制服があっても私服で過ごす「特別な日」 生徒自ら装い主体性を育む
制服がありながら、私服で過ごせる日を設けている学校がある。生徒が自らを装う服を選ぶことを通じて、主体性を育もうとしている。 自由な格好で登校できる「カジュアルデー」。長野県佐久市にある私立の佐久長聖中学・高校で月1~2回、実施している。 「明日どうする~?」「どうしよう、ガチで迷う!」 前日の夜、女子サッカー部が暮らす寮では、部員たちがクローゼットから私服を取り出しては、コーディネートをチェックし合っていた。 山下琴遥(こはる)さん(18)は迷った末、赤の半袖カーディガンに部員から借りた白のデニムパンツを合わせて「夏らしさ」を演出。「かわいい!」「ありだね!」自室で仲間にお披露目すると褒める声が上がった。 生徒たちが待ちわびる特別な日だが、7年前に導入する際には、反発の声もあった。校長「登校するのが楽しくなる日を」 「制服があるのになぜ?」…この記事は有料記事です。残り740文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル