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自宅療養3日目、娘「外で遊びたい」 我が家救った折りたためる遊具

 新型コロナウイルスの感染拡大で幼稚園や保育園の休園、小学校の学級閉鎖が相次いだ。屋内で子どもをどう遊ばせるか、頭を悩ませている家庭も多い。テレビを見たり、ゲームで遊んだりする時間が増えるなか、人気の遊具もある。 おもちゃ販売大手の「日本トイザらス」によると、コロナ禍のいま、トランポリンやジャングルジム、すべり台などが売れている。ネットを張ってセットすれば、自宅のテーブルが卓球台に早変わりする卓球セットも好評という。 広報担当者は「公園遊びをお家でできること、体を動かして運動不足解消になることが人気の理由」と話す。都内の店舗では、部屋が狭くても遊べる折りたたみ式の商品の売れ行きがいいという。 我が家も「屋内鉄棒」を購入した。1月末、長女(5)がコロナに感染したのがきっかけだ。 自宅療養を始めて3日目、娘…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

最近地震多くない? 地下のプレートに何が… 過去の特徴と比べると

 最近、地震が多い――。関東に住む人はそんなことを思っているかもしれない。確かに、3月末から今月に入り、東京都や千葉県で震度4や3を観測する地震が相次ぐ。地下で何が起きているのか。 4日午後10時29分、東京23区のほか茨城、埼玉、千葉、神奈川の4県で最大震度3を記録する地震が起きた。その2分後には東京23区、横浜市で最大震度2の揺れ。震源はいずれも千葉県北西部だ。 同じような場所では3月31日にも起きている。午後8時52分、千葉県沖の東京湾を震源とする地震が発生。千葉市花見川区で最大震度4を観測した。 これらはいずれも震源の深さが60~73キロと近い。 さかのぼると、昨年10月7日、東京都足立区や埼玉県川口市などで最大震度5強を観測した地震も、震源の位置が最近の地震とよく似ている。このときは日暮里・舎人(とねり)ライナーが脱輪する被害も出た。 昨秋のこの地震と、最近の地…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

はき古すと虹色に…幻のジーンズ 工場水没からの復活劇

 はき古すうちに濃紺が虹色に変わっていく不思議なジーンズ。4年前に工場が水害に見舞われ、100本のみを残してこの世から消えかけた幻の品が、この春に復活を遂げた。岡山県の山あいの小さな縫製会社が生み出した独自の製品、そして再生産を実現させたものとは――。 「レインボー」と銘打ったデニムをつくっているのは岡山県津山市の「内田縫製」。国産ジーンズブランドの下請けをしながら、6年前からはオリジナルブランドを手がけるようになった。 ブルージーンズの生地は、白い糸を染料のインディゴで藍色に染めた縦糸と、染めていない横糸で織る。縦糸は糸の中心まで染まりきっていない。はいているうちに表面が擦れて白っぽくなっていく。 一方のレインボー。 新品は一見、ふつうのジーンズと変わらないが、製法に秘密が隠されている。 レインボーの縦糸は白い糸を…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

田んぼは「負債」、耕さないと負担だけ 放棄地を防ぐにはどうすれば

 田んぼが「負債」と呼ばれている。もうけが薄く、耕さないと負担だけになる。子や孫に受け継げるのか。 さいたま市東部を流れる元荒川沿いの田園風景は、10年ほど前から数軒の農家を中心に守られてきた。耕作放棄地が出ないよう、川沿いの約80ヘクタールのうち約30ヘクタールの田んぼをお年寄りなどから借り、耕している。 兼業農家の三城貴広さん(50)は田植えの時期が近づくと、30カ所に点在する農地を出勤前に見回るのが日課になる。午前4時台に水を入れ、朝食を食べてから出勤前に水を止めに寄る田んぼもある。地盤がやわらかい場所は、時速10キロほどの小型トラクターに乗り換えて見回る。移動距離は毎日約17キロにも及ぶ。 専業農家の金子利光さん(46)も毎朝5時からの巡回を欠かさない。仲間が管理する田んぼのあぜに穴が開いていれば、「来る時間がなかったのかな」とそっと直す。 評判は口コミで広がる。 仲間の小島信昭さん(56)が権利者100人から借りている田んぼは計18ヘクタール。10年前から増え続けている。後継ぎがいないお年寄りから「貸すから耕してほしい」と頼まれることが多い。10年前の3倍に増えた農地の多くは点在し、効率的ではない。「1人では20ヘクタールが限界かな」 この地域は江戸時代中ごろの新田開発から米作りが盛んだが、いま瀬戸際にある。■赤字ぎりぎり、それでも…この記事は有料会員記事です。残り551文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

全身タトゥーの「道場破り」と対決 空手の達人がつくる沖縄そばの味

おでかけ関西 ちょっとウラ話 鋭い眼光。分厚い拳のたこ。 「フシュー」 独特の呼吸法から突き、蹴りを繰り出す。72歳とは思えない素早い動き。毎日2時間のウォーキングを欠かさず、足腰を鍛えている。 「体を維持しておかんと、危険なのがちょこちょこ来るからね。『道場破り』とかな」 沖縄料理屋「ぴないさーら」を訪ねると、店主の喜屋武(きゃん)邦夫さん(72)が道着姿で迎えてくれた。 1階が食堂、3階が空手道場になっている。喜屋武さんは厨房(ちゅうぼう)を出て道場に立つと、身長160センチながら大きく見える。剛柔流8段、琉球空手の達人だ。 腕自慢が他流試合を挑んでくる「道場破り」。猛者たちと、何度も対峙(たいじ)してきたという。 例えば、10年前――。 稽古に励んでいると突然、若い男が乗り込んできた。 男は上着を脱ぐと、全身に入れ墨があった。ただ者ではない身のこなし。格闘技を相当やり込んでいるように見えた。 鋭い正拳突きを繰り出してきた。 喜屋武さんは、その瞬間を見…この記事は有料会員記事です。残り1606文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大人が導く「だるまさんが転んだ」 コロナで減る外遊び、どうすれば

 長引くコロナ禍の影響で子どもたちの運動不足が懸念されるなか、「外遊び」に注目が集まっている。公園で新しい取り組みを始めた自治体が出てきたほか、子どもたちがより自由に遊べる環境作りも広がりつつある。 「じゃあ、行くよー!」 2月下旬の平日午後。東京都江戸川区の本一色児童遊園に、元気な子どもたちの声が響いた。普段の公園と違うのは、そこにビブスを着た大人が一緒に遊んでいること。子どもたちに遊びを教える「プレーリーダー」として区の委託を受けたスポーツトレーナーの斎藤俊祐さん(32)だ。 この日は、午後3時半ごろから斎藤さんが公園にいた子どもたちに声をかけ、一緒に大縄跳びを始めた。最初は小学校低学年の児童6人ほどだったが、次第に参加する児童が増加。だるまさんが転んだを始めた頃には、高学年の子を含め、10人以上が参加した。 輪に加わった小学3年の女子…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

咲いてイスタンブール 関門海峡望む斜面に7色チューリップ 山口

 山口県下関市の火の山公園内にある「トルコチューリップ園」で、色とりどりのチューリップが見頃を迎え、関門海峡を望む山の斜面を鮮やかに彩っている。 下関市とトルコ・イスタンブール市は、海峡が縁で1972年に姉妹都市を締結。下関市は、2007年に35周年を記念してイスタンブール市から寄贈された球根を植え付け、翌年チューリップ園を整備した。 市公園緑地課によると、7品…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

社会学者の見田宗介さん死去 84歳 「現代社会の理論」

 著書「現代社会の理論」「気流の鳴る音」など幅広い著述活動で知られる社会学者で、東京大学名誉教授の見田宗介(みた・むねすけ)さんが1日、敗血症で亡くなった。84歳だった。葬儀は近親者で営んだ。 1937年東京都生まれ。60年に東京大学文学部社会学科を卒業。65年に同大学院を満期退学後、東京大学教養学部で講師、助教授を務め、82年に教授に就任。退官後、98~08年には共立女子大学教授を務めた。 社会心理学、現代社会論が専門。社会科学的な分析の明晰(めいせき)さとともに、詩的で直観的な対象の把握と文体が結びついた独自の視点とスタイルの研究、評論活動で注目された。60年代には流行歌や文学作品、映画、新聞の人生相談欄など、数量化されない質的データの社会学的分析を試み、「価値意識の理論」「近代日本の心情の歴史」などにまとめた。 70年代には論文「まなざしの地獄」で連続射殺犯の永山則夫を考察。真木悠介(まきゆうすけ)のペンネームで「人間解放の理論のために」「現代社会の存立構造」を発表し、現代における個人と社会構造のつながりを論じた。 74~75年にメキシコ大学…この記事は有料会員記事です。残り247文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

【写真まとめ】上皇ご夫妻、63回目の結婚記念日 国民に寄り添う姿

2022年4月10日 5時00分 上皇ご夫妻は10日、63回目の結婚記念日を迎えました。長野・軽井沢のテニスコートでの出会い。そして、戦没者慰霊や被災地へのお見舞いなど、国民と寄り添う「平成流」の象徴天皇像を二人三脚で築きました。お二人の歩みを貴重な写真で紹介します。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

もし、ゼレンスキー大統領が脱出したら… 非難しないと言えますか?

メディア空間考 奥山晶二郎 ウクライナ情勢が刻々と変わる中、何らかの理由で、ゼレンスキー大統領がウクライナから脱出したら……。合理的な説明があっても、非難する気持ちをおさえられない人が出てくるだろう。私もその一人になるかもしれない。 先日、ツイッターの音声生配信機能「スペース」を使って、約20万人にフォローされる人気アカウント「たられば」さんとウクライナを巡るSNS上の情報について語り合った。 シェークスピアを引用するなど様々な工夫が施されているゼレンスキー大統領の演説。彼が証明したのは、SNSで語られる物語の強さだ。その秘密について一緒に考えた。古典に詳しい「たられば」さんは、それをスマホから届く「睦言(むつごと)」と表現する。 人々の心をつかむ物語の強さ…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル