東日本大震災で父を失った24歳の息子が農業の後継者に 祖父と二人三脚で40種以上の作物を栽培(FNNプライムオンライン)
「孫は大きな希望の光」・・・ 震災で父を失った息子が祖父の農業の後継者に農作物の収穫に励む吉田凜之介さん(24)。 祖父母が営んできた農家を継ごうと2020年7月、故郷・陸前高田市に戻ってきた。 【画像】育てる作物は年間40種類以上 無農薬でおいしい野菜などが地元でも親しまれている 吉田凜之介さん: 疲れますね、やっぱりしゃがんでると腰が痛くなるし。孫になって味が落ちたと言われるのは嫌なので、頑張ります 震災当時中学2年生だった凜之介さんは、地元の高校を卒業後、神奈川県の大学へ進学。 野球に打ち込む日々を送り、卒業後は盛岡市内の広告代理店に勤めていた。 吉田凜之介さん: 会社に入ってなんかパッとしないというか、なんか心残りというか…。地元に帰ってきたいというのはずっと前からあって。お父さんが好きだったので、お父さんがやりたかったことをやりたいなと 市内で団体職員として働いていた父・利行さん(当時43)。 震災の津波に襲われ、今も行方が分かっていない。 凜之介さんの祖父母にあたる税さんとエイ子さんは、利行さんを失った悲しみを抱え続けてきた。 凜之介さんの祖父・吉田税さん:…