ニュース

沖縄の米兵、また酒気帯び容疑で逮捕 「酒抜けたと思った」

光墨祥吾2021年12月31日 16時08分 沖縄県警は31日、米海兵隊基地キャンプ・シュワブ(名護市など)所属の三等軍曹マーシャル・ジョセフ・ライス容疑者(23)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。前日に酒を飲んだと話し、「仮眠をしたので、酒は抜けたと思った」と容疑を否認しているという。 沖縄の米軍基地内では新型コロナウイルスの大規模なクラスター(感染者集団)が発生するなか、12月21、25、29日に計3人の米兵が同容疑で逮捕されている。 宜野湾署によると、三等軍曹は31日午前7時45分ごろ、宜野湾市大山6丁目の国道で、酒を飲んだ状態で車を運転した疑いがある。警察官が、方向指示を出さずに車線変更をした車を発見し、調べたところ基準値の約3倍のアルコールが検出されたという。(光墨祥吾)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

プロスキーヤーが北海道のスキー場再生、芦別で正月にオープン

能田英二2021年12月31日 16時30分 プロスキーヤーが、休業中だった北海道のスキー場の再生に乗り出した。スキーシーズンだけではなく、新たに通年型のアウトドア施設をめざして営業を始める。 2022年の正月にオープンするのが「M’s resort Ashibetsu(エムズリゾートアシベツ)」。北海道芦別市の中心部からほど近い旧・国設芦別スキー場は、営業不振で2020年3月に休業した。 スキー場を運営していた芦別市は、指定管理料(委託料)なしの条件で指定管理者を公募したが、昨年の応募はゼロ。今年10月、札幌市でスキーのオンラインスクールなどを手がける「サンフレーク」を経営する吉田勝大さん(31)が応募し、指定管理者に選ばれた。 吉田さんは北海道スキー技術選手権で優勝経験のある実力者。「スキーの魅力を広めたい」と、プロスキーヤーとして10年近くレッスンやイベント出演してきた。スキー場の閉鎖を知り、「スキーをフックに、地方創生を絡めて盛り上げたい」と応募した。 芦別市は「星の降る里」として満天の星で売り出しているものの、吉田さんはこれまでのようにスキーやスノーボードの愛好者だけをターゲットにしていては、商機を見いだせないと考えた。 そこで吉田さんは、年間を通してスキー場一帯を使って楽しむことを提案する。今後、サウナを設置したり、キャンプ客も受け入れたりすることで、通年の需要を取り込む。 ファミリーや若年層に受け入れられるよう、ラウンジには掘りごたつ風のテーブルを設置した。施設内には札幌で営業するカフェの支店が出店し、中華料理の専門店もできる。吉田さんは「お薦めのスキー場は? と尋ねられることが多かった。自分たちの手でお薦めできるスキー場に育てたい」と語る。(能田英二)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

作品制作中に火花引火、やけど負った女子大学生死亡 事故原因を調査

中村尚徳2021年12月31日 11時33分 栃木県警宇都宮中央署は30日、文星芸術大学(宇都宮市上戸祭4丁目)の美術学部3年、西岡洸(たける)さん(21)が作品制作中にやけどを負い、入院先の病院で死亡したと発表した。署は、大学の安全管理に問題がなかったかなどを調べている。 署によると、西岡さんは12月22日午後2時ごろ、大学構内の屋外でグラインダーという電動機械で鉄板を切断中、火花が衣服に引火し重いやけどを負った。病院で手当てを受けていたが、やけどに伴う蘇生後脳症で30日午後6時25分ごろ、死亡した。 大学によると、西岡さんは総合造形専攻。22日は授業はなかったが、大学の許可を得て自主的に立体作品の制作作業をした。引火しにくい作業着や厚手の手袋を身につけるなど、安全対策は取っていたという。大学は事故原因などを調査するため、23日、学内に安全対策調査検討委員会を設けた。(中村尚徳)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「ど根性植物」を見つけた男性、触発されてコラムを書いた

 街角にある立ち入り禁止を示す立て札。鉄でできた太さ5センチほどあるその支柱の中でたくましく育つ植物が、人目を引いている。閉ざされた空間で成長し、上部のふたをものともせず空へと伸びた姿。強い生命力に心引かれた男性が、勤め先のニュースレターで取り上げた。 「退路を断ち、目的を一つに絞った時のエネルギーはすさまじい」「私もこの姿勢は見習いたい」 愛知県小牧市と名古屋市に店舗を構えるトレーニング施設「ワールドウィング雲水グループ」が、毎月発行しているニュースレターの12月号に、そんなコラムが載った。題材は、小牧店(小牧市大草)の前にある立て札の支柱の中で育った「ど根性植物」だ。 コラムを書いたトレーナーの宇都宮裕(ひろし)さん(41)が10月末、存在にふと気づいた。「初めて見たときは、えっ、どうなっているの?と思いました」 支柱の中にたまたま種が入っ…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

日本海側を中心に大雪、新潟・長野などに警報発令 さらに強まる恐れ

2021年12月31日 13時15分 日本上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、31日は北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となっている。気象庁は新潟県や長野県などに大雪警報を発令し、警戒を呼びかけている。強い冬型の気圧配置は1月1日まで続く見込み。 同庁によると、31日午前11時までの24時間降雪量は長野県野沢温泉村で89センチ、新潟県妙高市関山で85センチ、新潟県津南町で81センチ。同日午前11時時点の積雪の深さは青森市酸ケ湯で246センチ、新潟県津南町で189センチ、山形県大蔵村肘折で164センチとなった。 1日午前6時までの24時間の降雪量は多いところで、新潟県の山沿いで80センチ、関東地方北部で70センチ、長野県で60センチ、新潟県の平地で40センチなどと予想されている。北陸地方では平地でも警報級の大雪になる恐れがあるという。 交通機関にも影響が出ている。JR上越線の長岡(新潟県長岡市)―水上(群馬県みなかみ町)間や飯山線の森宮野原(長野県栄村)―越後川口(新潟県長岡市)間などで上下線ともに始発から運転を見合わせた。東海道・山陽新幹線も岐阜羽島―京都間で速度を落として運行しているため、遅れが出ている。道路では、上信越道で午前10時半現在、一部区間が通行止めになっている。 空の便では、全日空が強風や雪の影響で31日の計54便を欠航とした。稚内や大館能代、庄内、富山、鳥取を発着する国内線が終日欠航となっている。 1日にかけて雪はさらに強まる恐れもあるとして、気象庁は猛吹雪や吹きだまりによる交通障害への警戒などを引き続き呼びかけている。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

年末年始は「トラトラ神社」に参拝いかが 干支にちなんだ生き物展示

臼井昭仁2021年12月31日 9時01分 三重県鳥羽市の鳥羽水族館で30日から、来年の干支(えと)「寅(とら)」にちなんだ生き物の展示が始まった。名にトラ、タイガーが入った5種類。「トラトラ神社」と銘打って作られた社で展示されている。1月3日まで。 虎のような模様があるトラギス、タイガープレコ、タイガーオスカー、ハサミの脚が虎斑(とらふ)模様のカニの仲間、トラフカラッパ。トラザメは卵も展示している。「虎にまつわる生き物はトラフグなどたくさんいますが、その中から厳選しました」と広報担当者。 新型コロナウイルスの感染状況も落ち着いてきたことから同館はこの年末、久しぶりに混雑が続いている。入館料大人2500円、小中学生1300円、3歳以上600円。問い合わせは鳥羽水族館(0599・25・2555)。(臼井昭仁)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

進路から脱線しません!合格願い「五角堂」 上毛電鉄、お守りも販売

星井麻紀2021年12月31日 9時37分 脱線することなく、ゴールしますように――。上毛電鉄の中央前橋駅の構内に、受験生のための恒例の「五角(合格)堂」がお目見えした。 同社は1928年の開業以来、一度も脱線事故を起こしたことがない。五角堂の前には、日々の安全運行を支えた枕木とレールで作った「五角椅子」が置かれ、ここに座って合格を祈願する。堂の内部には「ご神木」の枕木が鎮座。今月10日には、学問の神様をまつる菅原神社(前橋市下石倉町)の長尾悦治宮司が祝詞(のりと)を捧げて入魂した。 大木充身駅長は「受験生のみなさんには、進路に向かって頑張って欲しい」。同駅と西桐生駅では、社員手作りのお守り4種類(1個350円)も販売。どれにも枕木の一部が忍ばせてある。高校受験生向けの「合格祈願乗車券」も、各中学校などで販売する。(星井麻紀)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

金曜の夜に小さな彩りを 東京・祖父の写真館で始めた「お花やさん」

 花を置こうかな、この常夜灯の下に。時間は金曜の日暮れから。名前は「よるだけのお花やさん」にしよう。 澤田鈴子さん(42)は、そんな思いで今年7月から「お花やさん」を始めた。場所は、自身が運営する「澤田写真館」(東京都文京区本駒込)の軒先。金曜の夕方になると、階段の一段一段に、赤、白、紫と色鮮やかな花を並べる。立てかけた黒板には「1本からお気軽にどうぞ♪」とチョークで書いた。 店員はいない。道行く人が足を止め、一輪手に取り、箱の中にお金を入れていく。写真館の玄関に掲げられた常夜灯の明かりの下で、花と客との静かな会話が夜遅くまで続く。 お花やさんを始めた頃、都内では新型コロナの感染が拡大していた。東京五輪の開幕が2週間後に迫っているのに、街に活気はなく、夜になると周辺の店が次々と閉まっていった。 静まりかえる街を見て、鈴子さんは思った。「帰り道のコンビニで必要な物だけを買う生活では、心がくたびれてしまう。季節を感じたり、きれいなものを見たりしないと」。真っ暗な夜に、小さな彩りを。1週間頑張ったご褒美にささやかな安らぎを。そんな願いで、金曜の夜、花の無人販売を始めることにした。 夜にした理由は、もう一つあった。大好きな祖父、政恒さんからの教えだ。■「街が暗いと危ない」 祖父…この記事は有料会員記事です。残り1177文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大みそかに探し回った誕生日ケーキ 世界って誰かの優しさで回ってる

 息子2人を育てている40代主婦のwaruyoiさん。 毎年、「大晦日(おおみそか)にどこでケーキを買うか」を悩み続けてきた。 12月31日生まれの次男(小6)の誕生日ケーキだ。 地元の店は休みだったり、この時期は予約しても誕生日用を注文できなかったり。 これまでは、ママ友のクレープ屋さんに無理を言ってケーキを作ってもらうなどしてきた。 長男の誕生日は本人のリクエストを聞いて好きなケーキを選んでいるので、申し訳なく思っていた。    ◇ 2年前、人気のケーキ店が大晦日も営業していることを知った。 しかも、誕生日ケーキを作ってくれるという。 一昨年、昨年と注文し、今年も予約しに行った。 その日は店員が忙しかったため、オーナーであるパティシエが接客。 受け取り希望日を伝えた後、思わず「大晦日にすみません」と謝ってしまった。 するとパティシエは「いや、実は……」とはにかんで、大晦日に営業する理由を教えてくれた。 「大晦日にケーキを食べたこ…この記事は有料会員記事です。残り1002文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「喝!」張本さんから感じた気配りと信念 唐橋ユミさんが語る素顔

 TBS系「サンデーモーニング」のスポーツコーナーで、「喝!」「あっぱれ!」で視聴者を楽しませた張本勲さんが、26日の放送で番組を「卒業」した。 毎朝、何紙もの新聞を隅々まで読んで放送に臨んでいたが、歯に衣(きぬ)着せぬ「喝!」は物議を醸すこともあった。 ただ、ともに番組を作ってきたアナウンサーの唐橋ユミさんは「ハリさんの『喝!』には、ずっと見ているよ、という優しさと愛がありました」と語る。 「喝!」を出した後の楽屋で、「どうだったかなあ」と漏らすこともあったという。 「とてもシャイな方なんです。あの姿を見たら、みんなハリさんを好きになっちゃうと思います」とも。 コロナ前の番組の宴会。実家が福島の酒蔵の唐橋さんに、張本さんは日本酒を何本か持ってくるよう頼んだことがあった。そのお酒で盛り上がった宴会当夜のこと。 唐橋さんは張本さんからお金…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル