトイレは、新たな「名所」として、大型連休中も多くの利用客が見込まれている。 「デラックストイレ」は、伊勢湾岸道のパーキングエリアに直結する「刈谷ハイウェイオアシス」内にある。古代ローマの建築をイメージした白い建物で、アーチ状の庇(ひさし)やガラス張りの外観が目を引く。 中に入ると、男性用・女性用ともに床全面にカーペットが敷かれ、トイレとは思えぬ高級感が漂う。男女合わせて48個ある個室は、広さや壁紙のデザインがすべて異なるなど、こだわりが随所に見られる。 「VIP」用の個室もある…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「振興予算を求めるより…」 ウチナーンチュの担当相が語ったその心

 「ヤマトンチュ(本土の人)になりたくて、なり切れない心」 1985年、朝日新聞記者に「沖縄の心とは」と問われ、こう表現した戦後沖縄の保守政界の重鎮がいた。78~90年に県知事を3期務めた故・西銘(にしめ)順治(じゅんじ)だ。 三男でいま沖縄・北方担当相を務める西銘恒三郎(こうさぶろう)は、父の言葉について「肌感覚で分かる世代だとは思う。コンプレックスみたいなものかな」と話す。復帰50年を機にインタビューし、西銘親子にとっての沖縄振興について聞いた。 順治は日本の最西端、与那国島で生まれた。米軍統治下の沖縄でローカル紙社長、那覇市長を務め、72年の本土復帰にあたり衆院議員に当選。知事に転じた。 経済や米軍基地問題で本土との格差是正を訴え、85年には県知事として初訪米して基地縮小などを国防総省に要請。県立芸術大学を創設するなど伝統文化の振興にも力を注いだ。 恒三郎は84年から数年間、知事秘書を務めた。政府主導の沖縄振興をめぐるやり取りで苦悩する父の姿を垣間見ていた。 「あの頃は知事よりも官僚が強かったんだよね。衆院議員をした後だったからよけいに感じたのかもしれない。なかなか思うように進まなくて、酒が入った後、『糞(くそ)の役にも立たぬ官僚どもが威張りやがって』とぼやく時もあった」 本土復帰前後は、恒三郎は那覇市の高校生。「1年365日の野球馬鹿だったが、高校時代に知人の家族が米軍関係者の車にひかれて亡くなった」と振り返る。県議から国政へ転身した当初は、自民党の部会に出ると「話し方がおかしい」という視線を感じた。 ただ、「ウチナーンチュ(沖…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「店長に頼まれた」だまして誘い込みか 弁当店のベトナム人女性殺害

 大阪市淀川区の建物2階で4日、階下の弁当店で働くベトナム国籍の女性が遺体で見つかった事件で、強盗殺人などの疑いで逮捕された住人の元運送会社員、山口利家(としや)容疑者(59)が開店前に店を訪れ、1人でいた女性に「店長に頼まれたことがある」とうそを言い、自室に誘い入れていたことが捜査関係者への取材でわかった。 大阪地検は27日、山口容疑者を強盗殺人と死体遺棄の罪で起訴した。 女性は弁当店アルバイトのボ・ティ・レ・クインさん(31)=同市西淀川区花川1丁目。大阪府警によると、店の防犯カメラに3日午前8時35分ごろ、山口容疑者が開店準備をするクインさんに声をかけ、2人で店を出る様子が映っていた。 捜査関係者によると、山口容…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル