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安倍氏の不起訴は「不当」 市民団体、検察審に申し立て

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に開いた夕食会をめぐる収支を政治資金収支報告書に記載しなかった事件で、安倍氏を不起訴(嫌疑不十分)にした東京地検特捜部の処分は不当だとして、告発していた市民団体が検察審査会に審査を申し立てた。26日付で申立書を郵送したという。  申し立てたのは「税金私物化を許さない市民の会」。同会の代表は取材に「問題発覚後も安倍氏が事情を把握していなかったのはあまりにも不自然。関係者の聴取も十分に尽くされていない」と話した。  特捜部は24日、2016~19年の4年分の収支報告書に、安倍氏側の補塡(ほてん)分を含む計約3022万円の収支を記載しなかったとして、政治団体「安倍晋三後援会」代表の公設第1秘書を略式起訴した。安倍氏については「収支報告書の作成に関与した証拠は認められなかった」などとして不起訴にした。 拡大する会見で、頭を下げる安倍晋三前首相=2020年12月24日午後6時4分、国会内、上田幸一撮影 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

【写真まとめ】佳子さま26歳に 歩みを振り返る

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佳子さま26歳 オンラインを活用、ビデオメッセージも

 秋篠宮ご夫妻の次女佳子さまが29日、26歳の誕生日を迎えた。宮内庁によると、佳子さまは今春以降、新型コロナウイルスの影響で外出する機会が減ったが、ご一家とともにオンラインを積極的に利用して活動しているという。  同庁によると、佳子さまはオンラインを使っての活動を35回行った。9月には、第1回から参加し続けている「第7回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」をオンラインで視聴し、手話によるあいさつを収録したビデオメッセージを寄せた。  10月には、日本のガールスカウト運動100周年を祝う「国際ガールズメッセ」のプレイベントにビデオメッセージを寄せ、オンラインで鑑賞した。このイベントのテーマで国連が掲げる目標の「ジェンダー平等を実現しよう」について、幅広く情報を集めて考えたという。(杉浦達朗) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

屋根まで水没の家残す 清掃ボランティアに押された背中

 7月の記録的豪雨から間もなく半年。被災後に初めて迎える年の瀬を、仮住まいで過ごす人たちがいる。住宅約4600棟が全半壊した熊本県では、約4200人が仮設住宅などに身を寄せている。住み慣れた地を離れての暮らしに不安はつきまとう。見守りの取り組みも始まった。  豪雨で氾濫(はんらん)した球磨(くま)川が注ぐ八代海に面した芦北町女島(めしま)。海辺の仮設住宅に川口重子さん(85)は一人で暮らす。「今年は神棚と仏壇のお飾り(正月飾り)もできんでしょうね」。28日、玄関口でつぶやいた。  豪雨の時、20キロ近く離れた球磨川沿いの集落にあった自宅で、首まで水につかった。水に浮かんだ畳の端を必死につかみ、台所の物置の上に逃れ、暗闇の中で水が引くのを待った。「あと30分水が引かんかったら、死んどったです」。仏壇も何もかも流された。20代で嫁ぎ、60年以上暮らしてきたが、もう住めないと思うようになった。  被災後、熊本市内の長男宅に身を寄せた。だが、住み慣れた集落とは違い、野菜を育てる畑もない。家にこもりがちになり、いつしか口数も減った。「あげな都会には住めん」。9月に仮設住宅に入った。  60戸ある団地での新たな暮ら… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

熊本豪雨、一時836人身を寄せた最大の避難所が閉所

 熊本県南部の球磨(くま)川流域を襲った7月の記録的豪雨で、人吉市の施設「人吉スポーツパレス」に設けられた指定避難所が28日、閉所した。一時836人が身を寄せるなど、被災地最大の避難所となっていた。市によると、この日午前、最後に残った60代の男性1人が応急修理の済んだ自宅に戻った。  20人が死亡し、2800棟を超す住宅が全半壊した人吉市は、7月4日の被災当日からスポーツパレスに避難所を設置。熊本県内では7月12日時点で、計212カ所の避難所に最大2512人がいた。  市内では今月までに13団地380戸の仮設住宅が完成、345世帯が入居している。松岡隼人市長は「(最大の避難所にいた人々が)ここで年を越すことなく閉所できたのは、ありがたく思う」と語った。  残る県内の避難者は計11世帯24人となった。ホテルなどの宿泊施設(みなし避難所)に10世帯21人。1世帯3人が避難するあさぎり町の旧校舎も年内に閉所予定で、公共施設に設けた避難所はすべてなくなるという。(村上伸一) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

党員集め「名前だけでいい」と指示 維新・森議員認める

 日本維新の会の森夏枝・衆院議員(比例近畿)が2018年度に党員を募集する際、事務所関係者に「名前だけで構わない」と指示していたことがわかった。森氏が取材に認めた。18、19年度に集めた党員延べ99人分の党費について、事務所の事務局長だった父親が肩代わりしたことが判明しているが、森氏はこれまで関与を否定していた。  この問題は10月に発覚。党費は1人年2千円で、父親が肩代わりしたのは計19万8千円に上る。森氏が代表を務める日本維新の会京都3区支部の事務担当者でもあった父親は、担当者が党員獲得の際に党費を受け取ってこなかったので「自分で出してもいいと思った」としていた。  森氏は党員集めについて、「党費を集めるのは難しいと思った」「『難しかったら名前だけでいいです』とは言った。足りない分(の党費)は父親が立て替えた。それをよしとした私に責任がある」と釈明。これまでの説明については、「(党員集めをした人を)守りたかった。迷惑をかけたくなかった」と述べた。説明を一転させた理由については、「正直に話すことにした」と語った。  一連の経緯を「反省している」とした上で、「党員になりたくなかった人もいた中で、『2、3年前の2千円を払って』というのは難しい」と、党費回収は困難との見方を示した。  党費肩代わりは、選挙区内の住民への寄付行為を禁ずる公職選挙法に抵触する恐れがあるとの指摘については、「党員になることに財産的価値はないので、寄付行為にはあたらない」との認識を示し、今後に記者会見を開くつもりはないとも話している。  森氏は17年の衆院選に京都3区で立候補し、比例区で復活して初当選した。(高井里佳子) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

DHCの文章、ヘイト条例に基づく調査申し立て NGO

 化粧品大手ディーエイチシー(DHC、東京)の公式オンラインショップに吉田嘉明会長名で在日韓国・朝鮮人に対する差別的な文章が掲載されている問題で、多文化共生を目指す「コリアNGOセンター」(大阪市生野区)は28日、大阪市ヘイトスピーチ抑止条例に基づき調査するよう市に申し立てた。  条例は、ヘイトスピーチが市内で行われたり、市民に対して行われたりした場合、市がヘイトスピーチをした人の名前の公表やネット上の書き込みの削除要請などを行うと定めている。センター代表理事の郭(カク)辰雄(チヌン)さんは28日の記者会見で、吉田会長名の文章では大阪市に本社があるサントリーの名前を挙げているとし、「条例の対象になると考える。在日コリアンを不当におとしめる文章を掲載し続けることは看過できない」と述べた。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ショウガ焼きが鍋に? きじまりゅうたさんのひらめきで

 料理研究家のきじまりゅうたさんが簡単レシピを動画で丁寧に教える「親子で挑戦!きじまりゅうたのおうちごはん!!」。今回は冬だから食べたい鍋料理を紹介します。具材を多数用意しなくても見栄えが良く、野菜もたっぷり食べられる、きじまさん流レシピです。  今回は「ショウガ焼きしゃぶしゃぶ鍋」。みんな大好きなショウガ焼きが鍋に? きじまさんのアイデア鍋は材料を切って用意しておけばすぐに完成。忙しい年末年始にオススメです。 【材料(作りやすい分量)】 豚バラしゃぶしゃぶ用:200g レタス:1/2個 水菜:1/2パック(100g) モヤシ:1パック(250g) だし昆布:10センチ A 水:1リットル しょうゆ:大さじ4 砂糖:大さじ2 みりん:大さじ2 ゴマ油:大さじ1 おろしショウガ:大さじ1…

転落巻き添え死の施設、屋上フェンス高くし電子錠 梅田

 大阪・梅田の商業施設「HEP(ヘップ) FIVE(ファイブ)」で10月、屋上から男子高校生(17)が転落死し、下にいた女子大学生(19)が巻き添えで亡くなった事故で、施設を所有する阪急阪神不動産は28日、屋上に通じるドアの鍵を関係者以外が開けられないように改修した、と明らかにした。高さ1メートル程度だった屋上のフェンスも約2メートルにする。  事故は10月23日夕に発生。転落した高校生は施設10階の従業員専用フロアから屋上に侵入したとされる。屋上へのドアは火災などの避難時に備え、誰でも解錠できるようにしていたが、火災報知機などと連動した電子錠に変え、勝手に開けられないようにした。  一方、大阪市は今月23日、屋上を調査。転落した場所のフェンスに法令上の問題はなかったが、一部の高さが建築基準法の要件を満たしておらず、改善を口頭で指導した。同社の担当者は「今後もより安全性の高い対策を講じていく」としている。  大阪府警は死亡した高校生について、通行人を巻き添えにする危険性を予測できた可能性もあるとして、重過失致死容疑を視野に調べている。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

コロナ禍で消えた寺のにぎわい つなぐ糸「切らさない」

 古い町並みが残る大阪市平野区平野本町。高野山真言宗「全興寺(せんこうじ)」では、まだ夜が明けきらぬ午前6時過ぎから朝の勤行が始まった。  底冷えする本堂内に住職の川口良仁(りょうにん)さん(73)の読経が響く。以前は息子らと一緒にしたが、新型コロナウイルスの感染予防で、今は1人。勤行を終え、がらんとした境内を見渡してぽつり。「今年は寺に来てくれる人がめっきり減った。やっぱり寂しいですね」  聖徳太子によって建立されたとの由来があり、堺とならぶ自治都市、旧平野郷の歴史はこの寺から始まったと伝えられる。  住職だった父から跡を継いだのは43歳の時。「仏の教えを伝える機会をつくらなければ、寺は見放される」。危機感から様々な「仕掛け」を打ち出した。  その一つが地獄を再現した「地獄堂」だ。中に入り、閻魔(えんま)像の前にあるドラをたたくと地獄を紹介するビデオが流れる。できた1989年当時は子どものいじめや自殺が相次ぎ、仏の教えを体感で伝えようとお堂を改築した。映像の最後に、「ほかの人を悲しませてはならん。何より自分自身の命を大切にするのだよ」と呼びかける。  本堂の下には、ステンドグラス… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル